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22/23英プレミアリーグ第3節TOTWOL

試合内容

結果:1-0 勝利
xG :1.47 - 0.69

MOTM(プレミア公式):I. Perisic
MOTM(ファン投票) :I. Perisic

レーティング(WhoScored.comより)

引用:WhoScored.com
https://www.whoscored.com/Teams/30/Show/England-Tottenham

雑感

手堅く守り,少ない決定機をものにできた.前節はKoulibaly・Cucurellaに封じ込められた右サイドのKulusevski・Emersonコンビだったが,今節はドリブルとクロスからの決定機創出で存在感をみせた.
左は初先発のPerisicが華麗な跨ぎからのドリブル突破,正確なクロスなど輝きを放った.決勝アシストまで決め,”Conteがよく知るIntel時代の”彼を見ることが出来た.Sonがどちらかというと中に絞りがちなため,大外からの単独での突破力は右サイド以上に求められる気がするが,Perisicこそその役割に最適なラストピースなのかも.
Romeroが不在で右CBはSanchezが今季初出場・初先発となったが,アルゼンチン代表選手の不在を感じさせない働きだった.目の前の敵により集中でき,対人能力の高さを発揮しやすいこのポジションは,彼に合っていると思われる.ビルドアップ能力については他のCBに一日の長がある感が否めないが,今後のタイトな日程においては重宝されるものと予想.

世評では内容がそれほどよくないと言われた2,3節.ただConteとしては,想定通りの試合運びができていると感じている模様.このチーム最大の武器である,高速カウンターを最大限に生かす上では,ある程度のボール支配を相手に許すことは許容していると考えられる.実際,被シュート数に対して相手xGは高くなく,守備が機能していることは明白.あとは最終ラインのDierから最前線のKaneまでの距離をなるべく狭くし,コンパクトな守備からの素早い攻撃.それを止められても後ろからの押上げで2次・3次攻撃に繋げていく.この精度をどれだけ上げていくことが出来るか.
Conte就任からここまで,現チームの練度はかなり高まってきたが,悲願のタイトル獲得のためには精度が足りない.誰が,どのようにチームを次のレベルへ上げられるのか.Son,Hojbjergなど細かいタッチミスが気になる選手もいる.新加入組は即戦力化を期待されているものの,Perisic以外は先発がまだなく,戦術的なフィットが待たれる.あとは移籍市場終盤の”Levy Magic”…

8月なのに2点もとってしまったKane.プレミア初先発から7年が経ったワンクラブマンのここまでのプレーは,1年前の彼を思い出させないほどの強い闘志と覚悟を感じさせる.クラブ・代表ともにタイトルを掴んで,来年は彼にバロンドールを獲らせたい.密かにそう思っている次第です.


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