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[九州旅行] 長崎のオランダ
長崎旅行から1年。
コロナ禍で生活が激変する前の、最後の旅行の記録2日目。
旅行日:2020/2/2(日) ▶︎前日
早朝のグラバー園
大浦天主堂駅から徒歩2分、ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルに泊まった今回。
この立地を活かすべく、2日目は開園を目指して7時半に行動開始。
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坂を少し上って振り返ると海が見える。
右側の茶色い建物がホテル。
誰もいないグラバー坂をのんびり登り、開園10分前にグラバー園に到着。
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8時、開園と同時に、5人くらいの見学者が入園。
エスカレーターで一番上まで向かい、洋館見学をしながらゆっくり降りていく。
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想像以上に園は広く、9棟もの洋館があるとは知らなかった。
それぞれの館や館内展示だけでも情報量は膨大。
そして、メインの館へ到着、と思いきや。
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なんと半世紀ぶりの修理工事中。
庭の上に展望デッキの小道が築かれ、まさかの館を見下ろす感じに。
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これはこれで珍しいものが見られたが、あの有名な庭越しの景色も見たかった。
次来る時は、薔薇の季節に来てみたい。
時間は9時過ぎ。グラバー園を満喫してから一度グラバー坂を下る。
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ご当地グルメ第5弾、岩崎本舗の角煮まんで朝ごはん。
再度坂を登って大浦天主堂へ。
時間は9時半、人も増えてきた。
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400年も前から続く信仰の場。
隣接するキリシタン博物館でその歴史を学ぶ。
土地と、歴史と、そこに根付く文化。
旅先ではよく、これだけ身近にあるものが違うと、学校で歴史や地理の学び方、感じ方がどれだけ異なるんだろうかと思う。
仮に全く同じ授業を受けても、前提条件が全く違う。
特に歴史のある土地ではそう思うことが多い。
40分ほど見学をして、ホテルに戻る。
荷物をまとめ、10時チェックアウト。
これで長崎市内は見納め。
長崎駅へ向かう。
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Huis Ten Bosch、森の家へ
シーサイドライナー佐世保行き。
乗車時間は約1時間半。
向かうはハウステンボス。
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大村湾をぐるっとまわる。
後半はほぼ海沿いの車窓。
長崎空港が世界初の海上空港で、大村湾にあるなんて今まで全く知らなかった。
穏やかなそこは、琴の海とも呼ぶそう。
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昨日のカステラの余りをおやつに食べたり、ハウステンボスのガイドブックを読んだり、寝落ちしたりしながらまったり過ごす。
そう、今回はハウステンボスのガイドブックも買ったのだ。
事前のイメージは、チューリップと風車の景色、経営悪化によりH.I.Sが再建し、変なホテルがあるところ、ということだけ。
何があるのかもよく分からない上に、その広さは日本一。
少し前にチケットがパスポート制になったので、ネットの情報だといまいち要領を得ない。
やっぱりこういう時、本のガイドブックって携帯性も一覧性もあってすごく便利だった。
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12時半過ぎ、ハウステンボス駅着。
駅からのこの風景は、なんだか舞浜を彷彿とさせる。
Huis Ten Bosch、オランダ語で森の家。
オランダ政府の協力や助言に基づいて街並みや建物が再現され、オランダ王室の宮殿をも許しを得て忠実に再現されてるという。
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普通にクルマが出入りしていることで、街並みに現実感を出ている。
これはあれだ、子供より大人が楽しいテーマパークだ。
まずは腹ごしらえ。
フラワーロードを抜け、アトラクションタウンにあるガイドブックに載っていたお店に探す。
ご当地グルメ第6弾として、佐世保バーガーでランチ。
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食後はアトラクションタウンでVRのコースター(疾走感はあるけど、Gがかからないので少し物足りない)とかショーとかを1時間ほど楽しみ、続いては最奥、パレスハウステンボスへ。
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目当ては館内で開催中の、大胡蝶蘭展。
蘭に埋め尽くされる館内。
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たくさんのお花は華やかで見ていて楽しい。
15時を回ったので、ソフトクリーム食べて休憩。
園内中央のアムステルダムシティに戻ってくる。
広いから、戻ってくるだけで15分くらいかかる。
マイナス10℃のフラワーアイスカフェやトリックアートを見て、アドベンチャーパークでレールコースター疾走して16時半。
いったんここで出国することにする。
変なホテル
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この日のお宿は、ハウステンボス隣接の変なホテル。
一度来てみたかった。
メインゲートでロッカーに預けていた荷物をピックアップし、道沿いに進む。
シャトルバスもあるようだが、タイミングが悪かったので歩く。歩いても10分しない程度。
外観は普通。
建物に入ると、目の前にインパクトあるクロークが。
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おぉ、カッコいい。
しかしなんと言っても、変なホテルと言ったらこの受付でしょう。
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恐竜さんに受け付けてもらおうと思ったけど、3Dホログラムのタッチが上手くいかず、断念して別の端末でチェックイン。
ロビーにはロボホン音楽隊が居たり、無人の変なバーやアメニティなどの自販機、無人のスマートコンビニなどやど。
全然写真を撮っていなかったことが悔やまれる。
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建物は何棟かあり、それぞれデザインが違うが外観はどれもシンプルモダンと言った感じ。
本当にスタッフは少なく、部屋に着くまでお掃除ロボとしかすれ違わなかった。
30分ほど部屋で休憩。
再入国
17時40分、再入国。
変なホテル宿泊者はアドベンチャーパーク横のゲートを使用できる。
むしろ位置的に、変なホテル宿泊者用のゲートだろう。
暮れゆく中で、灯り始めるイルミネーション。
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その広さと相まって、世界最大級の規模のイルミネーションとのこと。
1300万球の光、といわれてもよく分からないが、進んでも進んでもイルミネーションなのは凄かった。
運河はレインボーに彩られ、噴水あがってパレード、とかもうよく分からん状況。
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生演奏とかちゅーりー(ハウステンボスのキャラクター)の着ぐるみとか乗っている船が何艘も。
ちょうど始まりから終わりまで、橋の上のいい場所で観覧できた。
しかし季節は2月、じっとしているのは寒かった。
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白銀の世界、アムステルダムシティのチャペル前。
普段だったら絶対買わない記念撮影の写真を思わず買ってしまった。
19時半にバーバータウンのお店で夜ご飯を食べ、向かうは2度目のパレスハウステンボス。
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この宮殿の壁を舞台に、3Dプロジェクションマッピングが繰り広げられる。
建物の凹凸にあわせてマッピングされているから、場面ごとに全く違うお城が現れて凄かった。
裏のお庭のジュエルイルミネーションショーも見て、20時半、最後に向かうは観覧車。
の前に、バーバータウンのスナイパーゲーム(エアガン)で遊ぶ。
私はスナイパーライフル、旦那はマシンガンを選択。
記念に貰ったターゲット、初エアガンにしてはなかなかいい腕してるじゃん私。
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さて、特にパレスハウステンボスが奥まったところにあるから、戻るにも時間がかかる。
観覧車に乗れたのは21時ごろ。
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時間があれば、もっとゆっくりお店まわったり、右の塔登ったりしたかったけど。
VR系のアトラクションで自分一人機材トラブルで楽しめなかったりもしたけど。
その広さ故、移動時間に思いの外時間を割かれたし歩き疲れたけど。
それでも初ハウステンボスは、とても楽しかった。
帰路
翌朝は、変なホテル併設のレストランで朝食をとり、10時のチェックアウトぎりぎりまで部屋でのんびり。
タクシー呼んでバーバータウンまで。
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バーバータウンは無料エリアなので、チケットなくても入れる場所。
ここから長崎空港までフェリーで行ける。
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11時過ぎに出港しサウザンドサニー号とすれ違って、約1時間で長崎空港に到着。
最後のご当地グルメ、第7弾は五島うどん。
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14時過ぎ発の飛行機に乗り、羽田へ。
船から飛行機への乗り継ぎは非日常感が満載だった。
* * * * *
一年前のこの時はまだマスクは日常ではなかった。
花粉症でもないし滅多に風邪もひかないので、一日中マスクをして過ごすなんて、この時がほぼ初めてだった。
この旅行の後、徐々に日常でもマスクをするようになり、1ヶ月後にはマスク入手が困難になり、約2ヶ月後には最初の非常事態宣言が出ることになる。
2泊3日の長崎旅行、とりあえず初めてだったのでメジャーどころを詰め込んだけど、それでもまだ行けなかったメジャーどころがいっぱいある。
また行く日のために、色々調べておこう。
その時はマスクせず過ごせる日常が戻っていることを願って。
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