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健と奈緒美とあるじとしもべ:個人的「ダイアローグ」創作(創作?)の原点

せっかくねこと生活しているわけですから、SNSでのコンテンツ提供に生かさない手はない、ということはぴのを迎え入れるときから考えていたことではありました。その意味では打算がないともいえないわけで、多少本人(本猫)には申し訳ないなとも思ったりはするのですが。

さて、noteで唯一私が「創作」らしきことをしているとすれば、架空のキャラクターをぴのに反映させて展開させる「あるじとしもべのダイアローグ」あたりがそれに該当するのかな…どうでしょうか。

そして最新のが(4)ですかね…(最新てあんた…)

自分で改めて見返すと、恥ずかしいことこの上ないっすな…黒歴史だわ…

まあしかし、こうやって書いたものを公開するということに、ここ数年躊躇がなくなったということはあるようにも思います。アンカラで5年も生活したからでしょうか(関係ないか)。

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さて、こういう創作的な側面のあるダイアローグですが、ゼロから作り上げているわけではなく、見よう見まねでやっているなということにふと気づきます。仕事柄、実は創作的なダイアローグにかなり触れているというか。

たとえば、語学書がそうです。おなじみ、白水社のニューエクスプレスシリーズはフォーマットが決まっていて、1課ごとに短いダイアローグが展開されています。『トルコ語』ももちろん。

文法項目を解説するための導入という役割を果たしているわけですが、「トルコ語」に関しては、現地生活での「あるある」が随所にちりばめられているところが見逃せないポイントでもあります。

さすが著者氏の面目躍如というところでしょう。現地での生活の経験を存分に発揮しておられるという印象があります。

また、自分自身がアゼルバイジャン語の語学書を作るにあたって、似たようなことをしてみたりという経験もあり(まあ諸事情あって、たいがいのものはボツになりそうなのですが、何かには利用したいと思っています…)、「あるじとしもべのダイアローグ」はその意味ではそういった経験の応用みたいなことをしているのかもな、とも思います。

あとダイアローグで展開されている本ということで自分に影響を与えたのは、やはりこの本でしょう。

今、本それ自体が手元にないもので(どこにやったんだっけ…?)確認できないのですが、私の記憶が間違っていなければ、言語学(あるいは、科学的な言語研究のアプローチ)の解説を、二人の登場人物、健と奈緒美が軽妙な間で展開していくという構成になっています。

言語学の入門としてはこういう会話形式で話が進んでいくというのが読みやすくて、学部の2年生だか3年生のころだったか、ずいぶんありがたいと思ったことを思い出します。

今でも言語学の入門書の一つとして、個人的にわりかし本気で勧めたいくらいほどです。残念ながら絶版ということなのでしょうか。だとしたら惜しいな…。

ともかく、それで著者の郡司先生のほかの著書や論文などをその後拝見する機会があると、とにかく例文に「健」と「奈緒美」が登場してくるのが個人的なツボでもあります。たとえばこの本でも(この本もいい本ですよね)。

言語学といえば「健」と「奈緒美」がブームだった時期がたしかに私にはありました(郡司先生の採用されている理論こそモノにはしなかったけれども!)。

今、遊びではありますがこうやって架空の創作を披露しているのの背景には、こういった先達の影響があるのかなと、ふと思ったりすることはあります。

あるいは、あるじとしもべのダイアローグ、アゼルバイジャン語とかの入門書として応用できたりするでしょうかどうでしょうか…いや、やってもいいんでしょうけど需要がないな、需要が…

まあともかく。今後のわたくしの「創作」ダイアローグ、また続きがあるかもしれないので、その時はなにとぞご贔屓に頼みます…

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幼少期のあるじの写真を最後に1枚、サービスでのっけておきますね!

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