再びの「満員御礼」御礼:トルコ語を続けよう
今年の2月、noteで春に向けてのこういう記事を書きました。
その後4月から6月末まで、春学期ということでオンラインにてトルコ語の講座を担当するはこびとなりました。6月30日に最後の授業も無事終了。緊急の休講もすることなく、なんとか終えられたことに一安心しています。
講座は春学期を通じて、計12回。毎回90分のクラスが、少なくともやっている側からすればとんでもなく短く感じた、というのが全体としての印象です。
にもかかわらず、うまくやれたかどうかは自信はありません。なんせ、受講生の方に実際にトルコ語を使ってもらう時間がどうしても確保しにくかった…。以下、少しだけエクスキューズを。ここで書いたとて、詮なきこととは知りつつ…。
トルコ語を使ってもらうにはまず文法をわかってもらう必要があり、これに加えて語彙もある程度身につけてもらわないと、会話しましょうと言ってみたところで会話が展開していくわけはないのですよね。
そんなことを考えながらこの回はこれを、この回はこれを…というあらかじめ決めていたシラバスのことも考えながらやっていくと、受講生の方から当然その時々で質問も出てきますし(このみなさまからの質問がまた毎回毎回鋭かったから先生、びっくりしちゃって、泣いちゃった)、付加情報でこちらもトルコの話、トルコ語の話を提供したくなり、結果として「時間が足らんな…」と思いつつ90分終わってしまうということばかりでありました。
そんなわけで今後いろいろ課題というか改善点があるなと思いつつ、さて次の夏学期はどうなるだろうかとかなり不安でしたが、
早々に満員御礼となったようです。春に引き続きですな。
いやあ、なんとうれしいこと、なんとありがたいことでしょうか。
言語への人気としても、関わる側から見ればもう望外の喜びと言えます。神に感謝するしかない…ということで、
ツイッターではAllah'a şükür(「神様ありがとうございます」くらいの意味です)と書きました。
いや、私はもちろんムスリムではないのですが。トルコ語では定着した表現ということで、神もきっとお許しくださるでしょう…(知らんけど)。
そんなわけで、ともかく受講生が集まらないと成立しないのが語学講座でありまして、この海外に出るのも難しい昨今、こうやって人が集まってくださるのは本当にありがたいことだと思います。
トルコ語のように市販ですでに良質の教科書がいくつか出ている言語は別としても、まだそういった手頃な価格で入手できる教科書・語学書がない言語にとっては、講座がオンラインであれオフラインであれ、開講されることにはとても意義があるように私は考えます。
トルクメン語を例にしてこういうツイートをしましたが、きっとそういう側面がある(講座担当のまそしゅさんには確認とってないけど)と思うのです。
というわけで。
トルコ語に「課金」(広義での)してくださる方がいることに感謝しつつ(ワイら、みなさまの課金のおかげでメシ食えますねん…本当に)、夏もがんばっていかないといけないと改めて思う次第です。
夏もトルコ語。はりきっていきますよ!みなさまもぜひぜひトルコ語を。トルコ語でなくとも、なにか言語を一つ。たとえば、同じくオープンアカデミーで新しく開講されるコプト・エジプト語など。どうでしょうか。
講師の宮川さんから宣伝を、ということでしたので微力ながらお手伝いということで、ここnoteでも書いておきました。宮川さんは当然ながらこの言語のエキスパート。直接習える、絶好の機会と存じます。
同アカデミー、テュルク諸語も引き続き好評のなか開講が決まっていると思います。それらのほうもぜひぜひ。
ウズベク語も満員御礼だそうです。ほかにも、まだタタール語もトルクメン語もあります。テュルク諸語を極めていくという人生の楽しみは、みなさまにも開かれている…!
トルコ語講座の教科書は引き続きこれで。できれば、夏学期までに1冊終わらせたいと思ってはいますが、絶対目標にはせず、必要な寄り道をたくさんできたらよいと思っているところです。Yine yaz döneminde görüşmek üzere!
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