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「コーチの仕事は “元気の源”」副業コーチに聞く、働く意味ってなんですか?浅井彩織さん編

mentoに登録しているコーチのなかには、専業コーチだけではなく、本業をやりながら副業としてコーチをやられている方も多くいます。なぜ本業で生計を立てられるにもかかわらず、副業としてコーチをされているのでしょうか?そこには「働く意味」を知ることのできるヒントが眠っているのかも…ということで、副業コーチにお話をお伺いする企画を始めます!今回はメルカリで中途採用の仕事をしながら、昨年の6月からコーチとしても活動されている浅井さんにお話をお伺いしました。

浅井彩織
新卒で大手IT企業に就職し、法人営業として宮崎の支社に2年勤務。その後東京に戻り、広告の営業職に転職。異動やロールチェンジも経ながら約4年働いた後、現在の株式会社メルカリに人事として就職。現在では子会社メルロジの人事として働くほか、mentoでプロコーチとしても活動している。

なぜコーチになったんですか?

大きなきっかけはmentoでコーチングを受けてみて、自分自身の行動や考え方の変化を体感したことです。「コーチングを通して人がこんなふうに変われるなら、私もその変化を手伝う側になりたい」と思いコーチを目指すようになりました。

私はもともと人の目をとても気にするタイプなんです。「その場に溶け込むようなキャラ」で今まで生きてきて、本音を隠し続けてきました。でも、コーチングを受け続けてみて、コーチはクライアントである私の話を遮らないし、コーチングはどんな感情や思いも否定しない場であることを知りました。「こんな話もしていいんだ!」という安心感が生まれて、コーチングを受けていない仕事の場でも勇気を出して思っていることを言えるようになりました。コーチングが「本音を開示する練習」にもなっていたようで、素直に自分の考えや思いを表現したり、自分を受け入れられるようになったんです。

本音を言えるようになったら、仕事にも良い影響がありました。たとえばそれまでの私は、できなさそうな仕事も「できます!」と言って無理をしてしまったり、分からないことを隠してしまったりしていたんです。ところが、自分の本音を話せるようになると上司に「この仕事はできます/できません」「こういう仕事がやりたいです/やりたくないです」などと言えるようになりました。その結果として、自分により適した機会を得られるようになったんです。たとえば「あなたがやりたいと言っていたことは組織が必要としていることでもあるから、やってみなよ」とロールチェンジのチャンスをいただくこともできました。

そこから、自分の人生を良い方向へ変えてくれたコーチに私もなりたいと思って、mento主催のCOACHING CAMPに参加することにしました。大人になってから初めてちゃんとお金を払って習ったのがコーチングなんです。お金はもちろん必要でしたが、あまり悩まなかったんですよね。直感で決めて、ポンと数十万を払った自分に若干びっくりしてますもん(笑)だからやっぱり、コーチになるっていうのが自分にとっていい選択なんじゃないかみたいな予感はあったんでしょうね。

COACHING CAMPの様子。現在開講中の3期は講師として参加しています

なぜコーチを副業として働いているんですか?

最初は「コーチングを副業にして稼ぎたい」と、明確に副業をイメージして学び始めたわけではありませんでした。コーチングを通して自分自身の変化を体感したからこそ「コーチングってすごい!私もできるようになりたい!」という気持ちだけでコーチを目指して、晴れて学びの場を卒業して、そこから自然に副業としてコーチ人生が始まったような感覚です。コーチングは私にとって「お金を稼ぐための副業」ではなく「ライフワークとしての副業」なんです。

とはいえ、副業が始まるとなると、不安がなかったわけではありませんでした。「副業は一部のすごい人しかできないものだ」って思い込んで遠ざけていました。ただでさえ忙しいし、両立なんて絶対無理、とか。でも、自分がクライアントとして受ける側のコーチングを通じて、やったことないのに思い込みだけでとりあえず無理って言ってるだけだと気付いて、思い込みを外すことができました。

副業でコーチをするには時間を効率的に使うなど工夫が必要な場面もありますが、コーチングを通して「変化していくクライアントさんの姿」に立ち会えることは、とてもやりがいになっています。そしてありがたいことに、やりがいだけではなく、COACHING CAMPの参加費を回収できる目処が立つくらいには、しっかりお仕事をいただけていますね。

本業である中途採用とコーチの仕事はどちらも「誰かの人生の岐路をサポートする」仕事。とても相性が良く、相乗効果が生まれているので、充実した働き方ができているなと思います。

例えば、仕事のミーティング内での振る舞いやファシリテーション、候補者さまとの面接でもコーチングで得たスキルが生かされていると感じることがあります。コーチングの場では、クライアントの中にまだ出せていない本音があるなと気付いたら、その本音がなにかを率直に聞いたり探りに行ったりするんですよね。その感覚が仕事でも活かされていて、ミーティング中に誰かが表情とか声で納得してなさそうだなと思ったら、何か気になっていることありますか?と率直に聞けるようになりました。仕事の進め方や社内の周りの人との関わり方も良くなったと私は感じています。

あとは…コーチングすると自分がめっちゃ元気になるんですよね(笑)クライアントさんの言葉や変化していく姿から刺激をもらって、セッションが終わった後にすごく清々しい気持ちになって、私も負けずに頑張るぞ!って前向きな気持ちになれるんです。たまにクライアントさんから感謝の言葉をいただきますが、嬉しく受け取りつつも、それ以上に私が感謝しています!ってお伝えしています。

クライアントさんと継続セッション後の振り返りタイム※掲載許可をいただいております

コーチングって何を話せばいいですか?

私はもともと「コーチングって経営者向けのサービスでしょ、私みたいな一般社員には関係ないや」と誤解していたのですが、大きな間違いでしたね…!mentoのコーチングで扱われているテーマは幅広くて、壮大なテーマじゃなくたって、大歓迎なんです。

転職やキャリアに関するテーマも多いですが、「習慣」に関わるテーマも多いですよ。「ダイエットや健康的な習慣を作りたいけど、なかなか続かなくて」みたいなことでも良いですし、「やらなきゃいけないと思っているけれど、なかなか手につかないこと」みたいなテーマもありますね。社内の人間関係や家族との関係に関する悩みやモヤモヤも、コーチングで取り扱うテーマとしてぴったりだと思います。

また、mentoに登録しているコーチにはそれぞれ個性がありますが、私個人は、コーチングの場が必ずしも「即時の行動変容」につながらなくても良いと思っています。たとえば、単に最近思っていることを話したいとか、自分の本心を探るところに今日はフォーカスしたい、とか。必ずしも無理やり毎回ネクストアクションを決めなくても、「自分の考えを整理する時間」からスタートしても良いじゃない、と思っています。

私がコーチングにおいて特に価値を感じているのは、「怒り」や「悲しみ」など、多くの人が「外に出すべきではない」「隠さなきゃ」と思ってしまうような、負の感情と言われる部分を見つめることができる場であること。一般的に「ネガティブな感情」と捉われがちですが、これって人間誰しもありますよね。コーチングの場ではそういった感情を出しても当然否定されないし、「自分自身はなぜ怒っていたのか、なぜ悲しいのか」というのは自分の本来の価値観や大切にしたいものを知るための大事なヒントなんです。そういった大切な感情を正直に感じて、コーチに話して、そして対話を通して自己理解、自己受容ができて、自分自身の変化につながる。これが敢えてコーチングを受ける醍醐味だと思っています。

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取材日:2022年3月9日



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