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【テュル活】ノガイ語版『星の王子さま』が刊行予定とか聞いたら眠気飛ぶよねフツー

今朝起床しまして、メールボックスを覗いたらもうですね、このニュースがEdition Tintenfassさんから飛び込んできたわけですよみなさん。ヤバいでしょ…ノガイ語ですよノガイ語。ノガイ語版『星の王子さま』!!

で、メールにはすでに書影の画像も添付されてありましてね。

タイトル部分だけキャプチャ画像で提示します。
文字を見てすぐに「あ、テュルクだわこれ」とわかるくらいには私も訓練されています…

なるほど。最初のКишкей が「小さい」くらいの意味をあらわす形容詞でしょう。次のханが「王」、でбаласыが「子ども」。баласыの-сыはいわゆる限定語尾で、前の名詞との複合語になっていることを表す標識なはずなので、"хан баласы"で「王子さま」と読めるというわけです。

これで、北コーカサスの主要なテュルク語3つが勢ぞろいということになるのではないでしょうか。クムク語、カラチャイ・バルカル語、そして今回のノガイ語ですね。

いや~これはアツいです。ノガイ語版もできたらいいのになあと以前noteでこの言語について言及したときにも思ったことでしたが、思ったより早くその日が実現するわけですからね。この喜びを読者各位に伝えずしてどうしましょうか?

余談ですが、テュル活の効果はこういうところにこそあるといえますのよ。すなわち、日常が退屈じゃなくなるんです。とりわけテュルク諸語関係のテキストは、自分の研究にも直接・間接に役に立つ可能性も一気に高くなりますからね…趣味と実益を兼ねる我々の行動のすべてが「テュル活」といっても過言ではないのです!!(テンション上がりすぎてもはや何を言っているか自分でもわかっていない血走った目の全裸中年男性のような顔をしながら超早口で)

ということで、即出版社に発注かけました。

喜びのあまり同時に刊行予定のテュルクではない新刊LPP2冊も勢いで注文してしまった気がしないでもないのですが、仕方がないこととします。ノガイ語を前にしては、人の蒐集欲はどうにも制御できない。

世の中、そういうものなのです。そうに決まってる。

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