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「サンクチュアリ -聖域-」

 netflixドラマ「サンクチュアリ-聖域-」を見た。

 友人の影響で30歳くらいから相撲をちょこちょこ見に行っている。全然詳しくないけど、私にとってお相撲鑑賞は行けば確実によい気分になれる贅沢な遊びのひとつ。そんな相撲の世界がネトフリのドラマになったことは知っていたけど見てはいなかった。でも各方面からよい評判が聞こえてきたのでついに先週末、見てみました(鶴竜の断髪式を見に行って、お相撲愛が高まったということもあり)。

 全体を通して、私にとっては力士の息子とその母の描き方が気になるところで、共感ポイントでもあった。ドラマに出てくる母親たちの状況は、(小雪演じるおかみさん以外)かなり極端で狂気をまとっているように感じ、見えにくくわかりにくいけれど、母が息子を愛していること、依存したり距離をとったり、愛し方にもいろいろあること、細かいところまで丁寧に、でも残酷に大胆に描けていたところがよかった。何気に男の子を育ててるお母さんたちにおすすめのドラマかも?

 もちろん、それ以外の主軸となる相撲界にまつわる人間模様もエネルギッシュで愛があって、見ているうちに視聴者のエネルギーも引き出してくれるようなそんなドラマだった。

 あと、最終回だけ尺が30分強だったのがなぜなのだろうと思った。でもそんなネトフリの自由さもよい。キャスティングもなんだかオシャレだと思った。

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