見出し画像

【カンファレンス】iOSDC Japan 2024の感想

毎年恒例の「I will blog」です。
本記事および今日のAfter iOSDC Japan 2024(非公式イベント)をもって私のiOSDC Japan 2024は終了します。


できる限り時系列に沿って書きます。

プロポーザル

プロポーザルは合計で5つ提出しました。

【採択】SwiftLintのオレオレカスタムルール一覧(パンフ記事(4ページ))

【採択】暴走のウホーレン 〜想いってのはvimrcにしないと伝わらないんだぜ〜(LT(5分))

【非採択】とにかく型安全なHTTP(LT(5分))

【非採択】refreshableから学ぶSwift Concurrency(レギュラートーク(20分))

【非採択】ログビューアのUI/UXについて全員で考えてみないか?(レギュラートーク(20分))

iOSDC JapanはLT含むトークの採択率が10〜20%と狭き門です。
そのため採択されなくてもみんなを楽しませられるよう、面白いプロポーザルを心掛けました。
クスッと笑えるはずなので、もし読んでいなかったら軽く目を通すだけでも嬉しいです。

40分枠は過去2回行い、事前準備や当日の体力がかなり厳しいことをわかっていたので、今回はプロポーザルの時点で諦めました。

本命は真面目な内容の20分枠だったのですが、またもやネタタイトルのプロポーザルが採択されました。
しかし今回は40分でなくLTです。内容も真面目というよりは盛り上がるほうが面白いと思ったので、採択されてからはどうやったらみんなに楽しんでもらえるかを考えながら過ごしました。

スポンサーブース

2年連続で幕間CMはなく、ブースを出展しました。

ノベルティ

去年と同じくチロルチョコを配布しました。
今年はウホーイ以外にも様々なiOSアプリエンジニアのデザインが施されました。これでもう私だけ「会社の金でブランディングしている」と言われることはありません。

他にもハンカチや無地のバッグを配布していました。

Code de Crossword

今回は新企画「Code de Crossword」を行いました。

ソースコードで虫食いになっている箇所があり、穴埋めしてクロスワードを完成させるクイズです。

今までは私が事前準備のリード(リポジトリの作成やアプリのビルドを含む)をすることが多かったですが、今回は @akkiee76 さんに行ってもらいました。
そのおかげで安心して登壇準備などに時間を費やせたので、本当に感謝です。

後ほど会社のテックブログで解説記事が公開されるので、問題の詳細はそちらをご参照ください。

前日 8/21

登壇の構成はある程度考えていたのですが、資料をまったく作成していなかったため有給休暇を取得しました。
しかし Chiba.swift #1 の準備や YouTubeチャンネル の撮影などに時間を費やし、進捗は出せませんでした。

day0 前夜祭 8/22

始まるまでは通常業務をしつつ、ライブコーディングに必要な設定などを行っていました。
私はプロポーザルに「Neovimでライブコーディングします」と書いてしまったので、その準備が必要でした。

具体的には以下を行いました。

  • ターミナルのフォントサイズを変える

    • 18から24に拡大していたのですが、モニターに接続したら解像度が高かったので直前で36に変更しました。そのおかげで最後尾からでもコードが見えていたようです

  • ターミナルとNeovimのカラースキームを変える

    • 2年前に登壇したとき「ダークテーマだと最後尾からコードが見えない」との声を頂いたので、今年はライトテーマにしました。しかし普段は tokyonight.nvim のMoonというダークテーマのカラースキームを使っていたので、急きょvim-jpでオススメのカラースキームを聞きました
      いろいろ試した結果、 nightfox.nvim のDayfoxがよかったので適用しました

    • ターミナル( WezTerm )のカラースキームは `Tokyo Night Moon` から `Twilight (light) (terminal.sexy)` へ変更しました

  • キー入力を可視化する

    • Vimはキーバインドが面白いので、KeyCastr というツールを使って左下にキー入力が表示されるようにしました
      余談ですが、Objective-C + UIKitを使って実装されているので、時間があればSwift + SwiftUIにリプレイスしてみたいです

  • RunUhooiを表示する

    • RunCat には「ウホーイ」という¥0で購入できる特別なランナーがいるので、誰も気づかないかもしれませんがメニューバーに走らせておきました

  • シナリオを作り、一通り流す

    • 最も大事です。当日の失敗を減らすため、シナリオを作って一通り試すのを何回も繰り返しました

なおこの時点では資料を1ページも作成していません。
理由は2つあり、1つ目はペンライトの有無で発表内容を変えたかったので、ペンライトが用意されているか確認してから作成したかったのと、2つ目はめんどくさかったからです。

そして着替えて会場へ向かいました。

カンファレンスTシャツの着こなしは上下ワークマンで頑張りました。

会場へ着き、まずは目が合ったので フレディ さんとポケカしました。

フレディさんとは3年連続でポケカしています。私は今年からガチ勢になったので、フレディさんともだいぶ対等に戦えるようになったと思います。

その後、 log5 さんの発表を聴きました。

App Clipへの愛を感じました。私は人が好きなものを語るのを聞くのが好きなんですよね。

視聴後はネイルとボディペイントを施してもらいました。

めちゃ可愛くて大満足でした。
私はiOSDCのために自分で緑のネイルをしていたのですが、その上から施してもらいました。
初めて人にネイルしてもらったのですが、自分でやるより圧倒的にきれいで早いので、ネイルサロンに通いたくなりました。

そのあとはブースを巡り、コードバトルの決勝を観戦しました。
kntk さん vs Suzuki さんで、Suzukiさんの勝利でした。両者ともかなり早い段階で正解に近いコードを叩き出していたのですごかったです。

観戦後は最近ポケカを始めた @ojun_9 くんとポケカをしました。レジドラゴデッキの練度が低いのもあって負けたので、練度を上げたいです。

ポケカ後は最後まで残ったメンバーでつけ麺を食べました。

day1 8/23

腹痛と電車遅延により最初のトークは聞けませんでした。

そのためブースを巡り、12時からは自社のブースを担当しました。

13時からは座談会を視聴しました。
あまりにも神トークだったので、ちゃんと復習して自分のコードに活かしたいです。

座談会の視聴後はお腹が空き過ぎていたのでケバブを食べました。

次に hide さんのトークを視聴しました。

TVerの1人目iOSアプリエンジニアによる貴重なお話を伺うことができました。

hideさんはよく弊社に招いてポケカしているのですが、冒頭でそのことを話していたので笑いましたw

まだ1人しかいないとのことなので、TVerに入社するのは今がチャンスですよ!

そのあとはクレープの列に並んでいたら聴きたかったトークを逃しました。仕方ないので なべ くん(弊社ポケカ部の部長)と しもとり さんがポケカしているところをずっと見ていました。トークを逃したので仕方なくです。

しもとりさんはLTでジラーチが好きと話していた通り、ジラーチのデッキシールドを使ったデッキで対戦していました。
環境デッキではないのになべくんをあと一歩のところまで追いつめたのですごかったです。

そしてルーキーズLTです。Track AとBの片方しか聴けないという究極の選択を強いられましたが、やはりLTのテーマに興味があり、かつ神山.swiftでお世話になった あきどん くんの発表があるTrack Aを選択しました。

みなさんルーキーとは思えないほどLTが上手で、楽しみつつとても勉強になりました。

ペンライトがあることを確認できたのも大きな収穫でした。

LT後はポケカ.swiftです。

私は飲みの予定があるので一戦だけ行いました。
フレディさんと対戦して、ミミッキュスタートでポケギアを打って番を返したのに違和感を持ったのですが、まさかここでカビゴンLOを使わないだろうと信じてビッパを出したら見事にカビゴンLOで、そのままビッパが負け筋となって入れ替え手段がなくなり負けました。
しかしマナフィを出さなかったので去年よりは成長しています。

飲みはいつメン + 北海道から来てくれた まやま さんと行きました。

リーズナブルでオムライスがおいしく、いいお店でした。
ちなみにこちらのお店を教えてくれた かびごん さんは体調不良により来れませんでした。別のタイミングでまた飲みたいです。

そしてこのメンツだと自分含めみんな好き放題喋るのでめちゃうるさいです。まやまさんは楽しんでくれたようですが、申し訳ない気持ちです。

疲れていたのと流石に翌日の資料を作らないといけないので、1次会で解散してホテルへチェックインしました。

神山.swiftのオフ会も開催されていたので、こちらにも混ざりたかったです。

ライブコーディングの準備も残っていたので、実際に資料を作り始めたのは0時を越えていたと思います。
3時半頃にだいたい完成したので寝ました。

day2 8/24

あっという間に最終日です。

9時頃に起き、10時ギリギリにチェックアウトしましたが、それでも最初のトークに間に合いました。体験がよかったので来年以降も会場近くにホテルを取りたい気持ちになりました。

まずは同僚である もりや くんの発表を聴きました。
盛り上げようと一番前に座ったのですが、「圧をかけている」「ウホーイさんは時々鋭い質問を飛ばしてくる」などと言われました。ぴえんです。

いつも通り落ち着いた口調で、とてもわかりやすい発表でした。カンファレンス初登壇とは思えません。

一番の感想はこちらです。

もりやくんは元々ロングトーク向きだと思っていましたが、ここまでハマるのはすごかったです。来年以降も40分枠で話してほしいです。

そのあとは誰にも資料をレビューしてもらわないのは流石に不安だったので、おじゅんくんに見てもらいました。
いろいろコメントをもらったので見てもらってよかったです。何ならオチも変えました。

昼食は12時頃と早めにガパオライスを食べました。

13時からは我らがエースの @treastrain さんによる発表です。

もりやくんといい、何で大規模カンファレンスでいつも通りのペースで話せるのか不思議でなりません。
私はよく「彼は人生3週目だから」と言っているのですが、本当に ブラッシュアップライフ しているのかもしれません。

しかも資料も完璧に作り上げられていて、発表後に隣に座っていたぎぎにゃんに「すご過ぎたけど御社でレビューしているの?」と聞かれたくらいです。
ただ私の知る限りでは彼の資料は社内でレビューされていないです。このあたりもヒアリングして今日のパネルディスカッションで話せたら話します。

Track Aにい続けて 日向 さんのトークを聴きます。日向さんのトークはめちゃくちゃ面白いので絶対に聴くと決めています。

今年も安定の面白さでした。最後はふざけた質問をしてすみませんでした。

なんやかんやでもう最後のLT大会の前半戦です。

すぎー さんがトップバッターなのもよかったです。画面が固まってやり直しになったときも動じなかったですし、それが笑いになり一気にやりやすい空気になったと感じました。

watura さんのフォントサイズ大きめの発表や、フレディさんの面白フラッシュみたいな発表など、個性溢れる発表でみんな面白かったです。

そしていよいよ後半戦です。

まつじ さんの怪談は、話し方がうま過ぎて一言目から空気が一気に締まったのを感じました。まるで「あかね噺」の世界のようでした。

そのあとの たかつ さんや こにふぁー さんも起承転結がしっかりして笑いありの最高なLTを披露し、私は笑いながら聴いていると同時にプレッシャーが襲いかかってくるわけです。
緊張すると話したくなるタイプなので、雑に横の 417 さんや おぎじゅん さんに話し掛けていました。おぎじゅんさんは緊張している感じがまったくなかったので、何か特殊な訓練を受けているのかもしれません。

私の番がやってきました。
とにかく楽しむ、そして視聴者とインタラクティブに会話する、この2つを意識して臨みました。
基本的な流れを守りつつ、あとはアドリブです。
せっかくペンライトという最強の武器があるので、ペンライトの色で視聴者と会話しました。
思ったより全然色が緑に変わらなくて正直焦りました。でも最後までいったら2/3くらいは変えてくださったので、あとは忖度してもらって9割くらいの人に変えてもらいました。

最高の景色でした。
よく見ると後ろに1人だけ赤い人がいるので、強烈なAppCodeファンかもしれません。

ライブコーディング中の設定は戻してしまったので、私が普段使っているフォントサイズやカラースキームのスクリーンショットを貼っておきます。

当日の資料です。

そしてトリとして去年も最高に面白かったおぎじゅんさんのLTが始まります。
自分の発表が終わった興奮から集中して聴くことはできなかったのですが、今年も情緒がバグっていて、しっかりオチもついていて面白過ぎました。
誰にも真似できないLTだったと思います。

懇親会では健全なサークルで飲みました。

2次会はまずサーティワンでアイスを食べ、その後に去年も行ったHUBで飲みました。
去年は潰れて朝までカラオケで寝ていましたが、今年はちゃんと終電で帰りました。成長を感じます。

翌日 8/25

遠方から来て日曜日まで滞在する人などに声を掛け、みんなでポケカをして、ラーメンを食べて帰りました。

こういった繋がりも面白いですし、何より私は純粋にポケカがしたいので仲間が増えて嬉しい限りです。

おわりに

LTのレベルが非常に高く、その中に混ざって登壇できたことを誇りに思います。謎に泣きそうなくらいです。

運営、同僚、話してくれた人、話さなかった人、みなさん本当にありがとうございました。
またいつでもお話ししましょう!