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バンコクで予約の取れないミシュラン一つ星の鮨雅人でディナー

バンコクで予約が取れない鮨屋と現地在住の日本人の方に紹介されたミシュラン一つ星鮨屋 鮨雅人2023年11月の予約が取れたので、バンコク旅行のついでに訪れました。

1 予約方法

鮨雅人の予約の方法は、鮨雅人ウェブサイトRESERVATIONメニューから予約します。

予約の注意事項は下記になります。

1 予約開始時間

予約の開始時間は、毎月15日12am(タイ時間)から次の月の予約を受けつけます。この時間に予約を始めないと、希望の日の予約はほぼ取れません。

2 食事の開始時間

食事は、12pm、5pm、7:30pmの3スロットです。
7:30pmのスロットはすぐに埋まってしまいます。

3 シェフの選択

食事の時間と一緒に、どのシェフに握ってもらうか、選択します。もちろん、雅人さんの予約と一階のカウンター席の予約はあっという間に埋まってしまいます。

4 料理の選択

予約の際にStandard Omakase か、Premium Omakaseの2コースから選びます。
今回は、Standard Omakaseを選びました。
(価格は2023年11月現在の価格です)

5 デポジットの支払い

シンガポールもそうですが、東南アジアレストランの予約は、デポジットの支払いがあります。
デポジットは、一人2000バーツ(約8,000円)になります。
VISAMASTERタイバーツで支払い出来るカードが必要で、デポジットはすぐに口座から引き落とされます。
食事の後の支払いの際に、最後の金額からデポジット分の金額を差し引いた額が請求されます。

2 お店への行き方

お店は、BTSのアソーク駅プロンポン駅のほぼ中間くらいにあります。

大通りから伸びるSoi Sukhumvit 31通りから少し歩いた袋小路のところにお店があります。

入り口

細い路地に入って、すぐ左のこぢんまりとした建物が、鮨雅人です。入り口は、あまり目立たちません。

3 スタンダードおまかせコースの紹介

今回頂いたスタンダードおまかせコースを紹介します。2023年11月30日のコースの内容になります。

刺身の前菜

はまちと帆立貝の刺身

どちらも身が新鮮で、ぷりぷりとした歯応えです。

烏賊とあん肝の詰めもの

烏賊とあん肝は、別々に煮付けてから、烏賊に詰めています。
そのため、烏賊は火が通った烏賊とは思えないくらい柔らかく、濃厚なあん肝と舌の上でとろける、とても美味しい一品です。

カツオのたたき

炭で焼いたカツオの香ばしい香りが、口いっぱいに広がります。

口直し:マスカット

口直しの皮まで食べられるマスカットです。マスカットの皮を噛むと、柔らかい皮からマスカット甘い果汁が溢れて、口の中をさっぱりとリフレッシュしてくれます。

ここからは、握り鮨となります。

すみ烏賊

この烏賊の握りも、烏賊の身が口の中でとろけるほど柔らかく、新鮮な烏賊の甘さが口いっぱいに広がります。

千葉カワハギ

握りの上の濃厚な肝が、さっぱりとした白身のカワハギに、アクセントをつけてくれます。

北海道産生鰯

こんなに新鮮な生鰯が食べられるだけで感激です。

大間マグロ赤身

まずは赤身の握りを頂きます。

背トロ

続いて、同じマグロの背トロです
マグロの中でも希少な部位だそうで、適度に脂ののった背トロは、柔らかく口の中でとろける感触がなんとも言えない美味しさです。

烏賊下足の串焼き

口直しの烏賊の下足の串焼きです。こちらも烏賊とは思えないほど柔らかく、鮨の味に慣れた舌をリセットしてくれる一品です。

海老

一口で食べるのが惜しいくらい大ぶりな海老は、シンガポールではなかなか食べられません。

次の二品は、握り鮨ではなく、酢飯の上に具を置いた鮨になります。

キンキ

軽く炙ったキンキ自家製のイクラと一緒に頂きます。

北海道産バフン雲丹

ミョウバンを使わないで処理された、電解海水殺菌の生ウニは、ウニ本来の甘みとほんのりと磯の香りが、口いっぱいに広がる一品です。

味噌汁

締めの握りの前にお味噌汁です。

穴子

今回の締めの握り鮨は、穴子です。
ふんわりとした食感のタレの効いた穴子は、締めの握りにふさわしい美味しさです。

玉子

最後に玉子焼きです。芝エビと山芋を混ぜた卵焼きは、まるでカステラのようなふんわりとした食感です。

最後にデザートが二品、用意されます。

ほうじ茶アイスの最中

アイスとは思えないくらい濃いほうじ茶の味と香りのアイスが、口の中をさっぱりリフレッシュしてくれます。

嶺岡豆腐の黒蜜かけ

最後のデザートが、嶺岡豆腐の黒蜜かけです。
きな粉黒蜜とのかかった嶺岡豆腐は、まるで上質なプリンを食べているような美味しさです。

今回頂いた日本酒

尾瀬の雪どけ

たくさんの日本酒リストの中から、こちらの日本酒「尾瀬の雪解け」を食事と一緒に頂きました。
日本酒らしい、キレのいい辛さだけなく、白米の旨味も感じられるこちらの日本酒は、鮨によく合っていて、食も杯も進むお酒です。

食後の感想

職人の方から、食材の仕入れや、バンコクまでの流れなどをいろいろなお話を聞かせていただきました。

予約のハードルが少し高いですが、バンコクのミシュラン一つ星のレストランで、おまかせコースで4000バーツ++で食べられるお店はほとんどありません。

日本から旅行の方にはお勧めしませんが、バンコクはもちろんシンガポールなど東南アジアで生活している日本人で美味しい鮨を食べたい方にお勧めのお店です。


シンガポールを拠点に東南アジア最新情報インスタグラムで発信中です。

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