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私はご存知の通り、長崎生まれの長崎育ちです。南国育ちと言ってもいいと思うのですが、冬が比較的温暖な地域で生まれ育ったものですから、長崎を離れて大阪に引越し、また冬に大阪の近隣地である京都に行ったときは、その寒さに驚いたものでした。

その後アンカラに2004年短期留学した話もどこかでしたと思いますが、それで渡航して最初に撮ったのがこの記事のカバー写真です。2月末ごろだったと記憶しています。雪が降るところなんだな、ということ、そしてとんでもなく冬が寒いところなんだな、ということをそのときに知りました。

そして、2014年も渡航したのは冬。事前に、同僚になる予定の先生たちから「寒いからそれなりの装備をして来なさいね」という趣旨のことを言われていました。なるほどアンカラの冬というのは寒かった…。

標高も比較的高いですし、何より緯度を見ると、日本の東北地域と同じくらいなのですよね。それで、2015年の1月後半だったか、今日は気温がマイナス19度だよ、と言われて、えらいところにきてしもうたと思ったのを覚えています。

そういえば、最初にウズベキスタンに渡航したのも2008年1月くらいのことだったでしょうか。タシケントあたりは通念は比較的温暖だといっていた(実際はどうだかわからない)のですが、その年はとんでもなく寒くて、写真資料ということで撮った各地の写真が、もう見るだけでもことごとく寒いんですね…

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2008年1月、タシケント。ブーツももたずに来てしまったものですから、雪の中を歩くとびっくりするぐらい滑りやすいということすら知りませんでした。まあ道の途中で転んだこと転んだこと。現地の人に笑われたことです。

タシケントの地図もどうぞ。しかしこうやって見ると、なるほどウズベキスタンも緯度が高いですね…

とにかく、寒いのは本当に苦手なのです。暑い方がまだいい。もちろん暑すぎるのはしんどいんですけど。

そんなわけで、アンカラの冬の時期に撮った写真というのはここ数年だけでもけっこうあります。

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冬のサフランボルも写真に撮れたのはよかったかもしれない。

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これは懐かしい。早朝、アンカラからバクーに研究調査のために出発した日の、アンカラ・エセンボア空港行きのシャトルバスに乗ったときです。2016年1月下旬。まーアンカラの毎年毎年寒かったことですよね。

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で、バクーに着いてみると比較的暖かったので逆にびっくりしたんですけどね(懐かしい、まだ28 May広場に巨大なKFCがあったころです)…。

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…と思ったら、やっぱりバクーも雪が降っていたようです。寒い写真が一枚出てきました。だから、テュルクな地域というのは自分にとっては、冬だとかなり厳しい場所になる、ということです。

もっとも、こんなこと言ってたらカザンとかヌルスルタンでは冬を越せなさそうだし、当地をフィールドワークしているみなさんにも怒られそうですけどね…

さてさて、アンカラに戻りましょう。この記事はもう、この下のツイート先の写真を見せたかっただけなのですけど。

2017年、ぴのが家に来て最初に迎えた冬です。ぴのは同年8月生まれ(推定)なので、もちろん生まれて初めての冬を迎えたわけです。そして、この写真は生まれて初めて雪を見たときのぴの。

ずっと外を見ていたのが印象的でした。最初上を見上げていて、その後雪が積もり出すと、しばらくの間ずっと積雪の地面を見下ろしていたものです。どんな心情で雪を見ていたのだろうか、今でも気になっています。聞けるものなら本当に聞いてみたい…

ということで、雪シリーズでした。この時期なので、こういうテーマが続くのもいいでしょ、と言いながらですね。

※せっかくの記事なので、以下投げ銭ご投入くださった方に、とても寒いウズベキスタンの写真などを蔵出ししてみたいと思います。

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