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チャンピオンシップ Quarter Final GAME1 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ VS 琉球ゴールデンキングス 5/12


沖縄アリーナ

ついに勝負のCS。琉球とは過去何度目だろうか。これまでのCSでの初戦は全て名古屋が取っている。そして2戦目以降を取られて敗退の歴史。
新たな歴史を作りたい。
ウィリアムズが脳震盪で離脱。ンドゥールが久しぶりの復帰でいきなりCSという緊急事態。

スターター
名古屋
坂本、須田、中東、クラーク、エサトン
琉球
岸本、小野寺、今村、ダンカン、クーリー

1Q
名古屋のポゼッションから。名古屋はクラークにトップの位置で渡して、エサトンがピックに。ディフェンスをスイッチさせて、クーリーとの1on1を選択。ジャンパーは外れたが、エサトンがリバウンドをティップして捩じ込む。
琉球はまずは今村に。ディフェンスが厳しいため岸本にパス。岸本はドライブしてフローターが外れる。
エサトンが素早いポールプッシュ。ハンドラーは中東。ウイングのクラークにマッチアップするダンカンに、坂本が最後からスクリーン。完全にかかってクラークには岸本がスイッチしてゴール下に。
中東が見逃さずにゴール下のクラークへアシスト。
琉球は今村。名古屋のディフェンスが激しく、ボールが渡ったポジションがかなり遠い。苦しいパスを選択して坂本がスティール。
名古屋、6-0のラン。最先の良いスタート。
完全に名古屋ペースでこの試合入れたが、岸本の3ポイントが外れて、クーリーがオフェンスリバウンド回収。クラークからファウルももらう。6-2。このワンプレイでアリーナの雰囲気が一変した。
しかし、名古屋はオフェンス好調。中東がP n Rから上手くドライブでペイントアタックしてレイアップ。一気に琉球にペースは渡さない。
ダンカンがクラークとのミスマッチをついて得点。
中東が岸本とのミスマッチをつくが、シュートが外れる。岸本の速攻を許して、今村へのキックアウト。3ポイントシュートを決めて8-7。
これで琉球が完全に落ち着きを取り戻した。
名古屋はスイッチさせて、クラークがクーリーを攻めるオフェンスをかなり狙っている。
ここで坂本に代わって齋藤。オフェンスのムーブを速めて琉球を攻め立てたい。
リバウンドからボールが齋藤に渡り、一気に前線の須田へ。キャッチした瞬間、迷わず3ポイントシュート。トランジションスリーで12-7。琉球タイムアウト。残り時間5分38秒。トランジションからの名古屋のオフェンスが決まり出した流れを切りに来た。
ここでエサトンに代わってンドゥール。4ヶ月ぶりの実戦。試合勘をどこまで戻せるか。
いきなり連携ミスでターンオーバー。仕方ないが、ウィリアムズの脳震盪は本当に痛い。ンドゥールにはなるべく早く感覚を取り戻してほしい。
齋藤と伊藤のツーカード。ゾーンディフェンス多用。
ンドゥールがダーラムに対応した時に、ダーラムが外に開いて行き、そのままンドゥールが付いて行った。そして逆サイドで齋藤が後ろに下がり、そのまま入れ替わりで2-3ゾーンを継続。約束通りなのか、ンドゥールのミスのカバーなのか。
齋藤のテンポの良いパスでクラークが3ポイント。15-7。
岸本のディープスリーで15-10。
伊藤がシュートタッチが良さそう。フローターが綺麗に決まる。
クラークがオフェンスファウルで2つめ。今村に上手くタイミングを合わされてチャージングの判定。名古屋にとって初めてネガティヴな要素。
そしてフリッピン。ものすごく鋭いドライブからアシスト、スティールから速攻と、身のこなしが半端ない。コンディションが仕上がっている。
17-14。残り時間2分19秒で名古屋タイムアウト。
ダンカンのミドルジャンパーをブロックショット。ンドゥールの武器は健在。動きは悪くない。時間が経つほどどんどん良くなる期待が持てる。
ここで張本が、ドリブル中に崩れ落ちる。膝をまたやってしまったのかもしれない。1人で歩けず、肩を借りてベンチへ。怪我の離脱は、昨年から続く悪夢。
アクシデントもあり、最後は19-18まで追い上げられた。

2Q
齋藤がフリッピンにマークされてから自由にプレイ出来なくなっている。強烈なマンマークディフェンス。
フリッピンがPGで存在感を発揮し、クーリーとダーラムがリム周りでリバウンドを支配。オフェンスリバウンドからの得点でついに逆転された。
須田の3ポイントシュートが好調。いつも以上なクイックリリースで滑らかなフォーム。琉球に流れは渡さず再逆転。
名古屋は中東のP n Rを中心にオフェンスを展開。
1on1で田代にスティールをくらった直後のディフェンス。2-3ゾーンの前列にいるが、ダンカンのクラークに対するパワープレイを狙っているのが分かっていて、ヘルプのタイミングを狙っていた。背後からブロックショットを決めて雄叫びをあげる中東。気合いが入っている。
このQ中盤の競り合いを凌いでいる名古屋。須田の3ポイントなどで引き離しにかかるが、琉球も粘る。田代の3ポイントで31-27。オフィシャルタイムアウト。
またンドゥールのところでターンオーバーが出て心配したが、冷静に戦えている。残り時間2分15秒で36-34。
スペーシングの意識も、ポジションチェンジやスクリーンの連携も問題ない。
中務と齋藤の3ポイントシュートが決まり、42-34。残り時間1分39秒。琉球タイムアウト。
インサイドはゾーンディフェンスを効果的に使って守れている。
名古屋ペースで終盤進めていたが、最後に岸本のココナッツロゴスリーが飛び出し、44-41。
琉球のしぶとい強さが発揮された。名古屋リードだが、最小限の差で付いてきた前半戦。
最後の齋藤のフローターがファウルを貰えなかった事も惜しい。
名古屋のスタッツで際立つのは3ポイントシュートの確率。これが生命線となる試合展開。リバウンドも前半は健闘した。また、琉球にフリースローをほとんど与えていない点も良い。
2ポイントシュートの確率が1番の課題。またターンオーバーが多くて、ベンチポイントが少ない点も気になる。

3Q
今村のシュータッチがやばい。マークが遅れると迷いなく打ってくる。そして外してもクーリーがリバウンドを回収。まずは琉球がペースをつかんだ。
3分経過して46-48と逆転。
岸本のドライブのスピードも要注意。CSに来てこれまで以上に速くなっている。ドライブで切り裂かれてクラークが3つめのファウル。クラークのファウルトラブルがこの試合の1番の懸念点になっている。
フリッピンといい岸本といいペイント内にドライブで切り込んだ時は迷いなく脇にいるビッグマンにアシストしている。チームの狙いなのかもしれない。
46-48。残り時間6分54秒。名古屋タイムアウト。
坂本に代わって齋藤。
お互いに的確にミスマッチをつき、マークのズレをつく。
残り時間4分で51-54。
名古屋は伊藤を入れてツーガード。
琉球は岸本とフリッピンの併用。
面白い、と思ったが、岸本はすぐに牧と交代。
残り時間3分21秒で名古屋のチームファウルが5つ。じわじわと琉球の圧力が増してくる。
51-58。残り時間3分。嫌な雰囲気になりかけたが、フリースローをもらい、前からのディフェンスでターンオーバーを誘い、54-58。なんとか踏みとどまる。
そしてまた琉球に引き離されそうになるが、何とか粘る名古屋。きちんとやり返す。琉球のターンオーバーから速攻で、齋藤が渾身のノールックパス。ンドゥールが反応が遅れてキャッチできず。こればかりは仕方ない。
残り時間30秒。ここで名古屋のチーム力が発揮される。クラークにボールを預けるが、ダブルチームの仕掛け。パスを回して最後はワイドオープンの齋藤の3ポイントシュート。
そして残り時間6秒。フリッピンがポールプッシュするところを中東がスティール。そのままねじ込みブザービーター。
65-67。最後に琉球ペースの流れを断ち切るビッグプレイになった。

4Q
フリッピンのドライブでやられたが、すぐにやり返し、クラークのトランジションスリーで、逆転。70-69。
そして伊藤のスティールから、クラーク・ンドゥールのアリウープで、72-69。琉球タイムアウト。残り時間8分27秒。
前のQの流れを継続。
リードは名古屋だが、74-69でンドゥールが4つめのファウル。やはりファウルトラブルが1番の問題。
そして、今村の3ポイントシュートで詰められる。
クーリーを狙ったマッチアップでクラークがバンクショットを決めるが、その時の小競り合いから、クラークが報復の肘打ちを喰らわす。これがアンスポで、クラーク4つめのファウル。
フリースローで76-73。残り時間7分。ひとつ余分な行為になってしまって残念。
そして岸本の3ポイントシュートが決まり、76-76同点。残り時間6分。
流れを手放して、完全にイーブンの状態。78-77でオフィシャルタイムアウト。
どちらも一歩も譲らずの競り合い。残り時間4分。緊迫した空気になってきた。
ンドゥールがペイント内でフックシュートを沈めて80-77。
すぐに今村がフリーから3ポイントシュートを決めて同点。ダブルチームの後のローテーションが少し遅れたか。もしくは少し強引だっか。
名古屋のポゼッション。齋藤がP n Rからシュートモーションに入り、絶妙なタイミングでカットした坂本へパス。フリーでリバースレイアップした坂本のシュートが外れる。これはあまりにも惜しい、そして痛い。シュート以外は完璧なプレイであり、同点で迎えた、残り時間3分台の終盤。
次のディフェンスでスティールして再度チャンスを迎えるが、ゴール下に入り込んだクラークに対して完璧なディフェンスのダーラム。ターンオーバーになる。
残り時間2分30秒。
名古屋2-3ゾーン。やはりンドゥールはダーラムにだけついて行く。そして陣形を変化させながらゾーンを継続。その間を縫って岸本がドライブで得点。80-82。残り時間2分14秒。
名古屋のオフェンス。中東からクラークへのパスはカットされてアウトオブバウンズ。
再度、中東にボールが渡り、岸本とのミスマッチをついてゴール下へ。しぶとくねじ込みに行くが、惜しくもシュートはリングに弾かれる。リバウンドに絡んだ中東のファウルの判定。
ダンカンのフリースロー。2本決まり80-84。残り時間1分50秒。
名古屋のオフェンス。ボール回しに苦労して、ギリギリのタイミングで須田の3ポイントシュート。外れるがオフェンスリバウンドを回収。クラークへ渡り、ペイントアタック。82-84。残り時間1分15秒。
ここからが勝敗が決するポゼッション。

琉球。ダーラムが中東とのミスマッチを攻める。ステップバックスリー。外れるが、リバウンド争いでンドゥールがファウル。5ファウルで退場。ダンカンが2スロー。残り時間49.9秒。
1本目、外れる。
2本目、これも外れるが、ダーラムにオフェンスリバウンドを取られてしまう。後から思えばエサトンはすでに痛めていて万全ではなかったという事でしょうか。
ここでボールはトップの位置の今村へ。
スイッチしてクラークのディフェンス。
スピードのミスマッチをつくかと思いきや、ディープスリーの選択。クラークも虚をつかれた。これが決まり、82-87。
名古屋タイムアウト。残り時間35秒。
名古屋のオフェンス。齋藤からのパスを受けて、中東が3ポイントシュートを打つが外れる。
仕方ないが、この時齋藤が大外から走り込んでいてフリーになっていたので、リターンで齋藤の3ポイントシュートというのが正解だったように思う。
ただし時間がないので、早く打つ必要があったのほ確か。
速攻を出されて82-89。残り時間21.3秒。名古屋タイムアウト。
最後のオフェンス。齋藤の3ポイントシュートが外れるが、オフェンスリバウンドから須田の3ポイントシュートが決まり85-89。残り時間9.6秒。琉球タイムアウト。
ファウルゲームでダーラムにフリースロー。2本決めて85-91。
須田が3ポイントシュートを放つが外れて終了。

第1戦は接戦の末、琉球の勝利。
名古屋はチャンスのあった重要な試合を落とした。


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