大企業のトップ営業からmentoへ。コーチング事業の未来に確信する理由とはーーーmento社員インタビューvol.1
パーソナル・コーチングサービス「mento」を提供する株式会社ウゴクの社員インタビュー第1弾では、mento for business 事業責任者の藤本賢介さんにお話をお伺いしました。
藤本さんは大企業2社で働く過程で出会ったコーチングに惹かれ、mentoにジョイン。まだ多くの方に知られていないコーチングの価値を、企業の人事の方などに伝えてサービスを広める難しさ、個人の変化まで感じることができる面白さをお話しいただきました。
藤本賢介 プロフィール
前職ではリクルートやキーエンスでエンタープライズ領域のセールスに従事。mentoのコーチ養成プログラムでコーチングを学びプロコーチとして働く傍ら、2021年5月に株式会社ウゴクに入社し、現在はmentoの法人事業責任者として、マーケティングや企画、組織立ち上げなど幅広い業務に従事している。
内面が変わるきっかけになるコーチングに惹かれた
―――mentoに出会ったのは、mentoが提供するコーチ養成プログラムだったんですよね。そもそもなぜコーチングに魅力を感じたんでしょうか?
最初にコーチングと出会ったのはキーエンスから転職しようとしていたときでした。当時やりたいことがわからず9ヶ月くらいずるずると転職活動していたときに、友だちが雑談みたいな感じでコーチングをしてくれたんです。特別なことを話したわけではないんですけど、「やりたいことってなくてもいい」ことを確信として持てたことが自分にとって大きな変化で。それまでは、人々に貢献したいことや社会をこうしたいなど、他人が納得するきれいな言葉を探していたんです。それで、内面に変化を起こすコーチングってすごいなと。
その後、営業のスキルとしても活用できそうだなと、mentoのコーチ養成プログラムで勉強することにしました。学んでいくと、ただのコミュニケーションスキルではなく、人生全体で使える考え方だなと思ったし、単純にコーチングが好きになって。加えて、そのプログラムで自分自身に対してもコーチングをするなかで、仕事に対する考えが変わりました。
―――どのような変化があったのでしょうか。
当時の仕事は楽しいし成長もできていて、充実していたんですが、どこかで物足りなさを感じていました。それを掘っていったら、「誰に何を届けて、どうなって欲しいのか」が大切なのだとわかったんです。「何を社会に広めたいのか」を考えたら、あ、コーチングじゃんって。コーチングで、自分自身や、周りの人も救われているのを近くで見ていたので。
―――「内面が変化する」ことが大切だったんですね。
そうですね、今までコーチングに限らず、人との出会いで自分自身が変わったことがあって、例えば高校の先生に出会って超保守的からチャレンジを楽しめるようになったり、理系の研究室に行くつもりだったのにアパレルで働いて、人と話す仕事をしたいと営業になったり、とか。人生の岐路にはいつも誰かが立っていることに気づき、自分も「人と人の出会いによって誰かを変えること」に関わりたいと思っていたことがわかりました。
対個人に価値を提供しているからこその面白みと難しさ
―――mento for businessではどのようなサービスなのでしょうか。
mento for businessは対象者が異なる3つのプランを用意しており、それぞれの対象のメンバーにプロのコーチングを受けていただくプログラムを提供しています。
商談相手は、スタートアップから大企業まで、様々な企業の人事企画や経営企画など、人材開発をミッションに持たれている部署の方です。課題としてよくお聞きするのは、指示待ちの人、言われたことしからやない人が多いって言われている中で、「リーダーシップを醸成したい」「変革してくれる人や次のリーダーになる人を育成したい」といった内容。研修と比較されている場合が多いですね。コーチングは研修などでは学べない、思考や意志の力を生み出す人材育成施策です、という話を商談の中ではしていきます。
―――なるほど、そのような組織課題に対してどのようにコーチングの価値を伝えて、商談を進めていくのでしょうか。
まずは現在抱えている課題をひと通り話してもらいます。少しコーチングのようなコミュニケーションも取りながら、お客様が実現したいことをとにかく言語化していく。その中でコーチングがどのように価値提供できるのか、社員がどう変わっていくのかを説明していくと、クライアント自身の姿勢が前のめりになっていくことがあります。効果も見えづらく、難しい施策ではありますが、mentoのサービスであれば解決できると確信いただいたとき、大きな価値が発揮されると信じています。なので、まずは担当の方にコーチングの価値を確信してもらうことを大切にしています。
―――入社動機にあった個人に対する価値を感じる場面はありますか?
mentoが価値を最終的に届けたいのは個人であり、そこから周囲、組織へと影響範囲を拡げていきたい、それ自体が自分のやりたいことに結びついています。
例えば、直接クライアントに接しているコーチとも密にコミュニケーションを取っているので、コーチから「クライアントにこういう形で伝えてもらえるとよりいいコーチングが提供できる」「こんな提案をクライアントにしてみたいが、mentoとして対応できるか」など意見を聞くことがあります。あとは、コーチングを受けた方にアンケートやインタビューをすることで生の声を聞くようにしています。常に個人の声に耳を傾ける機会がありますね。
そのようなフィードバックは商談中に自分がしていたトークや期待値とつながるので、提案のPDCAを回すことにも活かしています。そのように、自分の受注した案件が生んでいる価値がわかるのは、mentoのセールスとしての面白さだなと思いますし、責任を感じる部分でもあります。
価値とプロダクトを磨き続け、見え始めた勝ち筋
―――コーチングを広めているなかで、いまはどのようなところに課題を感じられていますか?
コーチングって、本当に人をモチベートしたり変えたり人生の転機になったり、挑戦する全ての人にとって価値のあるものなんですが、現時点ではまだまだ閉鎖的だと感じています。例えば、エグゼクティブやトップパフォーマーを中心に提供されていたり、マネージャーや経営層が受けるというイメージがあったりします。だから、もっと社会に広めて行く必要がありますし、それに対してまだまだ課題もあります。
―――mentoはそのような課題に対して、どのようにアプローチされているのでしょうか。
mentoでは、社会に広げるための基盤をつくってきました。代表的な例を三つ紹介すると、一つ目はコーチコミュニティの形成。一流のコーチを厳選し、彼らが切磋琢磨しあえる環境を整えてきました。
二つ目は運用の効率化のためのシステム開発。導入担当者が、導入・運営をしやすいよう、コーチの紹介からセッションの管理までをスムーズに行えるシステムを開発しています。
三つ目は、コーチングの価値を数値化するための、データ活用です。社内にはデータサイエンティストもいて、数値化しにくい「内面の変化」を成果として感じていただけるようにするために、効果を図るためのアンケートの設計などにも力を入れています。
―――スムーズに導入してもらい、提供するコーチングの質を磨き、成果を感じてもらいやすくすることに力を入れてきたんですね。
はい、その結果が契約数・登録コーチ数・満足指標の実績という数字にも反映されていますし、mentoは大手の実績が多いんです。また、従来型のコーチングを選択してきたエグゼクティブ層の中には、mentoにスイッチする方もいます。自分たちがコーチングに感じている価値が、個人の変化を促し組織の課題を解決していると感じていますね。
大切なのは、前に進みたい人の背中を押したいという想い
―――今mentoでは法人営業のメンバーを募集しています。どのような方と一緒に働きたいですか?
まず、営業だけではなく事業全体に関わってみたいという方ですね。今自分も営業としてクライアントと商談する以外にも、事業の企画やセミナーなどのマーケティング・集客にも関わっています。まだまだ立ち上げフェーズなので、自分と一緒に全体に関わりながら、法人営業をグロースしていくメンバーを採用したいなと。
自分もmentoで初めて営業以外の業務に関わっているのですが、視野がかなり広がって、経営の視点が養われているように感じます。営業だけだと訪問や商談率だけしか見えていなかったのですが、事業上で必要な数字からリードや商談数などブレイクダウンして考えられるようになりました。
今はそのリードから受注までの数字を動かしながら、どの数字を変化させることで成果が最大化するのかを試しながら進めている段階です。どれも事業としての勝ち筋が見えつつある今のタイミングだからこそ、できる仕事ばかりですね。
―――クライアントと商談するときなどにコーチングの経験や知識もあった方が話しやすい点もあるかと思うのですが、そのあたりはいかがですか?
そうですね、できたらコーチングを受けたことがある、多少理解ができる人の方が現時点では働きやすいと思います。ただ、突き詰めると、コーチングへの理解やスキルよりも、想いだけだと思っていて。前に進みたいと思っている人が前に進めるようにサポートしたい、そのために、コーチングという手法を届けたいという想いがあれば。あとは組織にも優秀なメンバーがたくさんいるし、プロダクトという武器もあるので、コーチングへの理解を深めながら成長できると思います。
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mentoでは、法人営業の採用を積極的に行っています。興味のある方は藤本さんのmeety、もしくはmentoのお問い合わせからご連絡ください。
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