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不安と生きる

対世間的に、妊活のために退職をした体にしているけれど、結局のところ「仕事から逃げた」ことは否めないわけです。

ポジションがうっすら上がったことを除いて九年も同じ仕事をしている自分に嫌気が差し、また、同年もしくは年上の男性陣たちを上手く懐柔してモチベーションを高めるという賢さ&マネージャーの資質が欠けていたため(正論ばかりの堅苦しいオババ・・ってタイプでした)上にも行けず、煮詰まって体外受精を口実に会社から蒸発してしまった、ってな感じで。

そんな自分が情けなくて。「40歳なんて、一番稼がなくてはいけない壮年期に何やってんの!」「75歳でキツイ肉体労働したいのか、アンタ?」って、内なる自分に猛烈に責められて、生理が10日も早まってしまうほど。

ようやく心からこれやってみたいなと思って始めた学びすら、「これで食べていける人がどれだけいるの?受講費すらモト取れないんじゃない?」って、こちらの防御をすり抜けて心臓に強烈なアッパーを打ち込んでくるもんだから、こちらも虫の息ですよ・・。


やっと来月胚移植まで漕ぎつけそうなのに、不安で生理周期も乱れて、心臓がいつもバクバクしていて、こんな身体に赤ちゃんなんて来てくれるわけがない!!って焦って泣きながら酵素と葉酸を飲んで、婦人科系のツボに灸を貼る自分。

あれまぁ、毎日ハキハキと仕事をしていた外資系社員の私は夢か幻か。会社が私に与えてくれたものは職務と居場所と給与。それを自信に誤変換して空っぽの自分をパンパンに膨らませていた、その結果がこれなんだ、と今ならわかる。

・会社から離れても需要がある自分でいられるよう、スキルを磨く

・「好き」を見つける

・人の幸せを願い、優しく接する

もうね、こんなの15年以上前から耳タコだったのにね。見事にできてなかったね。だから今、自分の中に不信があって、それが不安を生んでいる。この不安を燃料にして、前進したり、しなかったりする日を繰り返しているうちに、もう少しマシな自分に仕上がっているはず。

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