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2022年1月に見た新作映画まとめ ~マルチバースから「観る雑誌」まで~


こんにちは、uhikoです!

普段は映画・エンタメとは全く違う業界でサラリーマンをやりつつ、
趣味で映画鑑賞をしています。映画以外にもドラマやアニメ、お笑いもよく見ますし、ラジオも大好きです!

今までは友人の中で面白い映画の解説や、
お互いにおすすめのエンタメを紹介しあうということをしていたのですが、1年を振り返ってランキングを作ろうとしたときに「あの映画、初見の時どんな風に感じたんだっけ?」ということに陥りがちに…。

世間の評価や解説に振り回されて、面白いの軸がぶれるのは良くないということで、
「定期的に見た映画の棚卸をしよう!」
と思い2022年に見た新作を毎月振り返っていこうと思い、筆を取りました。

私個人の偏愛があふれる走り書きみたいな内容ですが、
皆さんが映画を見るときの参考にしていただけると嬉しいです!

それでは早速今月見た新作映画はこちら! 
(どこで鑑賞したかも書いておきます)


・『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』@TOHOシネマズ新宿
・『クライ・マッチョ』@T ジョイ PRINCE 品川
・『ハウス・オブ・グッチ』@吉祥寺オデヲン
・『香川1区』@ポレポレ東中野
・『コーダ あいのうた』@TOHOシネマズ立川立飛
・『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ,カンザス・イブニング・サン別冊』@WHITE CINE QUINTO

1本1本の感想をかるくこちらに書き留めておきます。
詳細な感想はこちらのspoonでも一部録音配信をしていますので、
そちらを聞いていただければと思います。

https://www.spooncast.net/jp/profile/314449749/board/dj?t=all

『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』 

劇場でみんなが「おー!」と歓声をあげていたのが印象的な1本。
「マルチバース」というパラレルワールドの概念を巧みに取り入れながら、ファンの期待を120%上回る形で具現化しているだけでもすごい!

でもこの作品の本当に傑出しているところは、
悪役を「打倒されるべき存在」ではなく「救済されるべき存在」という形でとらえていること。最後には切ない展開もあり、ただの楽しいヒーロー映画では終わらせない!という制作陣の意地を感じる、面白くて、そして深い、素晴らしい1本でした。

・感想詳細
https://u8kv3.app.goo.gl/ssE9G


『クライ・マッチョ』

巨匠クリント・イーストウッド監督の新作は、彼のフィルモグラフィーにおいても珍しい、とっても平和で穏やかなロードムービーでした。
常に攻めたテーマ・題材選び・手法で映画をとってきた彼が監督50周年を経てたどり着いた境地がこの作品だったと考えると、ちょっと感慨深いものがあります。
尖った映画や展開の多い映画を期待する方にはかなり退屈な作品であることは否めないですが、イーストウッドの1人のファンとしてはしみじみと味わい深い1本です。

・感想詳細
https://u8kv3.app.goo.gl/y93M6

『ハウス・オブ・グッチ』


『ブレードランナー』や『グラディエーター』のリドリー・スコット監督が、高級ブランドGUCCIの創業家の繁栄と崩壊を、実話ベースで描く物語。この作品はキャストの演技アンサンブルだけで楽しくできるのがずるい笑
主演のレディー・ガガの野心を丸出しにした姿、グッチ家の御曹司を演じるアダム・ドライバーの醸し出す不穏さ、そしてアル・パチーノの急に大声出しておろおろする演技はもう伝統芸能の域。ファッションビジネスの世界の流行の移り変わりの早さを皮肉ったような、無節操さを感じる音楽センスも癖になりますし、ストーリーの構成力もまた見事。
名匠の手腕をしっかりと見せつける1本になっています。

・感想詳細
https://u8kv3.app.goo.gl/6rLsJ

『香川1区』

2020年に公開され、話題を呼んだドキュメンタリー『なぜ君は総理大臣になれないのか』の続編ともいえる作品です。前作の主人公、衆議院議員小川淳也(立憲民主党)の2021年夏の選挙での戦いを描く本作は、地域により深く密着した結果、日本の政治風土をより色濃く、時に刺激的に映し出していきます。終盤の小川議員の娘の言葉は、今の日本の閉塞感に対して、でも我々は負けないぞという強い思いを感じさせられます。

政治に興味がある人は必見、そうでない人も興味を持つ入り口になる1本です。



『コーダ あいのうた』

耳が聞こえない家族の中で、唯一の健聴者の主人公が、音楽の道を目指して葛藤する物語です。障がいを扱った映画でありながら、決して深刻な雰囲気はなく、家族や先生のキャラクターのおかげでコメディテイストな明るい部分も楽しいところです。
なんといっても、主演のエミリア・ジョーンズの演技と歌声は撮影当時17歳とは思えないほど堂々たるものです。彼女の最後の歌唱シーンは、見事!と思える着地でした。
誰もが心を動かされる、万人にお勧めできる映画です。

・感想詳細
https://u8kv3.app.goo.gl/ZSHtK


『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ,カンザス・イブニング・サン別冊』


世界を魅了する天才監督ウェス・アンダーソンの最新作は、「観る雑誌」というコンセプトで、おしゃれな雑誌を読んでいくときの好奇心を掻き立て、わくわくさせられる1本です。
今を時めく豪華キャストが、ウェス・アンダーソン作品独特の個性を持つキャラクターを非常にイキイキと演じている様も楽しいですし、ポップで楽しい絵作りも健在。
映画全体を通しておしゃれな雰囲気が常に漂い続けていて、エンディングも味わい深い、コーヒーを片手に味わうのにおすすめな映画でした。

・感想詳細
https://u8kv3.app.goo.gl/bGtCY

まとめ

以上、今月劇場で観ることができた映画たちでした!
今月は映画を見る楽しさを感じさせる、サービス精神あふれる作品が多かったです。

来月マストで見る予定の映画はこちら!
・巨匠スピルバーグ監督が手掛ける『ウエスト・サイド・ストーリー』
・ウィル・スミスの演技が絶賛されている『ドリームプラン』
・『ゴーストバスターズ』の完全新作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
・傑作アニメ『宇宙よりも遠い場所』の制作陣によるオリジナルアニメ映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』

新型コロナの感染者も多くて心配ではありますが、
感染対策を最大限しつつ皆さんも映画を楽しんでいただければと思います。

来月もお楽しみに!


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