【案内】クサワケテ ユケ ワークインプログレス(試演会)

見えない人、見える人が集う「動きをめぐる研究会」では、
それぞれの中にある《わからなさ》への
素朴な問いや好奇心を、互いに投げかけたり、反応し合いながら、
ワークショップでいろんなヒョウゲンの実験を重ねてきました。

7月10日・11日、ささやかではありますがこの試みをもう少し広くシェアする機会を設けます。
感染状況が油断ならない状況なので多くの人をお招きできませんが、もし興味を持たれた方がおられたらお越しください。
今回は映像や音声記録も行い、後日ブログで発信する予定です。


日時・プログラム

7月10日(土) 14:00〜16:30
ワークショップ『場になる 戸惑い、居心地、表れの時間』進行:西脇秀典
ワークショップ『ぐるりとめぐる オノマトペ』進行:かめいともみ

パフォーマンス『ことばでうごく』
作・演出・出演:光島貴之 辻野恵子
ミクステクスチャー:小池芽英子

7月11日(日) 14:00〜16:30
ワークショップ『ぐるりとめぐる オノマトペ』進行:かめいともみ

パフォーマンス『見ないダンス』
構成・演出:伴戸千雅子
出演:大歳芽里 川瀬亜衣 伴戸千雅子

パフォーマンス『名残り雪』
テキスト:牛若孝治
出演:牛若孝治 スズキ

※両日とも、パフォーマンス後に感想をシェアする短い時間を設けます。

両日開催
展示『ぐるりとめぐる オノマトペ』
企画:かめいともみ
協力:動きをめぐる研究会、樫田幸枝(maka)、鈴木潤+片岡祐介(おっさん姉妹)、武井真由美(にちにち白ご飯)
※ 当日、完成した作品を鑑賞し、研究会メンバーの光島貴之さんが考案した「手ざわりカード」を使い簡単なワークショップをします。

会場・予約方法・参加費・持ち物

会場 アトリエみつしま Sawa-Tadori
ウェブサイト https://mtsm.jimdofree.com/
電話番号 075-406-7093住所 〒603-8215 京都市北区紫野下門前町44
京都市バス「大徳寺前」下車、北へ徒歩5分。
※ 開始30分程前に、バス停「大徳寺前」で待ち合わせが可能です。

予約方法
各日、10名程度のご予約を受け付けます。
メール(ugokimeguru@gmail.com)にて承ります。本文に「名前、電話番号、参加希望日、待ち合わせ希望の有無」を書いてお送りください。こちらからの返信をもって受付完了となります。
※ 開始30分程前に、バス停「大徳寺前」で待ち合わせが可能です。
※ 新型コロナウイルスの感染状況により、受付完了後でもお断りする場合があります。

参加費 1,000円(介助者は無料)
※ 動きやすい服装でお越しください。

持ち物
 アイマスクあるいは手ぬぐい

モニター募集

本プロジェクトでは、見えない人、見えにくい人のモニターを募集します。
このイベントを見学していただき、終了後に感想をお伺いします。
モニターの参加費は無料です。
お電話(070-2250-9612)かメール(ugokimeguru@gmail.com)にて承ります。メールの場合、件名に「モニター募集」、本文に「名前、電話番号、参加希望日、待ち合わせ希望の有無」を書いてお送りください。こちらの返信をもって受付完了となります。

感染症対策

・風邪の症状や発熱(37.5度以上)がある場合には参加をご遠慮ください。
・この試演会では隣同士で話し合ったり、体を動かすことがあります。
 本企画の趣旨をご理解いただき参加をご検討ください。
・部屋の入り口や窓を開け、十分に換気を行い、換気休憩も設けます。
・必ずマスクを着用してください。 
・来場時など適宜、除菌液や手洗いでの消毒をお願いします。
・当日参加は受け付けず、要予約とさせていただきます。
・新型コロナウイルスの感染状況に応じて延期・中止する場合があります。

クレジット(スタッフ・主催・後援・助成)

スタッフ
音響 甲田徹
映像撮影 小池芽英子
写真撮影 草本利枝
制作 Dance & People

主催 Dance & People
電話番号 070-2250-9612(不在の場合、用件、名前、連絡先を留守電に残してください)
メールアドレス ugokimeguru@gmail.com

助成 公益財団法人俱進会

上演作品、ワークショップの紹介

7月10日(土)
ワークショップ『場になる 戸惑い、居心地、表れの時間』
進行:西脇秀典
この研究会では、見える人は、時にアイマスクや手拭いで目隠しをすることがあります。今回もこの時間はできたら目隠しをしてもらい、この場に集まって、初めて出会う、色々な人やそこにあるものたち、音たちと共に居る時間を過ごします。その時、どんなことをしたくなるでしょうか?手探りで、その時間、その場にあること、起こっていること、戸惑うこと、居心地、やってみたいこと、その色々を感じてみませんか?

 パフォーマンス『ことばでうごく』
作・演出・出演:光島貴之 辻野恵子
ミクステクスチャー:小池芽英子
「見えない人は自分は動かず、言葉で人を動かしてえらそうにしている!もっと1人で歩いたり自分でいろんなことをやれよ」半世紀も前の盲学校時代、「エリート盲人」に対して嫌悪感を持って言われた言葉です。
以来ぼくは、自分で体を動かし、人任せにせず、何でも体験することを大切にしてきました。ところが今回思いついたパフォーマンスは、言葉で人を動かそうということ。動かされるのは僕自身でもあるので、「エリート盲人」になるのとは違いますが。少し不安も持ちつつ、言葉のやりとり、また言葉と言葉のあいだの時間から、その瞬間のからだと心の動きを感じる。そんなことを観客の皆さんと共に体験できるといいなと思っています。

7月11日(日)
パフォーマンス『見ないダンス』
構成・演出:伴戸千雅子
出演:大歳芽里 川瀬亜衣 伴戸千雅子
音響:甲田徹
フォーマット参照:土居大記「アンケートパフォーマンス」
私は普段「見せる」ことを前提にダンスを作っています。でも、「見せない」という前提でダンスを作ったら、一体、どういうことになるんだろうか。それが出発点です。この作品は「アンケートパフォーマンス」という作品にヒントを得て、ダンサーに様々な質問などを投げ、それに答えてもらう形で構成されています。ダンサーの言語感覚や声というカラダの使い方から、どのような時間・空間がうまれるのか。まだ、声の向こうにどんなカラダを想像できるのか。
目を閉じる、アイマスクや手ぬぐいで目隠しをするなど、「見ない」状態での鑑賞をお願いします。

パフォーマンス『名残り雪』
テキスト:牛若孝治
出演:牛若孝治 スズキ
猛烈社員だった俺が、上司に叱られたことをきっかけに引きこもり状態になり、「昼夜逆転」の日々が続く。そんなある日の夕方、ヘルパーに連れられて、近所のコンビニに買い物に行く。そのコンビニのラジオから聞こえてきた「名残り雪」の歌を聴いて「俺にとっての『春』っていったいなんなんだろう」とひどく考え込んでしまった俺だったのだが、次の瞬間、、、。
夢小説「名残り雪」を元に、即興パフォーマンスを展開する。

両日開催 
展示『ぐるりとめぐる オノマトペ』
企画:かめいともみ
協力:動きをめぐる研究会、樫田幸枝(maka)、鈴木潤+片岡祐介(おっさん姉妹)、武井真由美(にちにち白ご飯)
1つの「オノマトペ」を「五感」(視覚・触覚・嗅覚・聴覚・味覚)を使い複数人がリレー形式で繋がる作品を制作しました。
オノマトペを聞いて視覚を使わず作品を作り、触覚で鑑賞したり、香り、音、食べ物で表現したりと、情報を伝えていく難しさや面白さ、それぞれの感覚の違いなどが詰まった作品です。最後にはどんなオノマトペになるでしょうか?
「ぐるりとめぐるオノマトペ」一周まわって繋がって、新たな面白いものが生まれますように。

※ 当日、完成した作品を鑑賞し、研究会メンバーの光島貴之さんが考案した「手ざわりカード」を使い簡単なワークショップをします。

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