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21/22英プレミアリーグ第14節TOTBRE

未来の私,BUMPのライブ応募忘れて2次抽選に回った自分を叱ってください.

試合前情報

13節が降雪のため延期になったSpursは,昇格組Brendfordをホームに迎えます.前節は不調のEvertonを下したもののそれまでリーグ戦5試合勝利が無かったBeesは中4日,一方SpursはECLでNSムラに不覚を取ってから中6日と,日程のアドバンテージを活かせるか.そしてRomero・Lo Celsoの離脱と控え組の低調なパフォーマンスを受け,Conteがどのようなメンバーで臨むか注目.

ECLでは左CBでフル出場したSanchezが右CBでスタメンに.またリーグ戦前節は累積により出場停止だったSkippがWinksに代わりスタメン復帰.今のフォーメーションだと中盤・前線の5枚はこのメンツが固く,DeleやNdombeleらは相当のアピールが必要になりそうです.

試合内容

結果:2-0 Spurs勝利
xG   :2.07 - 0.23

 Spursはボール保持時,3バック+中盤2枚で相手前線プレスをいなしつつ,機をみて前線3枚に楔を入れ,そこを起点に前進する形が狙いとしてみえる.Son,Lucasが相手3142の1にあたるNorgaardの脇を突くように下りるタイミングを,DierやDaviesが常に意識しており,また楔をスイッチにしてウイングバックが押し上げ前線のサポートに入る形もスムーズで,システマチックに攻撃できた印象.Lucasなんかは以前から相手守備陣と中盤の間で受ける意識が見られていたが,一人でドリブルを突っかけては奪われて逆起点になる場面が多かった.だが今節はLucasが相手CBを釣りだしてからすぐにパスをはたき,釣り出されたCBの裏スペースをSonが突くシーンなど,周囲をシンプルに使いチームによいテンポをもたらす潤滑油的存在に.Gioが求められている仕事だとは思うがウインガーのイメージが強いLucasが今シーズン新境地を開拓しています(Nuno体制から幅の狭い3トップをするときによい連携を時折見せていたが,Conteはおそらくそこの再現性を要求しており,Lucasは見事に応えている).パス精度の向上と強引に前を向くドリブルが格上相手にどれくらい通用するか,今後に期待.

 また守備において前線3枚+中盤2枚で中央を封鎖し,サイドはウイングバック同士が相対する.全員が強度高く当たりに行く前向きな守備で相手のミスを突きショートカウンターの形を何度も作り出すことに成功します.またロングボールなどでウイングバックの裏を突かれるなど陣形を崩される場面では,そのケアにSkipp,Hojbjergが走る.中盤2人は前方の中盤封鎖と背後のケア両方が求められ,このバランス感覚が非常に難しいが概ねこなせていました.特にSkippは攻守の切り替えのスピードもさることながら見かけによらず体の無理がきき,本当に頼もしい存在に.チーム全体としても帰陣の早さが印象的で,Conteらしさが浸透してきているのかなと感じます.
Beesは後半途中から投入されたJensenがよくボールを引き出しパスでSpurs守備を崩す場面が徐々に増える.後半30分ごろにWinksをLucasに代えて投入し,中盤を3枚に増やして対応.中央は最後まで封鎖し,外からのクロスにはキーパー・CB陣が集中して対応.ほとんどチャンスを作らせずに完封勝利.

今後の展望

怪我で主力を欠き不振の相手とはいえ,目に見えて試合運びが上向いたSpursが見られてうれしい.ただチャンスをものにできない場面や相手に自陣侵入を許す場面など課題もみえ,まだここから折り返しまで正念場が続くと予想されます.Conteの言うように辛抱強く,期待したい.

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