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015. サイレント・ブレス / 南杏子

"大学病院の総合診療科から、「むさし訪問クリニック」への“左遷"を命じられた37歳の水戸倫子。そこは、在宅で「最期」を迎える患者専門の訪問診療クリニックだった。命を助けるために医師になった倫子は、そこで様々な患者と出会い、治らない、死を待つだけの患者と向き合うことの無力感に苛まれる。けれども、いくつもの死と、その死に秘められた切なすぎる“謎"を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けすることも、大切な医療ではないかと気づいていく。そして、脳梗塞の後遺症で、もう意志の疎通がはかれない父の最期について考え、苦しみ、逡巡しながらも、静かな決断を下す――。その「時」を、倫子と母親は、どう迎えるのか……?"

幻冬舎 商品解説


まとめ

終末期医療、そして在宅医療のあり方について考えるきかっけとなった。
その人らしく"人生最期の日々を穏やかに送れるように手助けする"こと。
きっとそれが一番難しいことで、患者本人もかつてどこかで生を願っていたはずで、自分らしく最期を生きると思えるようになるまでにたくさんの葛藤がはずで。その家族もきっと同じで。自分が同じ立場になったとき、一体どうするだろうか、、、。


タイトル:サイレント・ブレス
著者:南杏子
出版社:幻冬舎
発売日:2016/9/8

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