見出し画像

【テュル活】ついにJohanson (2021) が届いた

いやーーーーーーー。ついに来ましたか。
待望の、数年来全世界のテュルク語学徒が待ち侘びていた一冊。
おそらくは、Lars Johanson博士のご研究の集大成としての一冊だと思われます。

間違いなく断言できます。これはテュルク諸語の文法研究をするなら必携の書となります。
これまでは、テュルク諸語のうち全体的な観点を含む市販の概説書といえば、1998年にやはりJohansonがCsató Évaと共編で交換しているRoutledgeのThe Turkic Languagesが英語で著された書籍としての定番でした。

98年の"Turkic Languages"の価値はもちろん色褪せませんが、たしかに刊行から20年以上経過していて、やや情報として古くなった部分はあったでしょう。

その意味で、このパンデミック下ではありますが信頼できる研究者(どころか大家も大家。テュルク語学徒で彼の名前を知らない人はまずモグリと言ってもよいとすらいえましょう)が細部にまで言及している研究書を出版してくれたというのは、ありがたい以外にいったい何でありましょうか!

ちなみに著者のJohanson、私の知っている限りでは2018年に日本にいらしています。外大AA研の研究会にゲストとしてCsató Évaとともに直接ご参加なさったのです。
当時私もアンカラから参加したので覚えているのですが、偶然Johanson, Évaのお二人と同じホテルに滞在していまして、お姿を拝見した時はさすがにJohansonもずいぶんお年を召されているのだなと思ったことでした。が、さすがのJohanson, お仕事は圧倒的です。雲上人ですよマジで…

🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿

さて、この本ですけどね…。

この手の本、当然と言えば当然ですが、さすが値が張ります
諭吉が2枚飛びましたよ…ハハハ…😭

まあ、ハードカバーで買っちゃったからな…ペーパーバック、おそらく今後出る可能性は高いんだろうけど、その時まで待てやしないし…といって、他人に買ってもらうわけにもいかんし…相当安くなる電子書籍は魅力的だけど、なんかJohansonのこの大作を紙版で持っていないというのも、テュル活推進者としてどうなのよ?とか思われそうですしね…

ということで、必要経費ということで…ええ、領収書は大事にとっておきましょうね…テュル活にはときに、まあまあお金がかかることが…た…たた…

ハァー…トルコ語レッスンの営業、がんばるしかないか…

新規受講希望の方、絶賛募集しております。
トルコ語やりましょうトルコ語。アゼルバイジャン語でもいいよ!

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。Çox təşəkkür edirəm! よろしければ、ぜひサポートお願いいたします!いただいたぶんは、記事更新、また取材・調査のための活動資金に充てさせていただきます。