「さよならインターネット」を読んで

家入さんのさよならインターネットが全文公開されていたので読んでみました。その感想です。

一億総表現者時代という表現があって
表現者であればいいけど今は総エセジャーナリスト状態。
批評とも言えぬ素人の意見がばらまかれている。

たとえば民泊サービスである「Airbnb」は貸主・借主それぞれに、誰もが運転手となって乗客を乗せることを促す「Uber」では、やはり運転手と乗客に、「評価が高い=信用できる」として、ポイントが付与されています。
 ポイントが高い人ほど表示される可能性が高まるなどの優遇がなされ、そのぶん、部屋を汚いまま貸し出したり、車を呼んだのに運転手が対応をすっぽかしたりすれば、その人への評価が下がっていきます。

評価経済時代と言われる。UberやAirbnbでみられる評価が悪い人を見せないようなアルゴリズム。一度悪い評価がつけばやり直しが効かないような社会では困る。改善したところで人の目につかないところに追いやられては。

「偶然の出会い」を、はじめからまったく用意していない状況は、決して健全だとは思えないのです。

キュレーションサイト、ZOZOスーツなどにみられるマスカスタマイゼーションやパーソナルオーダー、なんでもその個人へのジャストサイズがいいと言われているけど、それって結局数字で測っただけの押し付けられたジャストサイズ。偶然の出会い大事。

フォロワー数百、Facebookの友達数百という小さな世界が全てに見えるけど、その外の方が広大だ。勝手に世界を切り取ってそこから得られる情報が全てだと思っていた。その世界でなんとか認められようとしていた。

見たくもない広告、何度も繰り返される広告、強い言葉卑猥な表現がそこかしこに目につく。インターネットの世界から一度離れてみよう。調べたいものがあれば利用する。

余談だけど、横書きの文章で縦スクロールしていく方がスラスラ読める気がする。画面のある特定の位置に目を合わせ、そこにスクロールで文章を合わせていくことで、結構な速度で読めることがわかりました。

最後に、無料公開ではありますが、Amazonで購入します。


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