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世界は広く、世間は狭い

昨日あたりから、春学期のTUFSオープンアカデミー各言語の受講者募集が始まったようです。来年度新しく開講される言語もあるようですが、テュルク諸語についてはトルコ語のほかにもキルギス語、ウズベク語、トルクメン語、タタール語が開講されますね。

えらいもので講師各位、もちろん全員と個人的に面識があります。テュルク(言語系は慣習的に「チュルク」と書くことが多いですが)の業界、狭い世界なのです。言語使用域的にはかなり広いんですけどね。

キルギス語も受けたかったですが…今回はロシア語のほうを優先しました。また機会があれば、キルギス語にも触れてみたいところです。

なんなら、「テュルク友の会」メンバーがトルクメン語なりタタール語なり担当しているという。まあ、こういう言語をやっている時点で、名前もほぼ隠しようがないということはあるのですが。

で、ほかの言語、つまりテュルク系でない言語の先生たちについてはどうかというと、これがまた面識のある方がけっこういるっていうんですから、「その他の言語」業界というのは世間が狭いのでございますねえ。たとえば

ハウサ語ご担当の塩田先生は大阪時代にとあるプロジェクトで仕事をした関係でよく知っていますし(とはいえ、アンカラに一度行ってからはお会いできてないので、最後にお会いしたのももうずいぶん昔になりますが)。

コプト・エジプト語の宮川先生も、言語学会などで何度もお会いしている顔見知りですしね。言語系統全く違っていても、お互い知っているということはよくあることなのです。

で、アフリカーンス語。こちらも新規に開講される言語だと思うのですが、それにもかかわらず私何を隠そう、ご担当の山藤先生とも面識があるっていうんですから。世間 is 狭いでしょう…狭いんですよ。どういうわけだか。

アフリカーンス語、響きがいいですよね…ご関心のある方、ぜひ受講されてみてください。私も一度この言語についての話をちゃんと伺ってみたいところ…。

開講されている全言語をチェックしたわけではないので、知っている人はほかにもいるかもしれないのですが、最後にこちらも。

アルメニア語界隈では、吉村先生のお名前を知らない人はいますまい…というくらい有名な先生ですね。奇しくも同姓の先生でして、あちらはアルメニア語のほうの吉村先生です。トルコ語のほうも同じ名字ですけども。

なにかと緊張関係のあるトルコ-アルメニア、あるいはアゼルバイジャン-アルメニア各国関係ということはありますが、言語を教える立場からするとそういう国同士の関係が研究者どうしの仲に反映されることはまずありません(ないよね?)。

コーカサス、中東地域とその言語に関心をもつものどうしということで、何かと交流があるものなのです。

というわけで地域、言語話者数関係なく、いろんな言語のエキスパートというものはいらっしゃるもので。どの言語も人気が出るといいな、と本当に思います。ワイらはテュルク諸語がんばるよって、みなさんもご健闘を…という心境といったところです。

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