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【英語学習】リスニングは聞くものではなく、分かるもの。たぶん。


こんにちは、UgoUgoです。

今回は、私の英語学習についての考え方を少し紹介させていただきたいと思います。「どんな勉強法をすればいいのかな?」、「なかなか英語が上達しない。。」と考えている方の参考になれば幸いです。

私、一応、海外に住んでいるのですが、日本の英語教育を受けて育った、普通の日本人です。英語に苦手意識はそこまでないのですが、分からない単語や、コミュニケーションに時間がかかることが多くあります。
その中で、英語と格闘しながら、英語と向き合いながら感じた、英語学習方法を共有できればと思います。


Key Points
・英語を勉強している。勉強したい。
・どんな勉強法があるのか知りたい。



1. 英語学習の目的

まず、何かを実行に移す際に必要なものは、目的(ゴール)の設定です。
英語学習の場合も同じで、勉強の目的をはっきりさせるが大事だと思います。

例えば「TOEICで点数が取りたい」という目的であれば、TOEICの問題集などを利用する方が、効率がいいと思います。

他にも、「英語で話せるようになりたい」とか「英語の文章が読めるようになりたい」といった目的であれば、それぞれの目的にあった勉強が必要になります。

基本的には、どのような目的であれ、英語を勉強しているという、行動は同じです。
ですので、TOEICの勉強をすれば、ある程度英語を話せるようになるし、英語を話すトレーニングをすれば、TOEICの点数もある程度は上がると思います。


ただ、効率がいい方法とは思えません
いわゆる英語ができる人は、基礎がしっかりしているので、TOEICの勉強をしていても、他の分野にもうまく応用ができると思いますが。。

特に、英語の基礎が確立していない段階では、目的別の勉強法を実践した方が、ゴールに近づくスピードも上がり、途中で挫折するといったことが少なくなるはずです。

ですので、繰り返しになりますが、勉強の目的(ゴール)をしっかりと設定し、その目的を意識した学習方法が大事です。

ここでは、「日常の生活で必要な能力を上げること」を第一の目的に設定し、考えたことを共有したいと思います。


2. 英語力の構成要素

目的がはっきりしたところで、具体的にどのようなことを考えながら、勉強した方がいいのかを考えます。

まず、英語力は大きく、以下の3つに分けることができます。
「聞く(Listening)」「話す(Speaking)」「書く(Writing)」

それぞれの能力を伸ばすためには、それぞれの特徴にあった個別のトレーニングが必要です。

ただ、個別に伸ばす必要があるといっても、それぞれの能力は密接に関連していて、個別に勉強していても、ほかの能力を伸ばすことに繋がります。

(目的を忘れないようにして、この点を少し意識する練習をしておくと、ある程度基礎が出来上がったあとの学習効率が大きく改善するはずです。)

まずは、「聞く(Listening)」能力を伸ばす際に、必要だと感じたポイントをまとめます。


2-1. 「聞く(Listening)」

まず、日本語で「聞く」ということを考えます。

この聞くという動作は、簡単な工程に分けると、

①相手が発している音を聞き取る→②単語として認識する→③それをつなげて意味を理解する

という流れです。


この流れは、英語でも同じです。
大体の場合は、これらの①と②ステップでつまずいていることが多いと考えられます。


例えば、Youtubeなどで「一発でリスニングができるようになる方法」みたいなを目にすることってありませんか。

これを見れば、「英語のリスニングができるようになるんじゃないか」と期待して視聴します。

実際に動画を見てみると、映画とかの「ワンフレーズ」が聞こえるようなるみたいな内容です。

嘘はついてないけど、、動画のタイトルと内容が合ってないなと感じることがあります。


ただ、これが、つまずくことの多い①のステップを解決するための方法だと思います。

このやり方で、自分の耳で聞き取れることのできる音と、分かるフレーズをあらかじめストックしておくことで、①-②のステップをクリアすることができるのです。


つまり、英語を聞くというよりは、はじめから英語のフレーズを頭の中に入れておいて、何をいっているのか分かるようにしておく、ということです。


ここで、もう一度、日本語を聞く場合のことを考えてみます。

日本語が母校語の人は、特に意識することなく、聞き取れる音と分かるフレーズが大量にストックされています。

なので、日本語を聞くことは、そこまで難しいことではないはずです。

でも、年齢が離れている人や、住んでいる地域が違う人と話すと、分からない単語とか表現に出会うと思います。

例えば、高校生の間で流行ってるような言葉が分からない、方言が理解できない、ラップで何言っているかわからないといった具合です。

日本語の場合だと、いくつか分からない単語があっても、そのほかを完璧に聞き取れているので、文脈から予測することもできますし、何度か繰り返し聞いていると、はっきりと音が聞こえるようになって、意味が分かるようになるはずです。

これは、日本語で、新しく聞き取れる音と、分かるフレーズを増やす作業をしています。


英語だと、母国語ではないので、分からない部分が、多く、理解したり、記憶しなければならないことが多いだけです。

映画のワンフレーズが聞き取れたところで、どうにもならないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この、聞こえる・分かるフレーズのストックを限りなく増やすことで、様々なパターンの話を聞いた時点で、言っている内容が分かるようになるわけです。


3. 私の勉強法:聞く(Lintening)編

さて、言葉にすると簡単そうに思えますが、実際に身につけようとするとそれなりに大変です。

世の中には、様々な方法があふれているので、具体的に私が実践している方法を紹介します。


3-1.英語のラジオ

以前、TOEICの公式模擬受験を記事にした時にも書きましたが、これは結構おすすめです。

色々なラジオ番組があるんですが、私のおすすめは、
YoutubeのSpeak Up Radioというチャンネルです。

Speak UP Radio by スピードラーニング『Speak UP Radio』はネイティブスピーカーが話す英会話を聞くことができるラジオ番組です!! エスプリラインスタwww.youtube.com


これは、ネイティブ2人が、あるトピックについて、英語で話をするだけの動画です。

日本とアメリカの違いなども、アメリカ人目線で話してくれているので、聞いてるだけでも面白いです。

ラジオなので、聞きながら、作業したりもできます。


普通の日本人には、正直、やや速いかなというスピードです。
ただ、英語学習者に向けての内容なので、丁寧でクリアな発音をしてくれているので、かなり聞き取りやすいです。

1本15分くらいなので、繰り返し聞くことができるのもポイントです。

聞き流しても一定の効果があると思いますが、聞こえる・分かるフレーズを増やすことを意識して聞くと、効率が良いです。


具体的に。
最初は、内容が理解できるようになるまで、聞きます。

日本語で内容が理解できたら、次に、話している言葉の全てを聞き取れるようになるまで、注意深く聞きます。

単語と単語の間にある「a」とか「of」とか全部です。

このステップを行うことで、自分の中に、分かるフレーズのストックが増えて、実際に自分が遭遇した時に、聞ける(分かる)ようになります。


なぜ、ここまで完璧に聞く必要があるかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
(それなりに大変です。)

ただ、これが、私がこのチャンネルをおすすめする理由、効率よく英語力を上げる方法にも繋がります。

まず、このチャンネルが、日本人でもぎりぎり聞き取れるくらいのスピードで話してくれているというのがポイントです。

実際の生活で、アメリカ人が話しているときは、色々省略して話したりするので、元々のフレーズを確実に覚えておかないと、全く分からないです。

なので、できるだけ速いスピードに慣れておいた方が良いです。

(このスピードに慣れていると、TOEICなどは、わりとゆっくりに聞こえます。)


そして、会話に出てくる単語やフレーズを、完璧に分かるようにしておくと、それをそのまま話す場合のフレーズとして応用できます。


今回は、具体的には書きませんが、私は、ラジオの内容を1人で、口に出して話しています。
(このように、英語力を構成している能力が、根底では繋がっていることを意識することで、効率よく学習できることが、理解できると思います。)


もちろん、問題点もあります。
ずっと聞いていると、正直飽きます笑

あと、話している内容の原稿がないのも、若干マイナスです。
(もしかしたら、私が知らないだけかもなので、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。)

なので、一応、ほかの方法も紹介します。


3−2.映画・ドラマ

定番のやり方だと思います。

教材が変わっているだけで、基本的には、意識するポイントは同じです。

しっかりとした目的・意識を持って映画をみると、とても素敵な英語教材になります。

自分の好きな映画などであれば、そもそも興味があるので、続けやすいという方も多いかもしれません。

また、映画などを対象にすると、その作品の背景が分かっているので、どういった状況で、この表現を使っているのか、などの理解も進みます。

ただ、長いので全部繰り返し見るのは、結構大変です。。

あと、前述のSpeak Up Radioより話すスピードが早かったり、俳優さんごとの特徴があって、いきなり映画を教材にするのは難しいかもという印象です。
英語学習におすすめの映画なども取り上げられているようなので、自分の好みのものがあれば、試して見てもいいかもしれません。

4. まとめ

今回は、英語のリスニングという視点から考えていたことを書かせてもらいました。

英語の能力を向上させるためには、リスニング以外の能力も強化する必要がありますが、英語を実際に使うときのことを少し意識して、日本語だったらどうかなと少し意識すると、勉強するポイントが見えてきて、効率的に勉強することができるようになると思います。

何が正しい勉強法かわかりませんが、自分に合った勉強法を探しながら、継続することが大事だと思います。

また、英語や英語学習は、あくまで自分の目的を達成するために行うものであって、勉強自体が目的になってしまうと、勉強している自分に何となく満足してしまう恐れがあるということを認識しておく必要があると思います。

今回の記事は、以上です。
私の経験ではありますが、どなたかの手助けになれば幸いです。質問などがありましたら、いつでもコメントください。



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