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2020年5月の終わりと空虚

2020年5月の終わり。緊急事態宣言は解除されたものの、結局、一度も仕事をすることのないまま月末を迎えた。それはそれで嬉しいのだが、さすがに1ヶ月も会社からなにも連絡がないと少し不安になってくるので、明日になったらちょっと今の状況を尋ねてみようと思う。

仕事がないせいか、すっかり深夜に寝るのが当たり前になってしまった。だいたい1時〜3時のあいだにベッドで横になっている。仕事のあるときは22時〜0時のあいだだったので、大幅に生活リズムが狂ってしまった。とはいえ、もともと朝に弱いタチなので、今の生活リズムのほうが身体に合っているのでは……という気がしている。悩ましい。

今月はいっぱいゲームを楽しんだが、それが鬱病の改善につながることはなかった。いくらゲームをしても状況が好転することはないと、すでに悟っているからだ。だから根本の部分では常に虚しさを感じている。

かといって、努力をする気も起こらない。努力自体にも懐疑的になってしまった。普通、人間が努力をするのは、なにかしら自分の人生がプラスになることを願っているからだ。しかし姫呂の場合、人生はマイナスの位置にある。そのため、いくら努力をしてもマイナスがゼロになるだけなのでは……という疑念が拭えない。しかも、たびたび起こる体調不良のせいで努力に費やせる時間も限られている。ゼロになるどころか、いつまでたってもマイナスのままかもしれない。

世界の一切が空虚に見える。

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