21/07/28 Tottenhamプレシーズンマッチ③

Lamela,Tobyの移籍は悲しい.素晴らしい後継者が来るのを期待.

〇試合前情報

今回はTottenham Hotspur vs MK Donsの試合.

備忘録:東京オリンピックが開幕し,サッカー日本代表はグループリーグ3連勝,久保3戦連発ゴールと絶好調.

MK Dons...2004年に消滅したWimbledon FCが前身だそうで,ロンドン近郊のミルトン・キーンズが本拠地.昨シーズン4部相当から3部相当に昇格した.スパーズファン的にはDeleが育ったチームという印象が強いでしょうか.

ついにDoherty,Reguilonが帰ってきて先発.またEURO組からLloris,Daviesもメンバー入りしています.メンバー外のDier,Winksは移籍か?逆にCarter-Vickersは生き残りか.Ndombeleはお子さんが生まれた都合で欠場が続いている模様.

〇試合内容

433のセットは前2試合と同じでもビルドアップの形は大きく変わっています.センターバックにSkippが絡みパスを散らしますが,試合序盤は相手のハイプレスによって足元を消されるとキーパーまでずるずるボールを下げロングボール,という場面があった.Dele,Johnがボールを受けに下がり始めると落ち着いた印象.そこからの前進は両サイドにおける下図の三角形が崩しの起点.サイドバックもしくは下りてきたインサイドハーフがボールを受け,そこからはテンポの良い短いパス交換,ドリブル,タイミングよく裏抜けなどで何とかしようとする印象です.Sonはあまり下りてこず,裏抜けを狙う場面がほとんど.

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Doherty,Reguilonはオーバーラップするときはあっても,ここまでのプレシーズンマッチのPaskotsiのように高い位置を取り続けることはなかった.しかしこの場合両サイドハーフと縦関係で被り,前線中央のSonが孤立化する問題が生じる.そこでうまく立ち回ったのがDele.左サイドで上述の三角形を形成しながらSonとBergwijnの間のレーンにポジションを取り,機を見て縦パスを送る役割がハマっていた.

Deleのほかにチャンスを演出したのはLucasで,3点のうち2点はLucasがドリブルでサイドから中に切り込み裏抜けしたソンにスルーパスした形でした.個人技に頼る戦術といえばそうだが,まだ戦術を仕込まずフィジカル強化に努めている段階だと思えば納得できるかな.

63分にOUT:Reguilon,Doherty,IN:Davies,Paskotsi.この段階ではまだ4バックのまま.その後SkippがOmoleと交代したところでOmoleが左センターバックの3バックに変更.Paskotsiの攻め上がりも再び.

〇今後の展望

オリンピックまで含めた代表メンバーのコンディションを考えると,開幕戦は今日のメンバーが主体になりそう.Skipp・Dele・Johnでは中盤の守備は物足りないので,後ろの補強もしくは並びの変更が必要だろうとは思います.

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