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呪われ体質の作り方: 呪い(まじない)シリーズvol.2

こんにちはUGYAUです。
わたしは呪いのろいを書き換えるまじないを作っていきたいアーティストであります。

そんなUGYAUによるまじないシリーズvol.2。

前回は現在取り組んでいるUGYAUの作品テーマ「まじないのハコ」を制作する為、呪いについて書く理由を説明しました。

この作品にはまじないにより呪いを書き換えるというプロセスが内包されているので、
呪いとまじないについてはきちんと書いておきたかったのです。

それには二つ理由があり、作品作りに際して自分自身のコンセプトがぶれていないかの確認がしたい。
この作品に触れる皆様への理解を深めたい。そう思いました。

今回はわたしの考える呪いとまじないについて、より詳しく書きます。
それと同時に「まじないのハコ」と言う作品について興味を持っていただけたらと思っています。
是非、お付き合いいただけましたら幸いです。

〇〇〇〇〇が低い人は呪われ体質

前回書いたのは、認識により心が囚われてしまうことが不幸の原因。
その状態が呪いであると言う事。
では、心が囚われてしまう人ってどんな人?
それはどんな状態なの?
これをUGYAU的に説明していきます。

普通に生活していたら呪いを受けるなどと言うことはあまりないのですが、ある特定の人にとっては右も左も呪いだらけなのが今の世の中ではないかと感じています。
その特定の人はとある何かがとても低い。
わたし自身もその低さが悩みで、なんだかんだ20年ほどの歳月苦しめられておりました。

それが何かと言うと、ズバリ“自己肯定感”です

最近ではトレンドワードにもなり、ニュースでも取り上げられたりしてるみたいですね。
自己肯定感についてはもはや解説するまでもないかと思いますが、念のために説明しますと

自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉(wikipedia)

となっております。
自分の存在を認めてその価値を評価できる感情。自らを否定せず当たり前に受け入れている状態。

この自己肯定感が低いと言うことはつまり、

Level:1  いつでもどこでもなんだか自分には価値がないとしか思えない。
Level:2  わたしは世の中には不必要な人間だと思う。
Level:3  自分は生きていて申し訳ないゴミである。

みたいな感じ。

1→3に行くにつけ悪化しているのがわかるでしょうか。
何かの時に自分の価値について考え始めます。考えるほど価値があるのかなんなのかわからなくなる。つまり価値がないのでは?そう思い始めるわけです。でもまだ疑問系
それが毎日思い続けるうちに思いは確信になる。
最終的には断定するに至る。

こうなると心の中はすみませんの気持ちで満たされてしまいます。
自分の行動の全てに自信がないのでごめんなさいと感じる
他者の言動全ては自分の批判だと受け取ってしまう。
イライラする人を見たら自分のせいだと思う。
知り合いがしてくれた親切さえも、無駄な手間をかけさせてしまったと申し訳ない気持ちになる。

このような経過を経て自己肯定感が低くなりがちなひとって、アンテナの感度が良すぎるタイプの人なんじゃないかと思ってます。鈍感力が少なくてネガティブを流せない人達。

だからと言ってアンテナの感度が良すぎるってだけでは呪いにはかからないはずなのです。
それは感受性が豊かな人なだけで、呪われたりしない。
じゃあ呪いが発動する原因は何か。

それはアンテナで受信した信号の変換が歪んでいるって事。

アンテナの感度が良過ぎて人一倍信号を受信する。
でもその信号は全て歪められて変換されて心に入ってくる。
感度が鋭敏だから、信じやすいし共感力もある。
なので、様々な刺激が心に入りやすいのだと思う。

世の中で起こることは自分が原因だと信じ、全てが己に突き刺さる。
立派な呪われ体質の出来上がりです!

そして呪いが発動する

呪いは言葉です。
言葉によって人間は呪われるのです。
言葉を持たない動物が呪われるということはない。

"お前を呪ってやる。不幸になれ!"
と言われたら、心はそのまま受け止めてしまう。
私は不幸になると思い込む。
呪われた私と言う事実が心を通して現実になってしまう。

そのような意識・心理の影響の曖昧な話を目に見える形で確認したと言う話があります。

コロンビア大学のハーバート・スピーゲルと言う方が催眠術の実験をした時の事。
被験者に熱したアイロンを見せその後で目隠しをしました。そして熱したアイロンを押し当てると告げてただの鉛筆を額に押し当てたところ、被験者は熱いと叫び皮膚には火ぶくれが出来たと言うのです。
思い込みの力が身体に信号を出し、ありもしない熱に身体が灼かれたのです。

実験では催眠術を使用していたと言うことなので、被験者の深い意識の中に"熱いアイロンを押し当てられた"と言う思い込みが通常よりも強く入ったのでしょう。

身体は自分の心の思い込み通りに反応して見せたのです。
マイナス方向に思いが実現することの証明だと思いました。
(ちなみにこのメカニズムのことはノーシーボ効果と言うらしいです。)

まさにこれこそ呪いのメカニズムではなかろうか。
信じるものが救われるの真逆。
信じてしまったら呪われる!

呪われし者よ、どう生きる

では、もしあなたがこの様な呪われ体質に進化してしてしまったらどうなるか。
普通に生活しているだけでもあらゆる事が苦痛の原因になってしまいます。 

世の中は自分の心を傷つける呪いの言葉だらけ。
右から飛んでくる言葉で泣きたくなり、左から降り注ぐ言葉では怒りの気持ちで満たされる。やる気は削がれ、楽しさは消えていく。
辛さばかりが際立つようになってしまう!

かく言うわたしUGYAUも、だいぶ呪われ体質でございまして。
割といつも、ごめんなさい、すみません、と言う気持ちで生きておりました。
周りの友人達にも「なんでそんなに自己肯定感低いの?」と心配されました。
(どうせ呪われるのなら右腕に暗黒竜でも飼いたかったなあ…。残念ながらそのようなチート能力は手に入らないまま、歳だけ取ってしまったわけですけど。)

とは言え、今のUGYAUはだいぶ呪いが薄まっております。
結構時間はかかりましたがようやく自分にかけられた呪いの正体がわかり、書き換える事が出来るようになったからです。
これってきっと誰にでも出来ること。呪いの正体さえわかれば大丈夫。

という訳で次回からは呪いの正体について。
大きく分けて2種類あると考えているので、二回に分けて綴っていきたいと思います。

次回もまたご覧いただけましたは幸いです。
↓ NEXT vol.3


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