慶應法学部卒。大学時代の専攻はメディア・コミュニケーション論、政治社会学。考察するオタク。

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最近の記事

Cody・Lee(李)に心を掴まれた件

2024/11/16に開催された、Cody・Lee(李)のライブの帰り道に書き殴った備忘録をこちらに転載しておきます。 Cody・Lee(李)のライブに行ってきた。 何ヶ月も前、親友に誘われるまま応募し、しれっと当選したライブだった。 正直問題、二人とも、直前までライブのことなんてすっかり抜けていたと思う。何となく興味ある映画を見るくらいの心持ちだったかもしれない。 今日ですら、当日だというのに特有のイベント感は無く、気がつけば音楽が始まっていた。 元を辿れば、数年前に出

    • "I WANT"を再考する

      ※2023年8月頃の内容となります。 事情ありこのタイミングでの公開となりました。 ------------------------------- to be continuedした前記事から2週間。その間にも世の中は動き、私はエージェントに登録し、転職の応募をはじめた、訳では無い。どうしてもその前にやらなければいけないことがあると思っている。 0 本題に入る前に 退職しよう…。 そう思いながら、最低限現職の業務をこなすこと、それ自体にストレスを感じる今日この頃。本当に

      • 【雑記】自己分析のエトセトラ

        転職活動〜転職を経て、自分を顧みる時間が圧倒的に増えた。 それも、「自分でこう思う」というわけではなくて、ありとあらゆる自己分析理論を使っていくことでの、結構科学的(?)な自己分析である。 元来私はミーハーなので、もはや常識になってきたMBTIは数年前から意識していたが、ここ最近はそれ以外の概念も取り入れて結構多角的にできているいるんじゃないかと思う。ちょっと鼻高々な感じすらする。 その中で、これまでは分析しても"結果を読んで満足”していたところから、これってもしかして、「

        • 【初心者だけど】スペイン旅行にエティハド航空を推していきたい(レビュー)

          はじめに この度のスペイン旅行(経緯はこちら)は、往復どちらもエティハド航空を利用しました。 さて、エティハド航空をご存知だろうか。 アラブ首長国連邦(以下、UAE)国営(国営の航空会社という存在を私は初めて知りました)の航空会社で、ハブ空港は首都のアブダビにあります。 2003年設立と比較的歴史の浅い航空会社で、日本からスペインの飛行機を調べると基本的に最安値の1つとして出てきますね。 ちなみに航空会社として世界的な評価も高いエミレーツ航空と混同しがちですが、エミ

          雑記 心が疲弊しないように生きる

          終わってしまう。有給休暇が終わってしまう。 本当に幸せな1ヶ月半弱だった。本当に幸せだった。(何度でも言う) スペイン人曰く仕事は天から与えられた罰らしいけど、そんな仕事から解放されているんだから当たり前なんだけど…。ただ、それだけが理由とは思えないほどの満たされ感…自分をここまで幸せにできるんだという驚きがある。 正直、もっと自己研鑽に励めよ、とかもっと自己成長するような過ごし方はあるよな、と何度か思ったものの、やっぱり何にも所属していない時間が貴重すぎて、どうぶつの森みた

          雑記 心が疲弊しないように生きる

          「52ヘルツのクジラたち」

          明け方。白み始めた空。お酒を飲んでから一睡もしていないのだから、もはや二日酔いでもない。眠れずに本を読み始めてしまい徹夜したせいか、さっきから頭がガンガン痛い。それとも、ホットワインのせいか。そうそう、私はワインに弱い。それでも、幸福だったから、全く後悔は無い。 ところで、もうずっと涙が止まらない。 同じ箇所をわざわざ読み返したりして、わざとみたいにずっと泣いている。 なんでだろうと考えたけれど、自分は幸福で泣いているんだと思う。自分を助けてくれる人がいること。自分に幸福な

          「52ヘルツのクジラたち」

          【初心者のための】スペイン旅行で絶対に持っていくべきものリスト

          海外旅行初心者にとって、持っていくもの準備は大きな悩みの種である。 特に、日本国内の旅行であれば「最悪コンビニで買えば良いし…」で済ませられるが、海外旅行ともなればそうはいかない。 日本がコンビニエンスになりすぎた結果、私のように前日の夜から荷物を詰め始める適当人間も出てくるわけである。 前置きはさておき、サイトやYouTubeを見ていると、「これはマスト、これは正直いらない」というのが個人の主観で語られるが、海外旅行初心者の意見はあまり見かけなかったので、私も書き残すこと

          【初心者のための】スペイン旅行で絶対に持っていくべきものリスト

          【初心者のための】2024年冬、有意義なスペイン旅行記を綴りたい

          これは、(ほぼ)初海外旅行(スペイン)へ行った日本文化大好き人間が、カルチャーショックを受けつつ、最高の旅行を完遂でき、なんならスペイン旅行ないし海外旅行をライフワークにしたいレベルで感動したので、自分の備忘録として、そして今まさにスペイン旅行へ行こうとしている誰かへ残すnoteです。 26歳の女性かつ海外旅行初心者としてリアルに感じたことを綴るので、何らかの役に立てれば良いなという思いもあったりなかったりします。 今回の旅行について 『2月か3月くらいにスペイン行きたい

          【初心者のための】2024年冬、有意義なスペイン旅行記を綴りたい

          雑記 幸せ時間を確保しながら貯金も増やしたい

          就職して以来ずっとやろうと思って、4年間放置してきたことがある。 家計管理だ。 私は昔からお金の管理に非常に無頓着であったことから、母親にたびたび怒られてきた。ブランド物が好きなわけでもないし、コレクターの趣味もないからこそだろうが、節約して何かを買うみたいな感覚を昔から持ち合わせておらず、その結果特段贅沢な生活をしている意識はないのに、お金が貯まらないという現状がある。 ちなみに私が元々どの程度無頓着だったかというと、大学4年生のとき、口座残高がマイナスになる(あの日の衝

          雑記 幸せ時間を確保しながら貯金も増やしたい

          2023年、ご自愛log。

          2023年、我々、めちゃめちゃ頑張りましたね… 誰も褒めてくれないのでみんな自分たちで褒めましょう。 東京から広島までの新幹線は本当に長く、もわっとした空気の中で生産的な活動を行う意欲は否が応でも削がれるもの。ぼんやりしていたら新神戸まで来てしまった。あと数時間で2023年が終わるというのに…。 なんとか気持ちを持ち直したので今年最後のnoteを書き留めます。 今年は、2022年の反省を生かし「自分の人生を生きる」という抽象度の高い目標を立てていました。 自分の人生を生き

          2023年、ご自愛log。

          雑記「痛みを抱えて生きていくことはできない」のではないかという意見

          個人的な見解としてだが、自分も、自分のいる社会に対しても、 ついに今、過去から引き継いでしまった”痛み”をいよいよ抱えていられなくなったんじゃないかと思っている。 たとえば自分の話をすると、現職を続けることは、私にとって「痛みを抱えて生きること」を選んだのとイコールである。正直、転職とは本音や現実と向き合い、できることとできないことを明確にしながら、仕事という”義務(考え方によっては罰)”を選んだり選ばれたりすることであり、これはものすごく神経がすり減る行為だと思う。完全無

          雑記「痛みを抱えて生きていくことはできない」のではないかという意見

          きょうの空腹と、転職ブルー

          時々、何を食べたいかわからない夜がある。夕食のメニューが決まらない!という主婦の悩みの類ではない。私は一人暮らしなので、お菓子だろうがアイスだろうが好きなものを食べてもいいし、別に食べなかったところで誰からも責められない。でも、自分はめちゃめちゃお腹が空いているのに、何を食べていいのかわからないという現象に苛まれる。そのくせ、カップ麺は嫌だなとか、コンビニに走るのは面倒だ、お米を炊くなんて待ってられない、と1時間くらいうだうだしてしまう。最終的には、空腹を満たすたために何かし

          きょうの空腹と、転職ブルー

          ある日突然、心が死んでしまった話〜ドラマ「転職の魔王様」が刺さってます〜

          今週の木曜日、それは起こった。きっかけは本当に些細なことだった。 私は4月から担当している取引先に訪問するなり、社長から50分間説教された。 内容の詳細はもちろん伏せるが、まあ概ね正論ではあった。私は法人営業をしていて、君がいかに仕事できていないか、というようなことを一対一で詰められたのだった。 その社長の態度・言動は大袈裟だったような気もするが、確かに求められるレベルのことができていないのは事実だった。私は社長の前で説教を受けながら突発的に泣いた。悲しいとか悔しいとか、そ

          ある日突然、心が死んでしまった話〜ドラマ「転職の魔王様」が刺さってます〜

          多様性なんて言葉で表すのは残酷だと思う〜映画「怪物」のゆるっと感想・考察〜

          1.『怪物』を観るきっかけ これまでに見てきたドラマの中でも、私は『大豆田とわ子と3人の元夫』(2021年、フジテレビ系)が特に大好きである。リアルな数字で3回は見た。松たか子さん演じる大豆田とわ子とその周囲の人々の関わり方を見ていくうち、平凡な自分自身の日常生活に対しても不思議なときめきを感じられるようになった。ドラマで描かれるリアルな描写とほどよいユーモア、そして誰もがふとした時に感じている生きづらさへの解釈が、窮屈な心の救いになってくれるような気がして、今でも定期的に

          多様性なんて言葉で表すのは残酷だと思う〜映画「怪物」のゆるっと感想・考察〜

          「幕が上がる」ということ〜雪のミッドサマーODYSSEY 千秋楽配信感想〜

          今年1月、東京国際フォーラムから出航予定だった「ODYSSEY」号は、様々な難しい局面と別れの悲しみを経て、ついにミッドサマー版として再出航し、本日無事に千秋楽まで完走しました。 1月の公演を上演できなかった公演関係者、観劇できなかったファンだけでなく、この数週間、手に入れていた公演チケットが消失してしまった全ての宝塚ファン(私も含め)にとって、今日の「ODYSSEY」千秋楽上演が心の救いになったのではないでしょうか。ものすごいプレッシャーの中、最後までやりきった関係者の皆

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          【雑考察】冬霞の巴里が描く「究極の愛」(ネタバレあり)

          ※4/10ソワレ初見時点での考察です 『冬霞の巴里』の描くもの結局、この復讐劇で描きたかったものってなんなんだろうと思った訳です。復讐のために生きてきた青年の悲劇?姉・アンブルとの恋とも愛ともつかない特別な関係性?格差社会へのアンチテーゼ? 以下、私なりに簡単にこの舞台のテーマについて分析してみました。 1.復讐劇としての面白さ父親を殺した母親と叔父への復讐のために、ずっと暗闇の中で人生を犠牲にしながら生きてきた青年・オクターヴ(永久輝せあ)が、いざその復讐を達成するた

          【雑考察】冬霞の巴里が描く「究極の愛」(ネタバレあり)