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(遅ればせながら)さらば粟生間谷

写真フォルダを漁っていたら、この写真が出てきました。

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なつかしい、かつての大阪外国語大学(撮影時にはすでに大阪大学外国語学部になっていますね)の中庭です。B棟から、右手に見える図書館を何の意図も無しに撮影していたようで。

とはいえ、図書館には特に思い出があります。今思えば、学部時代から、それなりに通い詰めたものです。

トルコ語の勉強はもちろん、大学院に入るための言語学周りの勉強もずっと図書館でやっていましたし、当時の職員さんとの思い出も(いいものも、そうでないものも含めて)たくさんあります。

自分こそが一番利用した…とは到底言えるわけがないですが、それなりによく利用していた方ではないかと思います。とりわけこの図書館の書庫が私はとても好きで、修士課程時代にはカードキーを借りながらしょっちゅう出入りしては、なんか面白い本はないのかと言いながらうろうろしたり、雑誌の論文をコピーしたりなどしていました。

ちょっと汚い話で恐縮なのですが…
一度、睡眠不足のまま図書館の机に座ったものの、睡魔に負けて突っ伏して眠ってしまっていて、ぱっと目が覚めるとよだれ思いきり出た状態になっていましてね。

うわっやばいよだれ出てる、と思って慌ててふいたら、向いにカップルらしき男女二人がこっちを見ていて、めちゃめちゃ笑われたことなどもありました(おまえら誰かは知らんけど22年経った今でも許してないからな!)。

こうやって文章におこすと思い出す、箕面・粟生間谷キャンパスのあれこれ。きっと私だけではありますまい。そこまでおいしいとは思わないながらもしょっちゅうお世話になった食堂(名前はなんだっけ。レインボー?でしたか)。

いつの間にか消えてしまったA棟1階の談話室(ここで先生たちともたくさん世間話をして、それがすごく楽しかったのです)、自分にとっては謎の空間だったC棟、対照言語学概論の授業を落としまくったトラウマのE棟、友人が多数住むもその景観たるやとてもネットでは書くことができない向陽寮…etc.

「外大」と書いて「そとだい」と読む…みたいな自虐的な話もかつて耳にしたこともありますが、そこはそこでいろんな人がいろんな思い出を詰め込んでいると思います。SNSの存在が大きいですが、当時の同期の何人か、今でも交流はありますしね。

しかしそうか、もうかつての箕面キャンパスはなくなったんだよなあ。

新キャンパスに移転したのだそうで、ご発展を祈るばかりです。Hayırlı olsun.

一つだけ、もはや他人事ながら、図書館が充実しているかがやはり気になります。図書館は大学の生命線だと思うので、新しいキャンパスの図書館も関係者にとって充実したものであり続けることを願うばかりです。

テュルク諸語関連本もアップデートしているといいな。トルコ語専攻の学生さんたちが育つ土壌であり続けてくれるといい…。

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