「ドリブンズ・まるこ出せ問題」を語る。

画像20

・深夜のクソゴミおじさん談義


Mリーグ3年目のレギュラーシーズンが終わり。
なんの話題もなくなった、ある日の深夜3時頃

わしがヒマと孤独をこじらせて、ボソボソとつぶやいたネタツイートに、麻雀業界一番の事情通、ライターの福地ちんこ先生から、こんなリプライを受け取った。

画像3


……おいおい。

「丸山奏子はなぜ、毎年10戦以上は試合に出してもらえないのか?」

そのファン長年の疑問の答えを、その理由を、このオッサンはぽろっと語ってしまったのである。おそらく福地先生もわしと同じくヒマと孤独をこじらせていたのだろう。余計なことを言うものだ。

鈴木たろう・最高位戦に移籍騒動の時は、真っ先にたろうプロに電話取材し。わしが園田ネタの漫画を描くたび「園田はそんなやつじゃねーよw 全然園田のこと知らねーだろw」と、空気を読めないリプを送ってくる福地先生のことだ。ドリブンズメンバーをよく知るだけあって、きっと本当のことなのじゃろう。

そんな誰もいない深夜3時にもう一人、同じくヒマと孤独をこじらせて、眠らず悶々と起きていた人がいたようだ。

わしと福地先生がボソボソ語っていた、その30分後。

画像4


ドラフト会議で、次期Mリーガー人気投票1位だったのにも関わらず、どこにも指名されず、生放送で泣いたあの女流プロである。

はたして「効いた嫌なツイート」とやらが、わしと福地先生のやり取りかどうかは、いまだわからない。ただ申し訳ないが、タイミング的に、めちゃくちゃ面白かった。

画像5

あの日ドラフトで落ちた水口プロが、悔しさで泣きはらし、真っ赤になった目でヤケ酒してる写真がアップされた時も。大勢のファンが、応援と励ましのメッセージを送る中、わしがつぶやいたツイートがこれである。

画像6



ひどい。
ブロックされても良いくらいである。

「中年のオジサンはどいつもこいつも、デリカシーがない」


…これは、今回のNote記事において大事なテーマなので、ぜひ最後まで覚えておいてもらいたい。つくづく中年親父という生き物は、若い女性に対して気づかいや思いやりが足りない。デリカシーがない。

それはもちろん、中年親父の選手3人と監督で結成された、赤坂ドリブンズもそうである。


・まるこという名のオポッサム


わしは丸山奏子プロが好きである。

ファンは彼女をこう呼ぶ。
「まるこ」

画像1


2年目のMリーグが開幕する直前、赤坂ドリブンズに獲得されたシンデレラガール。まだまだ若い20代の新人女流プロである。大勢が「水口プロが獲得されるはず!」と予想をしていた中、ヌルリとすべりこんできたダークホースだ。

そのドラフト会議の生中継を、自宅のPCから眺め、丸山奏子(まるやまかなこ)という名前を見た時に、わしが最初に漏らした言葉

「誰だおまえっ!!」


…である。
野生動物番組で、オポッサムを初めて見た時と同じ感想である。
どこに住んでいて、どこで草をはんできた生き物なのか。
そもそも草食なのか。

画像2

まったく知らない女流プロの名前。
もちろんすぐに顔など浮かぶはずもなく。
頑張っても、オポッサムの顔しか浮かばない。

あわててグーグル検索に「まるやま」とカタカタ打ち込み、そのあと「えっと…下の名前、なんだっけ?」と指が宙をさまよう有様である。

検索して出てきた画像は、おそらく宣材写真
今と違って、眼鏡もかけておらず、そこにはとても可愛らしい女性が。抜群に可愛い。同じく、彼女を知らなかった多くの麻雀ファンが「こんな可愛い女流がまだいたんだ!」とニンマリしたであろう。

しかし、わしは違った。
最初に漏らした言葉は、こうだった。

「似顔絵描きづらい、つまんねえ顔のヤツが入りやがったな!」


そう、わしにはデリカシーがない。
親御さんが大事に育てたお嬢さんを勝手に眺めて「つまんない顔」呼ばわりである。自分にもムスメがいるというのに。

似顔絵を描く漫画家にとって、美人ほど描きづらい顔はない。

似顔絵の秘訣
は、対象の個性的なパーツを誇張することが大事なのだ。

例えば「鼻が大きい」「両目が離れてる」「アゴが長い」「額に3つの目が開いている」…などなど。顔バランスの数値が標準よりちょっとでも大きく触れていないかを探し、その数字をわざとさらに大きく増やして、ジワジワと似顔絵を作りあげていく。

画像7

…これは、やりすぎである。
ただの誇張は暴力でしかない。

そこへさらに愛嬌や可愛らしさを足していき、楽しい似顔絵に完成させていく。


しかし、初めて目にした丸山奏子フェイスは、あまりにも綺麗すぎたのだ。
すべてのバランスが整いすぎて、そこにいるのはただの美人である。
これなら同じ美人でも、たまに歌舞伎絵になる水口プロの方が良かった。

舌打ちしながらも、頑張って初めて描いた「まるこ似顔絵」がこれである。

画像8


…イケるか、大丈夫か?
キャラがまだつかめねえ。
上手にイジれるじゃろうか。

漫画を目にして「ひどい!」と泣き出すような新人だったらどうしよう。Mリーグ機構や最高位戦の偉くて怖い大人たちのクレームにより、わしの長年の趣味が終わってしまう。怯えてビクつきながらの作画&発表である。

しかし数日後。

「ふぁ〜〜〜〜ら〜〜〜お〜〜〜〜っ!」と言いながら、笑っておどける、ご本人動画が、どこぞから流れてきたのだ。これにはさすがに驚いた。

わしの不安をよそに、ただの美人は、ただのいい人だったのある。

そしてわしは、その動く丸山プロを眺めて、こう思った。

「こいつ、面白い顔してんな」



画像9


さらにそこからの、見逃し逆転トップという鮮烈なデビュー戦。
ネットがざわついた。とんでもねえぞ、この新人、と。
すげえヤツを、ドリブンズは見つけてきたものだと。

「たとえ見た目が愛嬌いっぱい面白くても、麻雀つまんなかったら、ここぞと叩いてやるからなっ!」とデビュー戦にいやらしい目で身構えた、わしら陰湿系麻雀ファンが「Mリーグに来てくれてありがとうっ!!まるこー!まるこー!」と叫ぶまで、1日もかからなかった。

一瞬でドリブンズの人気キャラとなった、丸山奏子。
わしの漫画も、暑苦しいオッサンの中に可愛いチビメガネがおるだけで、ずいぶんと話が動くようになってきた。もはや「描きやすいキャラ・ランキング」で、茅森・たかはる・に続く3位、ゆえに登場回数もかなり多い

画像10


ところが。

漫画での登場回数は増えていったが、試合の方となると逆であった。
なかなかMリーグの試合に、丸山プロが出てこない。

「最低、これだけの回数は必ず試合に出てください」というMリーグの規定は、10戦である。

これまでの、丸山プロの登板回数。

デビュー1年目、10回
デビュー2年目、10回

そう、まるで「それ以上は試合に出したくない」と言わんばかりの、10戦続きである。さすがに、丸山プロの闘う姿を求める大勢のファンから「丸山さんを出せよドリブンズ!」「何のための育成枠だ、越山監督!」「試合に出さないと勉強にならないだろ!」「ずんたんの顔色、あれ大丈夫?」「とにかく、もっとまるこを出せ!」という野次が頻繁に飛ぶようになった。

1年目が様子見で、とりあえず10戦はまだわかるが。

2年目も10戦は、選手本人にもファンにも寂しすぎる。野次の投稿もさすがに増えてきた。決して下手じゃない。むしろこんな打てる新人がいたのかと、驚きでニューヨークがザワついてるくらいだ。少なくともハギーより負けないし、アサピンよりトップを取れる。てか、普通に上手い。

だのになぜ、頑なにドリブンズは丸山選手を試合に出さないのか?
「だのになぜ」なんて言葉、使ったのは合唱曲「若者たち」を歌った小学生以来ですよ。だのになぜ。

ファンがそう疑問に日々思っていたところの、福地先生のあのツイートである。

ああ…わかってはいたが。
つまり、そういうことか。
そう。


ドリブンズは本音
強いオジサン3人だけで勝ちたいのである。



・ドリブンズのおじさん哲学


「次も賢ちゃんなんで」

そんな越山監督の声で、レギュラーシーズン最終戦を数分後にひかえたドリブンズの楽屋は、わずかな休憩に入った。2戦目のフィナーレを飾る選手には園田プロが選ばれた。1戦目の園田プロが悔しい結果に終わり、それを続投リベンジで、鬱憤を晴らしたい気持ちも強かったであろう。

中年になっても男は、いつまでも心は小学生男子である。
青臭いクソ意地がある。
男は、少年っぽい意地と見栄をなくしたら、そこにはもう加齢臭しか残らない。

中年が使ってる枕は、可愛いカバーがなければ、それはただの腐乱死体だ。

意地は大事なことなのだ。

画像12

「風が吹いてる気がする」と、村上プロが言った。

実際、園田プロは連対続きで調子が上がっていた。ドリブンズはもはや敗退はないだろうという安全なレース位置にあったが、ここで油断せず、一番好調な園田でセミファイナルの切符をしっかり握ろうという判断である。

正しい。

しかしそれは「今年も丸山、10戦登板で終了ね」を告げる声でもあった。

どこぞに去っていく2人の後ろの壁から、ひとつの似顔絵が現れた。

画像12


まごうことなき、園田である。

これが誰だと、名前を書き足すまでもなく、園田である。
少ない線で似せるのは、一番難しい。わしより少ない線である。
対象をよく観察する必要がある。つまりこれはかなり上手い。
見るだけで気持ちがホッコリする、優しく可愛い上等な似顔絵だ。

描いたのはもちろん、まるこ。

画像13

ずっと満面の笑顔を作っていた丸山プロだが、一瞬の会話の切れ間に、少しだけさみしげな顔を見せた。おそらく「早く弁当食いてえな」と思ってるだけだと思うが、ほんの少し(自分の登板を期待していたファンが、残念がるだろうなあ…)も、心の隅によぎっていたかもしれない。弁当のピンクの柴漬けのごとく。

ファンからの熱い登板期待の声は、半分嬉しくもあり、半分は苦痛であろう。
本人ではどうもできないのだ。新人なのだ。

ドリブンズ最後の試合は、園田プロの大健闘もあり、大白熱の名試合で終わった。

「なんで、まるこを出さないんだ!!」と野次るつもりでスタンバイしていたわしも、その素晴らしい試合を前に、その瞬間は野次ることができなかった。

画像14

しかしやはり、そこはモヤモヤが残る。
なぜ今年も10戦なのだ。昨年から成長してないという評価なのか?

そしてセミファイナルで、丸山プロを使ってくれるのか?

そんなモヤモヤの中での、あの福地先生の深夜ツイートである。


画像15

画像16

このオッサンもデリカシーがない。
さすがバツイチ。
でも正直な言葉じゃろう。



Mリーグ2年目を前にして「どのチームも必ず女性選手を入れること」というルールが新たに足された。


実際、女性選手のほうが人気が取れて、エンタメビジネス的にありがたいのである。そして2年目は、女性選手が大活躍の年だったのだ。強くて美しい。そんなのもう、興行的にも、視聴者にとっても得しかない。


しかし、ドリブンズにとっては、迷惑な追加ルールだったのである。

越山監督は、自分が最強と信じる、これぞというベテラン3人の中年親父を選んだ。このメンバーなら勝てる、これ以上はいらないと。

そして実際、シーズン1年目にこの3人で優勝を決めた。

この3人なら無敵だ!来年もイケる!
…と思ってたところに、あの「女性選手を入れてくれ」というルールが降ってきたのである。そこで考えたのであろう。


「ルールはルールで、勝利に最善を尽くす! それがドリブンズの哲学!」

そして

「最善とは、女性選手をなるべく使わないこと!」

そこからの

「それで文句言わなそうな女流! 新人がいい!」

だったのであろうと。

実際Mリーガー候補と噂されていた女流プロは、どれも気の強さが魅力の、中堅選手が多かった。どいつもこいつも、文句を言いそうだ。
愛内プロなど初日から「やせろよ」と、たろうプロに言い放つだろう。


こうして2年目、丸山プロをなるべく使わず、登板回数を規定最低の10戦におさえたドリブンズは、レギュラーシーズンを見事…

7位で敗退
した。

敗退である。
こんなみじめなことはない。


決勝
を戦った4チームは、アベマズに日向藍子、パイレーツに瑞原明奈、フェニックスに和久津晶、サクラナイツに岡田紗佳、すべて新たに獲得した女流プロを、規定以上にガンガン使っていったチームである。

決してどのチームも、新参戦・女流プロが、数字の上では大きな勝因や敗因にならなかった。

ただし、それを支えていくファンの熱度はすこぶる高かった。チームメイトの支えは、なおさらだろう。リーグといえども短期戦、やはりここぞの決め手は気持ちが大きく作用するのではなかろうか。

今年の雷電、セミファイナル進出を決めた最終戦、黒沢プロの執念のアガリ。
普通の選手、普通の試合、普通の舞台なら、とっくに途中で心が何度も折れて、あのゴールにはたどり着かなかっただろう。何が心を支えたのだろう?…と今でも考える。

しかし、そういった「精神論」的なものは、酸いも甘いもいっぱい経験した「バツイチ3人親父たち」には、あまり信じられないものなのであろうと想像する。そこには頼らず生きてきたオジサンたちだ。

一度、夢見て結婚し、現実の厳しさを肌身で知った、そんな3名なのだ。
たかはるとは違うのだ。あれには48歳になった今でも、夢しかない。
眺めて「一度、YouTubeの企画で結婚してみてくれ」といつも思う。あの無邪気さが、うらやましい。スパチャもうらやましい。

離婚は悪いことだとは思わない。
我が家も遅かれ早かれだ。そんな危険をつねにはらんでいる。
さらにわしは、こんなデリカシーのない、ダメ親父である。
綱渡りで結婚13年目。来年はどうじゃろう。

しかし、そんな同種のわしでも気になることがある。


先日、近代麻雀に村上プロを主人公にした漫画が掲載された。

「追憶のM 〜村上淳編〜」

画像17


毎号、Mリーガーの誰かにライトを当てて、そこにいたるまでの人生をドラマチックに描いて紹介する作品で、とても人気である。実際、かなり面白い。

この村上プロの回は、麻雀に夢中になりすぎて離婚にいたった若い頃の失敗を語っており。かっこつけず。赤裸々に気持ちや状況を描いており、とても読みごたえがあった。構成も素晴らしく、原作者と漫画家さんの力量が光っていた。ぜひコミックスされた時は、お求めいただきたいオススメの作品…なのだが。

しかし、この回を読んだ、わしの素直な感想は

「こいつ、わし以上にダメだなw」

なのであった。
村上プロとわしは、同じ45歳である。

若い頃の失敗を漫画で読んで、そう言っているのではない。
現在の失敗を見て、そう思ったのだ。

マジか、と思ったのは、この場面である。

画像18


あの…ね。

お子さんが大きくなって「お父さんが主人公の漫画がある!」と手にとって読んだ時。

どう思うのかな、このシーン…というところに、少し引っかかる。

父親の失敗も、母親の当時も気持ちや行動も。
大きくなったらたぶん十分に理解する。
子供なんて全員、いざ自分が大人になった時、完璧な大人にはなれないことを自分の身を持って知るから。わしもそうだった。いろんなことを理解できる。

でも子供はいくつになっても、母親が悪く描かれていることには傷つくもので。
やっぱいつまでも、大好きな母ちゃんなので。

何に傷つくかって

「父親が、漫画のネタに提供して、OKを出していた」という事実。
母親じゃなく、そんな父親に対し、傷つく。

こういうのは、同じ大人になってからの方が傷つきやすい。

もし母親側が許可を出していても、子供はたぶん、どうしても心に引っかかってしまう。なんで漫画にしようとしたのかな、ファンや読者さんは楽しいかもだけど、自分は全然嬉しくはないよ、と。まだ麻雀が一番なのかな、と。

実際は父親なんてみんな、子供が最優先。子供の将来のことでつねに頭がいっぱい。最善を尽くしたつもりでも、うっかり想像が抜けていることがある。わしも日々、反省ばかりである。

その「抜け」が我々中年の「デリカシーの無さの正体」だったりするわけだ。

わしもダメな中年だが、もっとひどいな、と苦笑いをしてしまった一面である。

で、実際この原作をもらったのが、もしも、わしだったら。

もちろん喜んで漫画にするんだけど。
もっと悪く描く。
人の家の子供なんて、知ったこっちゃないからな。仕事だし。

さて、話を戻すが。

勝利のために最善を尽くす、ドリブンズの哲学。
尽くすために、いっぱい考えて、考え抜いた結果で今があると思う。
見事3年目はセミファイナルに進出した。

しかし中年は自信があるからこそ「抜け」「思い込み」が強い。
ドリブンズはベテランおじさん陣に物言わぬ新人、その傾向が強いであろう。

ここで言いたいことがある。

数字だけの勝利を求めるのは、実は一番楽なのだ。
実力あって好調な選手だけを選び続ければいい。

つくづく感じるのは。

楽じゃないことを、他のチームはやっている。

人生で一番、計算通りに行かなくて難しいことの極地は
「他人との結婚生活」「家族づくり」だと、わしは思っている。

Mリーグにおいては
「世代や団体をこえた共闘」「チームづくり」である。

「難しいことやってるな」と思いつつ、そこにドラマがあるから、ファンは毎日頑張って追い続けるのである。上手い人が麻雀を打ってるだけでは、わざわざ客は見ない。それで大勢がキャッキャ見るんだったら、苦労はしない。昔からもっと麻雀業界は食えている。食えてなかったじゃろ。

村上プロは、Mリーグ発足時のインタビューでこう答え、案の定、プロ仲間に対しデリカシーがないと炎上した。

村上「今までの麻雀プロの世界の先人には失礼かもしれませんが、ようやく本物のプロとして認められた気がするんです。ずっとプロと言ってきましたけど、誰に認められたわけでもないし、自分たちが『プロです』と言ってきたのが、これまでですから」

画像22

はっきり言う。

他チームが、卓上を見るだけの麻雀ではなく、そこに背負い背負われ、みずからの人生を乗っけた物語を作ってくれて、そのおかげで今のMリーグ盛り上がりがある。ドリブンズは「他チームが作ってくれた盛り上がりに、楽して乗っかり、食えなかった頃の競技麻雀気分をいまだ続けている、古いオジサンたち」である。

村上プロの言っていた本物プロとやらに、ドリブンズだけ、まだなれていない。
昔のままである。
自分の勝利だけを追う、麻雀サークルの延長の競技プロのままである。

楽をしている。
ドラマづくりを放棄している。
なぜなら、他7チームがやってくれているから。

亭主関白っ!!

未来に向けて楽する者と、苦難を乗り越えようと頑張る者とでは、何かしらの差が出てしまうんじゃなかろうか。楽を得るための哲学は、そこまでの過程の理屈は頭良さげでも、ゴールが美しくない。眺める誰もをまったく魅了しない。人を魅了しない言葉を公然では口にしないほうがいい。だって得ないから。無駄だから。

その哲学に、中年ならではの「抜け」がないだろうか?

画像19


セミファイナルに向けて、ファンは好きな思いを声にするべきである。
おそらくこの記事も、関係者全員に、ただの迷惑でしかないであろう。

1時間後、丸山さんにブロックされてるかもしれない。

しかしそういう声が、大きな理想と、大きなうねりの波を作り出す。
「熱狂を外へ」は、みんなで作り出すものなのだ。
ファンは都合の良い声だけを発信する、飼い主都合の飼い犬ではない。
ドラマという餌がほしい。

丸山プロが願う通り

みんなで頑張ってほしい。

5年、10年の、これからも続く家族づくりじゃ。
楽ではないが、子供はキラキラした目で見ておるぞ。

最後にいう。

セミファイナル、まるこを出せ。
出して、もがいて、勝て。

最強のかっこいいオッサンならば。

どうしても、まるこじゃだめならば。
わかった。

水口プロを獲れ!!

スクリーンショット-2020-01-10-5.28.22-1


ご機嫌がよろしい時、気分で小銭を投げていただくと嬉しいです。ただあまり気はつかわず、気楽に読んでくださいませませ。読まれるだけで感謝です。