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21/22英プレミアリーグ第30節TOTWHU

Dreamin’ Go! Go!!

試合前情報

勝って負けてを繰り返す不安定なSpurs.対するはトップ4争いで直接ライバルの1チームであるHammers,こちらも年明けから不安定な戦いぶりではあるものの,ヨーロッパリーグではSevilla FCに勝利しベスト8に進むなど地力は間違いなくあるチーム.なおSpursは中3日,West hamは中2日と日程ではSpurs有利.

Spursはいつメンが並ぶ一方,West hamは3日前のSevilla戦からFornalsをMasuakuに変更し戦い方含め通常通りとはいかない模様.

試合内容

結果:3-1 勝利
xG :2.55 - 0.64

疲労の色濃いWest ham相手に前半で2-1とするも,試合を終わらせる3点目が取れるまで緊迫した時間が続いた.失点はコーナーキックからで,セットプレーの守備には依然として不安も.ただ終わってみれば会心の勝利,そしてxGでも大きな差が開いたのは,後半にプラン変更したWest ham相手にも慎重かつ確実な攻め方ができたからだと考える.

Spursはいつも通り,ビルドアップでは中盤2枚と3CBが台形を作って攻撃の基点となる.相手4枚が中盤2人へのパスコースを塞ぎながらプレスするも,ここで中盤2人,特にBentancurの落ち着きと積極性が光る.時に壁パス授受で相手を引き付ける,時にCB間に下りてから前線へ一気に楔を入れるなど,状況に応じ工夫を凝らしてポゼッションを安定化.更に前線3枚がWest ham中央に一人残ったRiceの脇を頻繁に狙いパスを積極的に受けることで,スムーズなボールまわしを演出する.定着してきた”Conte ball”を再現性高く披露し2得点へ結び付けた.

後半は352から433に変えて前線5枚でプレスにきたHammers.Spursはそれでも慎重かつ着実にボールを回して前進しチャンスを作り続ける.特に右サイドが強みに.Kulusevski、Dohertyが大外・インサイドにポジションをとり良い距離間でお互いをサポート.疲れが見える相手守備を出足の速さで置き去りにし、冷静なボールタッチと息の合ったコンビネーションでプレスをひっくり返す.

今後の展望

シーズン残り全てがビッグゲームで,もう不安定な戦いぶりは許されない.今節は鋭い攻撃が脅威のWest ham相手に,冷静に自分たちのペースで試合をコントロールし続けられたことで,大きな自信に繋がるはず.

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