未だかの地に執着ありや
昨日、秋から非常勤としてお世話になる某所に提出する事務手続きの書類を一式そろえて、近くの郵便局に歩いて向かっておりました。歩きながら、長崎でも対面での仕事を得る機会を得たなと思いつつ、それはもちろんうれしいことである一方でちょっとした心配事でもある…などと考えていました。
思えばアンカラを離れて、4年半以上経ちます。ほんとうに時間の過ぎるのは早いもの…パンデミックが長引いたという事情はありますが、かの地に滞在したのは5年間ですから、まもなく離れた後の期間が滞在期間を追い抜くわけです。
その後ありがたいことに日本にいながらにしてもトルコ(語)、あるいはテュルクにかかわるお仕事や研究プロジェクトにかかわらせてもらっている。これはもちろん本当にありがたいことで、その意味では完全に意識がかの地から離れたわけではない、とは言えます。
言えますが、トルコ語を日常的に使う環境から離れてずいぶん長い期間が経ちましたから、もうトルコ語の感覚じたいも一時期に比べればだいぶ落ちているということもすでに体感しています。まさしく語学力は「維持」するほうこそが大変なのです。
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