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【ポケカ】SSS ITADAKI CUPの感想

8/12(月・祝)、「SSS ITADAKI CUP」という公認自主イベントへ参戦したので、 以前の記事 で触れられなかった各対面の立ち回りを中心に言語化します。
※その予定でしたが、あまり考察できずに当日を迎えました。

あとはシンプルにめちゃくちゃ楽しかったので、その感想も伝えます。


「SSS ITADAKI CUP」とは?

イベントの概要は以下の公式ページをご参照ください。

基本的には一般的な公認自主イベントですが、株式会社ディー・エヌ・エー(以下「DeNA」)の横浜オフィス6Fにあるイベントスペースで開催されたのが他の大会と大きく異なります。

DeNAの横浜オフィスでポケカの大会を開催するのはおそらく初めてで、一回試したいということで本大会が企画されました。
※イベントスペースを借りただけで、会社の業務でなくあくまでDeNAポケカ部の有志で開催したイベントです。

私はプレイヤーとして参加したかったので当日は運営側に入りませんでしたが、人手が必要なので机の配置替えなどを手伝いました。

環境: ステラミラクル

ポケカブックさんが公開した、前日までのジムバトル優勝デッキを元に作られたTier表です。

引用: https://x.com/pokeca_book/status/1822580656221937971

本気で優勝を狙うなら、少なくともTier1のリザードンやドラパルトに勝てるデッキを握る必要があると思います。
そのため練習ではリザードン、ドラパルト、サーナイトを中心に対戦しました。

使用デッキ: パオジアン

結局いつも通りパオジアンを握りました。

https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/X2pSUX-77uaFt-UUpyyX

一般的なパオジアンの構築だと思います。

各対面の立ち回り

各対面の立ち回りを箇条書きで紹介します。
あくまで私が考えていることなので、必ずしも正しいとは限りません。

リザードン

ステラミラクル環境での圧倒的Tier1です。
カースドボムとブライアの組み合わせが強過ぎます。

サンプルデッキ: 8/11 バーニングダークカップ優勝(サイトウコウセイさん)

引用: https://x.com/cwpokeca/status/1822581415097290794
  • 2-2-2を狙うが、カースドボムでサイドがずれるのを忘れないようにする

  • 盤面を作られる前にげっこうしゅりけんでたねポケモンを落とすと勝ちやすい。特にヒトカゲを消すと次ターンに殴られないので強い

  • そのためキャンコロシュリケンを最優先で狙いにいく

  • 中〜終盤のリザードンは、すごいつりざおで水エネを2枚戻す→わななくれいきで2枚回収→スーパーエネルギー回収で4枚回収、で6枚揃えてワンパンできる

  • ナンジャモやツツジが計2〜3枚入っている構築が多く、手札干渉が多いのを意識する

  • ブライアも意識する。一気にサイドを3〜4枚取られないよう、ヨマワルを盤面から消すなどの立ち回りが必要

  • ブライアなしでネジキが積まれている構築もある

  • エーススペックはプライムキャッチャー、マキシマムベルト、アンフェアスタンプ、偉大な大樹など様々な選択肢があるため、見えるまでは警戒を怠らない

  • ごっつぁんプリファイを打つことはあまりない

ドラパルト

リザードンと並ぶTier1です。
きらめく結晶の登場により2ターン目のファントムダイブがいいやすくなりました。

サンプルデッキ: 8/4 第1回しずくのまもり杯 優勝(くーさん)

引用: https://x.com/shizukucup_poke/status/1820077314832814146
  • ピジョ型が増えていて、基本的な戦い方はリザードンと同じ

  • ヨルノズク型も増えている。立ち回りは考察できていない

  • カースドボムがない限りテツノカイナがワンパンされることはないので、セグレイブが立ったら無理やりにでもごっつぁんプリファイを狙うと勝てることが多い。裏を呼ぶならドロンチが一番いいと思う

  • 裏のHP60はワンパンされるので、セビエはHP70も並べ、HP60のほうから進化させると一気に盤面から2匹消えるのを防げる

  • デヴォリューションがない構築も多く、アメが枯れないなら早めにセグレイブを2匹立てるほうがいい

  • かがやくフーディンのペインスプーンで20動かせることを意識する

タケルライコオーガポン

Tier2ですがリザードンやドラパルトをワンパンできることもあり、個人的には多いと予想しました。

サンプルデッキ: 8/10 スクランブルバトル 静岡 7-1(香月さん)

引用: https://x.com/kouduki777/status/1822633657015922972
  • 基本的には先に2-2-2で取ったほうが勝つ

  • 後1でサイドを2進められたらどこかで止めないと勝てない。ナンジャモを終盤まで取っておいて相手が殴れないターンを作るしかない

  • 最初にサイドを1しか進められないときは倒さずに非エクを差し出す。しかし前のスナノケガワにエネが複数枚貼ってあるときは、倒さざるを得ないこともある

  • もしサイドが1しか進められなかった場合でも、イキリンコをごっつぁんして3枚取って挽回できる

  • 相手はオーリムを打つのが最優先のため、ナンジャモやボスを打たれにくい

  • げっこうしゅりけんを打つことは基本的にない。非エクを差し出す状況のときにタケルライコやイキリンコに打つことはある

  • キャンセルコロンは基本的には使わないが、闘オーガポン入りの構築があるので念のために取っておく

  • ポケストップを剥がされることはないので、ハイボやスパエネ回収のコストにしていい

パルキア

ステラミラクル環境で一気にTierが上がりました。ゼロの大空洞でベンチ枠を広げ、パルキアの打点を上げて戦います。

サンプルデッキ: 8/10 スクランブルバトル 静岡 7-1(ホマレさん)

引用: https://x.com/WHITEC2dann/status/1822157108458013097
  • 2-2-2を狙う

  • 早ければ2ターン目からげっこうしゅりけんを打ってくるので、パルキアVが置かれた時点でマナフィを置く

  • あとはパルキア対面の練習をしていないのでわからない。パルキアVやキチキギスを狩り続ければいいと思う

  • スグリで打点が30伸びることを忘れないようにする

サーナイト

ステラミラクル環境で重力玉が登場したことにより、さらにテクいデッキとなりました。

サンプルデッキ: 8/10 スクランブルバトル 静岡 7-1(やまさん)

引用: https://x.com/y62mm0t/status/1822266695152501119
  • 最近のサナはテクいので、正直立ち回りがわからない

  • 2-2-2を狙うが、非エクのアタッカーが多いのでかなりやりにくい

  • しゅりけんでキルリアを2匹倒すのが一番強い動きのはず

  • 次点でキルリアにごっつぁんだと思う

  • クレッフィをバトル場に出すとマナフィの特性が消え、キャンセルコロンなしでしゅりけんを打てるのを忘れずに

  • マシマシラ×2対策で、HP60のポケモンは早めに進化させるほうがいい

  • ただしデヴォに注意。アメを1つ残すか、盤面にエネを貼っておく

  • 重力玉で縛ってサケブシッポでベンチ狙撃する構築が増えているので、マナフィは早めに置く

  • それに伴ってカウキャを厚めに積まれる構築も増えているので、無理してサイドを進めずに盤面を整えるターンを作るのもよさそう

  • ミミッキュは無視する、キャンセルコロンで倒す、セグレイブで倒す、の大きく3択ある。すごいつりざお→ボウルタウンで復活するので無視してサイドを2枚取れるならそのほうがいいかもしれない

  • ハバタクカミはワザが90出るのが強い。バトル場に来たらどうしようかな…

レジドラゴ

先2からファントムダイブやトライフロストを打てるアグロデッキです。

サンプルデッキ: 8/10 スクランブルバトル 静岡 7-1(すのみさん)

引用: https://x.com/umisachi_poke/status/1822236644352872512
  • 2-2-2を狙う

  • 基本的にはレジドラゴを狩り続ける。難しければオーガポンやミュウ、イキリンコを狩る

  • トライフロストが危険過ぎるので最速でマナフィを置く

  • ドラパルト対面と同様にファントムダイブを対策する

  • ドラパルトと異なりルチャブルが採用されている構築が多い、かつデヴォリューションが採用されている構築を見たことがないため、セビエはHP70でもすぐにセグレイブへ進化させるべき

  • げっこうしゅりけん、ごっつぁんプリファイは打たず、パオジアンで取り切る

  • キャンセルコロンは使わない

  • 突然のネジキやイサハに注意。場合によってはレジドラゴよりエネの付いているオーガポンを狩る

ルギア

基本エネルギー入りの構築が増えましたが、基本的には変幻の仮面環境から変わりません。

サンプルデッキ:  8/10 スクランブルバトル 静岡 6-2(ぶんぶんさん)

引用: https://x.com/kyuboooon/status/1822165818207068653
  • 2-2-2を狙いたいが、レガシーエネルギーやチラチーノがいるのでなかなか難しい

  • アッセンブルスターを打たれるまではルギアを狩り続け、打たれたあとは状況に応じてアタッカーを狩る

  • アーケオスは無視して他のアタッカーを狩るほうがいいと思う

  • サイドレースに間に合わないときは非エクのみの盤面にして、セグレイブでチラチーノを狩ると勝てるときがある

イバラ単

リザードンに有利を取れるので、また最近増えてきました。

サンプルデッキ: 8/10 スクランブルバトル 静岡 8-0(うみうしさん)

引用: https://x.com/unknown81888270/status/1822245223550038261
  • パオジアンとかがやくゲッコウガ、キチキギスの特性がなくなり、セグレイブとビーダルの特性はなくならないことを念頭に置く

  • 2-2-2で取る

  • げっこうしゅりけん、ごっつぁんプリファイは打たず、パオジアンで取り切る

  • キャンセルコロンでパオジアンとかがやくゲッコウガ、キチキギスの特性が使えるようになるので、使いどころを見極める

  • クラッシュハンマーが採用されている構築が多いので、エネは盤面に残さないようにする

  • といいつつビワでスパエネ回収を落とされるほうが怖いので、グッズを手札に残さないほうを優先する

ゲッコウガ

Tier3にいますが考察が間に合いませんでした。

ミライドン

Tier3にいますが考察が間に合いませんでした。

ディアルガ

Tier3にいますが考察が間に合いませんでした。

大会当日(試合)

結果は3-2 14位でした。

主に練習していたリザードン、ドラパルト、サーナイトとまったく当たりませんでしたが、何となくそんな気はしていました。

大会のマッチアップを覚えている限り書きます。

1試合目: ○後攻6-4パオジアン

特に賞品もない大会なのに、めちゃくちゃ緊張しながら臨んだ1試合目です。

まさかのパオジアンミラーでした。自分以外にいないと思ったのでびっくりしました。

自分のほうが回りがよかったので勝てましたが、序盤でエネの計算をミスってボスの指令でマナフィを呼び出してキャンセルコロンを打ったのに、プラキャで戻してセビエを狩るという酷いプレイングを見せつけてしまいました。

相手のパオジアンはテツノイバラが入っていてびっくりしました。予想外の構築だと立ち回りがわからなくなるので焦ります。

2試合目: ×先攻4-6ミライドン

パオジアンでスタートし、後1で落とされました。
そのあとはお互い2で取り合い、3ターンで終わりました。最終ターンは気合いでナンジャモを引きにいったのですが、引けませんでした。

プレイミスはないつもりでしたが、試合後に聞いたら以下の2点を教えてもらいました。

  • ベンチ枠を5埋めるとライコウのライトニングロンドでMAX 220出てパオジアンをワンパンできるので、4枠までにすべき

    • 完全に盲点でした…身を持って覚えました

  • キチキギスは狙いやすいから置かないほうがいい

    • どうせ前のパオジアンが倒されると思って常に出していましたが、引かないと止まるとき以外は出さないほうがいいと知りました

相手は優勝するほどの実力者だったので負けるのも仕方ないですが、次にミライドンと当たるときは勝てる気がしてきました。

3試合目: ×先攻4-6ウガツホムラ

相手はエンテイかウガツホムラでスタートし、初めて戦うデッキでした。

2試合目のミライドンと同様、パオジアンでスタートして後1で落とされ、2で取り合って3ターンで負けました。
しかも最後にエンテイで220出されて負けたので、私は先ほどの試合から何も学んでいませんでした。ポフィンで2匹持ってこないと損した気分になるので、つい不要な2匹目のビッパを出してしまいます。

前回の試合より酷く、回す必要がないタイミングでポケストップを回してナンジャモが落ちました。このせいで最終ターンに止まる可能性がなくなったので山を掘り進める必要がなくなりました。
マグマの滝壺を割りたかったので、ポケストップを出すこと自体はよかったと思います。

エンテイやウガツホムラが水弱点ということを忘れ、最後はパオジアンに2でなく4エネ貼って殴ってしまいました。前が倒されたら負けなので勝敗に影響を与えなかったとはいえ、弱点を忘れるのはよくありませんでした。
なので前ターンにパオジアンを出さず、非エクだけの盤面を作ってセグレイブでワンパンするのが正解でした。

こちらも次に当たるときは勝てる気がしてきました。

4試合目: ○先攻6-0イダイナキバ

2敗してトナメ進出がほぼ潰えたので、このあたりから緊張が解けました。

相手が後攻を選択して闘オーガポンスタートだったのでカビゴンLOを疑いましたが、違った場合に展開が遅れると嫌なのでセビエ×2とビッパを置きました。
結果的にイダイナキバLOだったので耐えましたが、安全を取ってセビエ×1のみ展開するのが正解だったと思います。

山にセグレイブがないのにハイパーボールを打って1ターン溶かしましたが、すごいつりざおを持っていたので次ターンに持ってこれました。そのときも進化に必要なアメをコストにしようとしたりと、意味不明なプレイが目立つ試合でした。

イダイナキバのHPが140で、ブーエネ古代を貼っても200なので、げっこうしゅりけん90 + ごっつぁんプリファイ120 = 210 で4枚取りしようと考えました。
しかしクチートが出てきたので、前のイダイナキバと後ろのクチートに90ずつ与え、サイドを取りました。

サイドにキャンセルコロンが埋まっているのを知っていましたが、運よく1枚目で拾えました。ボスの指令とプラキャを落とされたので相手は闘オーガポンを出すと予想でき、キャンコロとパオジアンで倒しました。

そのあとはパオジアンでイダイナキバを狩り続けて、リソースをちょうどすべて使い切って勝ちました。

5試合目: ○先攻2-2?レジドラゴ LO

相手はルチャブルスタートでした。非エクを落としてレジドラゴを前に出したくなかったので、げっこうしゅりけんでイキリンコとレジドラゴVに90与えました。
そのあとは確かファントムダイブの返しにパオジアンでワンパンしました。
相手はこの時点でエネルギーつけかえを3枚切っていて、お互い何もできないターンが数ターン続く泥試合でした。
かくしふだを使い過ぎてサイドを取り切れなくなりましたが、相手の山のほうがかなり薄くなったので、ボスでエネの付いていないレジドラゴを縛ってLOで勝ちました。

大会当日(試合後)

たくさんフリー対戦しました。
タケルライコオーガポンになかなか勝てなかったのですが、だんだん勝ち方が見えてきました。

パオジアンデッキのスタートポケモン

パオジアンデッキのスタートポケモンですが、今まで私はパオジアンを最優先で出していました。
しかし今日負けた試合は2回とも後1で取られてそのまま2-2-2で取られて負けたので、パオジアンスタートを避けるべきかもしれないと思い始めました。
3ターンで負けないためには「非エクのアタッカーで殴るターンを作る」「手札干渉して相手が殴れないターンを作る」「exにごっつぁんプリファイしてサイドを3枚取る」なども考えられるので、よかったらこのあたりを絡めたみなさんの意見を聞かせてください。

学んだことまとめ

  • ライコウやエンテイがいるデッキではベンチを4枠までに絞る

  • パオジアン×3、セグレイブ×2 → パオジアン×2、セグレイブ×3 に変える

おわりに

広々とした空間に、コーリーさんMCのCHANGさんマスタージャッジという豪華な布陣で、みんなでワイワイして雰囲気もよく、非常に満足度の高い大会でした。
また開催することがあれば絶対に参加したいです。

おまけ①: デッキ分布

大会終了後、すぐにデッキ分布が公開されました。

タケルライコオーガポンが一番多いのは予想通りでしたが、パオジアンが同率3位なのは意外でした。おそらく自分を合わせて3人いたと思われます。

おまけ②: 昼食(博多豚骨ラーメン)

お盆だからかほとんどのお店がしまっていました。
「福の軒」という博多豚骨ラーメンのお店が開いていたので、そこに入りました。

店頭

ラーメンが¥580で、味玉付きでも¥680という都内では考えられない安さでした。

ラーメン

味もおいしく、また来たいと思いました。

おまけ③: 夕食(スープカレー)

最後まで残ったメンバーで、安定のラマイに行きました。

私は2週連続で来て、先週は「ブヒィ アゲアゲ」だったので、今回は「ポーク アゲアゲ」にしました。

ビール
ポーク アゲアゲ

疲れたのでビールも飲みました。ポケカ終わりのビールとラマイは最高です。

おまけ④: 9/21にくろまな杯を開催するよ!

なんと、2ヶ月連続でDeNA横浜オフィスでポケカの大会が開催されます。

くろいまなざし杯とカドショオープンの記念コラボ大会で、今回と異なり正式にDeNAがサポートします。

私も参加させていただくのですが、くろいまなざし杯は猛者たちが集まる大会だと思うので、それまでに練習して練度を上げ、腑甲斐無い試合を見せないよう頑張ります。