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自分の中で描いた物語で残せるか、説明できるか


8月に仕事を休むことを決意して、約4ヶ月。
明日(12/8)から、再び職場に戻ることになりました。

「もうすっかり気持ちも切り替えて、戻ることに前向き!準備オッケー!」かと言われるとそんなことはなく。むしろ、指先でつんっとつついたら崩れちゃいそうなくらい、やわやわな精神状態。。


病気欠勤としてお休みをいただいていたので、復職するには産業医の許可が必要とのこと。そのための面談を受けるべく、先日会社へと向かいました。


最終面接で初めて訪れてから、何度も歩いてきた会社への道のり。

内定式のために訪れた時は、「第一志望の会社に入社するんだ!」という、この上ないほどの喜びと、誇らしい気持ちで胸がいっぱいになっていたなあ、とか。

入社式の時だって、これから始まる社会人生活に心躍らせて、晴れやかな気持ちで歩いてたなあ、とか。

そんな記憶が思い出されると同時に、
それなのに、そのはずなのに、今はなんでこんなにも、会社に近づくにつれて息が詰まるような感じがするんだろう。こんなはずじゃなかったのになあって。

堪らず涙が込み上げてきたりもして。


・・・いや、こんな感じでわたし、大丈夫なのだろうか。。笑

自分のことながら不安です。ものすごく緊張もしています。だって、4ヶ月ぶりの仕事。会社。準備しなければ、と、かばんに荷物を詰めようとするも、「会社に行く時って、何がいるんだっけ?」って、そんな状態。いやそもそも、明日の朝、起きれるかな?って、超不安。きっとわたしは今、noteを書いている場合ではなく、早く布団に潜り込んで、心落ち着かせて、あったかくして、眠るべきなんだ。

そう、そうなんだけど、
なんとなく、今どうしても書いて残しておきたいことがあるんです。だから、それだけ。それだけ、書いたら寝ます。なので、どうか夜更かししているわたしを許してください。(?)


・・・


先日参加した「どう?就活」というイベントで、登壇者である団遊(だん あそぶ)さんがこんなことを話されました。

「就職活動をしていて、だんだんと就活シーズンの終わりが近づいてくるとしんどくなってきて”もうや〜めよ”ってことはあると思うんです。それ自体は、ポジティブな選択やと思うんですよね。変化を起こすという意味で。

ただ、そんな時に、”就職活動に疲れちゃってやめた”という意味づけで自分の人生に刻むのは勿体無いと思うんです。せっかく、続けてきたのに。

そこまでのプロセスを自分の人生にどう刻むか、自分はそれまでの時間にこんな形で意味を持たせて刻むんだ、と、そう考える時間を大切にしてほしいと思いますね。」

自分の人生に自分の言葉でどう刻むか。どう意味を持たせるか。

それができていないと、他人の言葉で語られてしまう、とも。


たとえば、「休職した」と話した時、「仕事ってしんどいもんね」「テレワークが進んでコミュニケーション取りづらいしね」そんな風にいうひとがいる。それも確かに数ある理由のひとつではあるんだけれど、「休職」を選択するまでの葛藤や、悩みもがいた時間、迷いながらも自分なりに懸命に仕事に取り組んできた事実。それらはすっ飛ばされて、わたしの「休職」という選択が「しんどいから」という形で語られてしまうことになる。

それって、めちゃくちゃ悔しいし、やるせないし。「いや、勝手に語られてたまるかよ」って、心の底から怒りのようなものも込み上げてくる。

でも、残念なことに自分の中に整理されていないことで、言葉にして説明できないことで、他人の言葉で語られてしまうという事態、わりとよくあるし、これまでもそれで落ち込んできたなあ、って。


・・・

わたしは言語化することが苦手だ。

伝えたいことがうまく伝わらなくて「そうじゃないのになあ」と思ったり、不本意な伝わり方をしてしまって「そんなつもりじゃなかったのに」と思ったり、言葉にしたいなにかがあるのに、どう言葉にしていいかわからず「なんて言っていいかわかんない」と伝えられなかったり。

うまく言語化できないことで、苦しんだり、落ちこんだり、傷ついたり、時には友達を失ったり、たくさんの失敗をしてきた。

23歳になってもいまだに、言語化がへたくそだなあ、と思うことばかりなので、「もう、わたしはそうゆう(言語化がへたくそな)種類の人間なんだよ」と半分諦めている部分もある。


でも、団さんの話を聞いてから、

言語化が苦手だと言い訳をして、他人の言葉で自分の人生を語られるのは嫌だ!嫌すぎる。そう思うようになった。

そんな反骨心のような気持ちに突き動かされて、”言葉にする”ということと向き合って、ちょっと頑張ってみようかな、と思い始めた。自分の人生に刻む言葉は、自分でちゃんと見つけていきたい。

それと同時に、これからの時間にどんな意味を持たせようとするか。それも、大切なんじゃないかと思う。

いわば、心構えみたいなものとして、機能するよな、と。

・・・


復帰を決意していざ職場に戻る、明日からの日々。私はどんなに風に自分の人生に刻もうとしているのか。


職場に戻るのは、切り崩してきた貯金の底が見え始めたから、お金を稼ぐために戻るという理由もあるんだけれど。それだけではなくって。


休職期間を経て、仕事と自分自身のバランスを取ることが必要だと気づけた今なら、頑張れるんじゃないか、辞める決断をする前に、挑戦しておきたいな、という気持ちがあったり。


いずれ辞めるにせよ、配属当時から、面倒を見てたくさん助けてくださった先輩や上司との関係をそのまま(突然休職したまま)の状態にしたくないと思っていたり。

ここにすべては書かないけれど、「なんとなく」の時間にするために、戻るわけじゃない。「再挑戦」だったり、「関係を紡ぐ」ための時間だったり、わたしの中にはちゃんと、どう刻みたいかの意志がある。


その通りに刻めるかどうかは、分からないけれど。
そんな風に刻みたいと思っているいまの気持ちを、ちゃんと大事にしたい。

そして、わたしはわたしとして、その選択をしたのだと、自分の言葉で語れているから、きっと大丈夫なのだと言い聞かせて。

もういっかい、がんばってみることにする。

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