イスティヨルムユム?:自問自答の今日このごろ
周辺のトルコ(語)関係者から、ぽつぽつ今夏あたり、あるいは秋あたりにトルコを訪れる予定があるというお話などを伺うようになりました。
かれこれ2年以上もパンデミックのあおりを受けてきたわけですが、徐々にこういった形でまた往来が増えてくるとすれば、それは喜ばしいことだろうと思います。
なんせトルコ語を使う、あるいはトルコ語を勉強する人にとってのモチベーションとしてはやはり渡航できるという要素はとても大きいでしょう。オンラインでのコミュニケーションも今後ももちろん可能とはいえ、対面には対面のよさというものはあるでしょうし、それを渇望してきた部分は誰にとってもきっと大きいと思いますから。
で。その、周囲から「8月からトルコに行くんです(満面の笑み)」「私は9月から(同上)」「ワイは秋ごろ(同上)」…とたて続けに伺いますと、やはりうらやましいものだなと思ってしまう自分がいます。
いやしかし、トルコだで?5年もいたというのに。
そして私自身、海外渡航は2週間という短い期間ではあるけれど、昨年末アゼルバイジャンで果たせたというのに(まあ、アゼルバイジャンはトルコとは違う国ですから、それはあんまり関係ないか)。
この感覚はいったい、なんでしょうね?やはり昔の空気をまた吸ってみたいとか、単にそういうことなのでしょうか。
だがしかし、トルコへの短期間の渡航というものがもしかなうのであれば、勝手知ったるアンカラには2,3泊もできれば十分な気はします。どうせ行けるのならイスタンブルの大事な場所を見て回りたいし、なんなら東部アナトリアにはまだ行ったことがなかったので、そのあたりの話し言葉を聴いてみたい欲求もあるし。
それよりも、この2年で語学力は別としても、興味関心をもった地域がだいぶ広がったということは自分にとってかなりの変化した部分な気がします。
主にイランとロシア連邦内のテュルクというところに関心が向いた、というだけのことではあるのですが。『ニューエク』を開くぶんには、ロシア語もペルシア語も楽しいんですよねえ…
それに、中央アジアも行ってみたい気がしますよね…。
トルクメニスタンとキルギスにはまだ入国したことがないですし、訪れたことのあるカザフスタン、ウズベクもちゃんと見てみたわけでもない。カザフスタンなどはたしか3泊か4泊しかしませんでしたし(国際会議に参加しただけでしたからね)、ウズベキスタンは最後に渡航してから10年以上も経っているので、おそらく全然雰囲気が違うことになっているでしょうし。ああそうそう、ウイグル語ももちろん興味ないことはないので、そう考えると中国も視野に入れなければならなくなるのですねえ。フーム…
かえすがえすテュルク地域広いなオイ、という感想しかありません。
というわけで、もちろん行きたいところ全部行くことがかなえば万々歳なのでしょうけど、残念ながら私にはそんな時間もお金もないのでございますのよね。
残る人生、果たしてあと何回現地渡航がかなうのかというのはまったくわからないわけですが、仮にまたどこかへの海外渡航がかなう日が来るとして、その希望先にトルコが浮上することはあるのかどうか。
いや正確に言えば、自分自身が本当にまたトルコに行きたいと思っているのかどうか。単に海外渡航できる人たちがうらやましいだけなのかどうか?
というわけで、記事のタイトル「イスティヨルムユム?」というのは、上のトルコ語をカナで書いてみただけではあるのですが。
トルコ語学習のモチベーションという点では、もちろん自分にとってもトルコに行くというのは大きい部分はあるのでしょうけど。しかし今や、トルコにいようがいるまいがトルコ語は何らかの形で使っていますからね…どうですかねえ…
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。Çox təşəkkür edirəm! よろしければ、ぜひサポートお願いいたします!いただいたぶんは、記事更新、また取材・調査のための活動資金に充てさせていただきます。