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Bリーグ2023-24 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ  振り返り (14試合終了時点)

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⭕️はじめに

バイウィークもそろそろ終わる。
バスケットLIVEの無料期間も終了してメンテナンス休憩に入る直前。
今年も怪我や不調でテコ入れが入り、外国籍選手を中心に動きが出ているBリーグ。

我らが名古屋ダイヤモンドドルフィンズも大きな動きがあり、チームの大黒柱スコット・エサトンがついに復帰した。
それに伴い誰が契約解除になるのかと身構えていたが、なんとソアレスがIL入り。まさかのILループという奥の手が発動しました。
おそらくソアレスはヘルニア持ちで万全なコンディションではないため、しばらく休んで回復させて、またその時に外国籍選手達の体調や怪我の状況次第で誰を残すのか、選択するつもりでしょう。

エサトンとスミスのコンビでは、かなりインサイドを強調したオフェンスになる。昨年後半のアラン・ウィリアムズがいた頃のバスケに近くなるのか。
とちらにせよ、エサトンがいることで安定感が増すことは確実。
12月の強豪チームとの戦いが待ち遠しい。

⭕️勝敗

14試合終了して、11勝3敗。西地区1位。素晴らしい成績。
3連敗という負け方は気になるが、外国籍が全員新規になってしまったことを考えると上々。
さらに齋藤と佐藤はアジア競技大会参加で合流が遅れて、コンディション不良などで万全ではなかったので、予想外の連勝スタートだったというのが正直な感想。

⭕️スタッツ

3pt
成功数  9.6(16位)
試投数  26.1(16位) 
成功率 36.9%(2位)

リバウンド数
OR 15.1(1位)
DR 27.6(8位)
TR 42.6(2位)

アシスト数
20.9(1位)

ターンオーバー数
16 (24位)

オフェンシブレーティング
114.9 (4位)

ディフェンシブレーティング
106.4(9位)

ネットレーティング
8.6(6位)

ポゼッション
73.3(11位)

⭕️スタッツ解説

前回の振り返り分析の時と比較して、3ptシュートに関しては傾向は変わらず。確率がリーグ2位と高く、試投数はリーグ16位と少ない。
やはり3ptシュート多投チームというイメージは誤り。

フリースローの獲得数もほぼ変わらずリーグ8位。
ペイント内のスミス効果は継続中。

リバウンドに関しては、明らかに増加している。
オフェンスリバウンドはリーグ1位。
ディフェンスリバウンドがリーグ8位。
トータルリバウンドでリーグ2位。
獲得数で見ると、オフェンスリバウンドが圧倒的。
今の名古屋は、昨シーズンの琉球と同等のリバウンドチームに変貌している。

アシストがリーグ1位なのはイメージ通り。ボールと人が絶えず動いて、スペーシングを意識したオフェンスが出来ている。

しかしターンオーバーが最下位。リーグで1番多い。元々アシストが多くてターンオーバーが少なくないチームだが、昨シーズンはリーグ真ん中くらい。
今シーズンは明らかに連携が上手くいかず、意思の疎通が取れていないパスミスが多すぎる。外国籍選手が3人とも新規になり、十分な練習がまだ出来ていなかった事が要因と思われる。
これも、ある意味でポジティブ要素。これから改善していけば、もっと良くなることを意味している。

レーティングは少し物足りないレベル。
ディフェンスはCSクオリティの8位以内には入りたい。
オフェンスはトップを目指したいところ。
ネットレーティングでトップ3くらいのクオリティでCSに挑みたい。

ポゼッション(ペース)は相変わらずリーグ真ん中。
これも名古屋はペースが早くてガンガンシュート打ちまくるというイメージとは少し違うところ。
当初の予定だった、スミスがいないチームであればどうなったか分からないが、今は間違いなくそうはならない。
スミスがトップの位置、もしくはハイポストあたりでスクリーン、もしくはハンドオフ、できればスキップパスを配給するというバスケを目指すのではないか。
それは昨シーズンのアラン・ウィリアムズが果たした役割。

⭕️まとめ

シーズン中盤以降に、外国籍選手がどうなるか。それによって目指すバスケの形も変わりそう。
1番のポイントはスミスがいるか、いないか。

日本人選手では、新加入の佐藤が1番のポイント。佐藤の活躍が、昨シーズンからの上積みになる。

それから張本が復帰する時期。CSまでに張本も含めて新加入選手達がフィットすれば、ファイナルを狙える力はある。


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