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息をする様に自分を呪う私たち : 呪い(まじない)シリーズvol.4


こんにちは。呪いのろいを書き換えるまじないを作っていきたいアーティスト、UGYAUです。

前回のvol.3では呪いから受ける悪影響とそれを書き換えたいUGYAUの想いについて。
そして、他者からかけられる呪い何故私たちの口から呪いが飛び出すのかについて。を、
説明してみました。

今回はいよいよ、2種類ある呪いのもう一つ。
自分で自分にかける呪い
こちらについて書いて行きたいと思います。

前回の最後でも書きましたがこちらが一番厄介な代物です。
最も身近である自分自身(実質ゼロ距離)から放たれる呪い
そして断続的で幾重にも重ねがけされてしまう超強力な呪い。

だがしかし。
私たちが幸せに楽しく日々を過ごすためには絶対に対決しなくてはならない、そんな敵なのです。

自分と向き合う覚悟は出来ましたでしょうか?
では、いざ(己との)戦いへ!!

どうせ私なんて…とか言ってませんか?

自分へかける呪いなどと聞くと、誰がすき好んで自分を呪ったりするの?と思われるかもしれませんよね。
でも実際世の中に飛び交う呪いの割合って
他者からの呪いがが20%
自分へかける呪いが80%
くらいじゃないかと思います。
(いやもしかしたら本当は10:90の比率かも)

それほど自分を呪うのは簡単だし、その事が分かりにくいものだと考えています。

ちょっと例をあげてみます。 

・わたしはダメな人間だ
・自分なんて愛される資格がない
やっぱり出来なかった
どうせ私には無理
・立派な人間になるべき
・もっと努力せねば

聞いたことありますよね。
口にしたこともあるかも知れませんね。
クヨクヨする人にありがちなセリフです。
(わたくしUGYAUも以前は言いまくりでした。)

これを分析すると

自分の存在の否定
・出来ないと言う決めつけ
・自身へのあきらめ
・〜であるべき
・〜であらねば

こんな内容だと読み解けます。

ちょっと待って。と思われたでしょうか。
こんなの弱気になった時のネガティブ発言なだけじゃないか。
これを呪いとか大袈裟でしょ?と。

そうなんですよ。
誰でも、いつでも、どこでも、何度でも、
ついうっかり言いがちなセリフばかり。

それが、この呪いの最大の問題点!
ついポロッと口をつく、あまりにもお手軽にかけることが出来てしまう呪いなんですよ!!

抜け出せない自己呪い

自分で自分にかける自己呪いは先程あげた様な強烈な自己否定決めつけの言葉が頭の中で響き渡り、何度も繰り返される状態です。

そして思い出して頂きたいのですが、呪いの話vol.2で書いたノーシーボ効果という現象があります。まだお読み出ない方は遡って読んでみてください。
これは別名[信じてしまったら呪われる効果](今、UGYAUが命名してみた)。

そして呪われ体質の方はアンテナの感度が良すぎる超敏感体質だと言う事(これもvol.2で説明)。

わかりますよね?これで呪われないわけがないのよ。

さらに更に!アンテナの感度ビンビンの呪われ体質さん心が縮こまって縛られている状態です。誰かに相談もできない気持ちになってるので自問自答が繰り返される。
まさに呪縛されてしまっている。

その状態で自問自答したとして返ってくるのは自己否定、自分は出来ないという決めつけ。
蟻地獄みたいなもんで、抜け出すための蜘蛛の糸なんてどこに見えない。本当はあっても見つける事が出来なくなっております。
辛く苦しい毎日です。

脳内に反響している言葉は実態のない単語の羅列です。
それはもう事実でも真実でもない、ただの言葉のこだまみたいのもの。

もう少し言い換えると頭の中に貴方が勝手に作り上げた物語世界の言葉。
フィクションなんです。

しかし事実だろうがフィクションだろうが発動してしまうのが[信じてしまったら呪われる効果]

私はダメな人間だ、だから愛される資格などない。などと思考する←身体が脅威だと認識

自己が起動し不安を作る

臓器脅威に対応した反応をする
例) お腹が痛くなる 自律神経が乱れて睡眠障害を起こす

これは特殊な作用なんかじゃなく、生物に備わっている自然な反応なんです。
脳内のフィクションだったものは現実の体に影響を与える事が出来てしまうのです。

要するに、人間は自身に呪いの効果を発動する仕組み元々持っているって事なんですよね。なんてこったい。

弱い私が悪いのか?

そんな事を言っても世の中の全員がそうじゃないのだから、
結局あなたの心が弱いだけでしょ?
と、そんな風に行ってくるデリカシーのない輩がいる。いるんだよねー。

言われた言われた、わたしも散々言われましたとも。

でも違う。
私たちの気の持ちようとかそんなんではない。

実は私もその事実を最近ようやく知ったのです!

それを知ったのは鈴木祐さんの「無」という書籍の中でした。
https://a.co/j9G2LC4

以下はその中に書かれていたことの要約です。

脳はリソースを節約するためにシュミレーション世界(物語)を作り出す。
物語はその人の持つ過去の情報から作られる。
ゆえに間違った物語を作ることもある。
同じ情報でも人により受け取り方が違うのは、その人の持つストーリーラインが歪んでいるか正常なのかによる。
鈴木祐「無(最高の状態)」からの要約

"メンタルが強いか弱いかという問題ではない"

そう書いてあったのです。
全てを自分のせいにしがちな呪われ体質さんにとって結構衝撃的な言葉じゃないかと思う。
私は読んだ瞬間、目から鱗でした。

脳内で物語が勝手に紡がれることが問題なんだというのです。
自分の中にあるシステムこそが原因!
そこで自動に生起されてしまった物語二の矢という呪い生み出すから。

そう。最終的私たちに刺さる呪い「二の矢」でございます。

それって一体何なのでしょうか?

私たちの心の中に住んでる「ニノ・ヤイル」くん

実はvol.3で説明した他人からの呪いも、この物語自動生起システムがなければ本来呪いにはなりません。
あくまでも他人から言葉を投げかけられた、という事実があるだけ。
それを呪いとして受け止めるのは二の矢にした自分です。

鈴木さんの書籍の中で二の矢の説明として、ブッダの言葉だと書かれています。
調べてみると仏教の教えとしてよく説かれるもののようで、ネット上でもそのエピソードと共に多数記載されておりました。

例えば病気になった場合の二の矢はこうです。

病気にかかった事実。これが最初の苦しみ(一の矢) 

その現実を受けて精神的な不安・悩みを考え始める

自分の人生に絶望する、不幸を嘆く、何故自分だけがと他人を恨む、などなど新たな苦しみを作り出す(二の矢)

では自己呪いの場合の二の矢はどうでしょう。

やっていたプロジェクトが失敗してしまった。(一の矢)

努力が報われず悲しい気持ちになり、自分の能力が劣っていると感じた。

失敗を周りから馬鹿にされるかもしれない。
これで評価が下がったら居場所を失うかもしれない。(二の矢)

こんな具合です。
起きた現実に対して、ネガティブな物語(二の矢)を作り出している。
それを自分自身に打ち込み攻撃するのが自己呪いの正体です。

どうでしょう。
あなたの中にもニノ・ヤイル君いませんか?
そして結構いい仕事しちゃってませんでしょうか?
彼は能力の高いアーチャー(弓兵)なのでほぼ的を外さずクリーンヒットしてきちゃうんだよね…

二の矢刺さりまくりのイメージ図

ここまでをまとめてみる

さて、ここまで
・呪いの定義
・呪われ体質さんの事
・呪いの種類と正体

について説明させて頂きました。

私の拙い説明でわかってもらえたかだろうか…。

この呪いまじないシリーズはvol.1「呪いのろいを書き換える方法」として始めておきながら、vol.4であるここまででまだそこに辿り着いてないという有様なわけでして、長々と引っ張ってしまって本当にすみません。

いよいよです。
次回vol.5でいよいよ呪いを書き換える方法を!
UGYAU的、呪いを克服する為の気づきと学びの話を書こうと思ってます!!

引っ張りすぎちゃって、自分でハードルを上げてる気がしなくもないけど、
最後まで書き切れるように頑張ります。

では次回vol.5でもまたお会い出来ましたら幸いです。

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