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なんとかなるよ

おひさしぶりの、note。

不妊治療の記録用として綴りはじめましたが、いつの間にか不安や辛さ、
そういった気持ちと何とか折り合いを付けようとする言葉が中心になっていました。

外面が良い分すぐに人疲れしてしまう性分なのでnote上での交流を楽しみにしていたわけではなかったのですが、読んでくださった方々の温かい言葉に涙したり、希望を持てたり
「人ってこんなに温かいんだな・・」
なんてベタなことを心底痛感しましたね。note万歳。

肝心の?不妊治療は、2つの胚移植の不成功を以って2020年の初夏に終了しました。もう一度採卵をすることも考えましたが、子宮膜が薄いという、いかんともし難い理由を肺移植時にドクターから挙げられていたので、繰り返しても望みは薄いかなー、と。

それと同時に就活を始めたのですが、前職でSaaSに関われなかった後悔からテック系中心の転職サイトGreenに登録したものの、昔気質?の金融サービスからやって来た41歳にオファーは来ず、また沈み・・・

そんな頃、アメリカ人の友人から彼の働く米国発のAIスタートアップ企業のカスタマーサクセスに募集があると教えてもらって
「AI?ムリゲー\(^o^)/」
と思いつつ、(とにかくヒマだったので)面接を受けたところ、辛くも採用してもらい今はよくわからないエンジニア言語(フラグを立てる・・やら、JSON配列やら・・)を調べたり放っておいたりしつつ、多国籍な同僚に助けられたりイラついたり、そんな毎日を送っています。

とにかく人のいないスタートアップなので、入社して一週間で売込みのプレゼンをやらなくてはいけなかったり、畑違いの仕事も担ったりと「苦手」「怖い」「恥」まみれの日々ですが、オンラインといえど、手を貸してくれたり、気にかけてくれる人もチラチラ現れてくれて、働くことの楽しさをじわりと思い出してきました。

去年の今頃の私は、不妊治療にも集中しきれていなくて、前職を辞めたことを悔いて悔いて、アナタみたいな中途半端な人には世界中のどこにも居場所がないんじゃない?って自分を追い詰めて毎日泣いていたなぁ。

で、こんなこと書いてた。

40歳で会社をドロップアウトした私にも、次の居場所はある。絶対ある。世界は度量が広いんだ。そして多分、頭で考えているよりも、優しい。

本当にね、あったよ。仕事のことだけではなくて、↑ を書いた後でイヤイヤ始めた映像翻訳の授業も本当に有意義で、自信をくれたし、何より自分で自分を少し好きになれて、「居場所?そんなの失くしたらまたイチから作ってあげるよ、アナタのためならね」って思えるようになった。

今、とても辛くて不安で明日が来るのがこわい・・・そんな人がいたら、
「なんとかなりますよ」って、全力で言ってあげたい。毎日なんて頑張らなくていいし、時々休んで、ちょっとずつ歩を進めていけば大丈夫。前進しているどころか、後退しているような気分になることがあったってOK。人間、前に進むだけが能じゃない。周りの人を大切にして、自分はもっと大切にしつつ、時々気が向いたらちょっと冒険したりして。失敗した時にはぎゅーーっとセルフハグしてあげてくださいね。そうこうしているうちに、大丈夫、本当に「なんとかなります」よ。


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