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[出張ついで旅 大分編] お仕事前後の駅前散策

1年半ぶりの出張に行ってきた。
1年半ぶりに一都三県から出た。
そう書き始めてから、2ヶ月も経ってしまった。

2年3ヶ月ぶりの飛行機に乗って、初めて大分の地を踏んだ記録、前編。

旅行日:2022/5/26(木)〜29(日)

初めての大分

今回のお仕事は、大分市内で金曜日のお昼から夕方までという絶妙な日程。私は何も言ってない。今回初めて会う営業さんのセッティングだ。

さて、大分。
今まで縁もゆかりもなく、知っていることといえば別府と由布院を有し、おんせん県を称していて、指原莉乃の出身地であるということだけ。
空港と大分市との位置関係も分からない。
ついで旅をするにも情報を持っていなさ過ぎるため、ガイドブックを買うところから出張準備が始まった。

金曜日の朝出発ではなかなかちょうど良い時間帯の飛行機もなく、始発に乗りたくないと懇願して前乗りさせて貰うことにした。今はモバイルPCもあるから、どこでも仕事できるし。
金曜日まっすぐ帰るのはもちろん選択肢にないから、日曜日の夕方の飛行機をおさえた。
公共交通機関のみで行きやすいのは、やはり別府か由布院か。別府は、1人よりも誰かと一緒に行った方が楽しそうだなと思い、由布院に行くことにした。

木曜夕方の飛行機で、とっぷりと暮れた大分に到着した。
2年3ヶ月振りの空の上は、雲に挟まれた白い世界だった。
空港から大分市内行きのバスに乗り込むと、別府湾の曲線に沿って見える灯りを辿ってゆき、大分駅前で下車。
いざ大分、初上陸。

どこからどこまでが駅舎で駅ビルなのだろう。ライトアップが格好良い。そんな事を思いながら、駅から徒歩10分のホテルを求めてキャリーケースを引く。

この日は早々にホテルで就寝。

今年初の真夏日だった

目が覚めると快晴で、別府湾が広がっていた。

連泊でお得に泊まれるプランがあったので、今回のお宿はホテル日航大分オアシスタワー。眺望が素晴らしい。
地図で眺めて距離が近いことは目には入ってるはずだけど、大分市も別府も、海と山両方がすごく近い街なのだと改めて実感する。

素泊まりだったので、朝ご飯を食べに外に出る。
セントポルタ中央町にある喫茶店でモーニングを頂いたら、少しばかり散策。

前夜は気付かなかったが、駅前からホテル目の前までずっとアーケード街で繋がっていた。アーケードがあるだけでちょっとワクワクする。
駅からの流れに逆行しながら素敵なアーケードを抜けると、通りの向かいに大分銀行赤レンガ館。東京駅と同じ辰野金吾による設計だ。

そのお隣、トキハ大分1階に入っているスタバでご当地マグをゲットしたら、朝の散策タイムは終了。
ホテルに戻ってもリモートワーク。

* * * * *

営業さんとの待ち合わせは昼前、駅前で。
ということで駅に向かった。

とり天が有名だとはガイドブックで予習していたが、こんなにも鶏推しとは思わなかった。金の卵産んでるじゃん。

まだ少し時間があったので屋上ひろばへ行ってみたら、ここでも鶏がお出迎え。

ちなみに鶏だけではなく、鉄道神社やミニトレインが走り、二重階段の御堂があるという不思議空間だった。

大友宗麟像の前で営業さんとも無事合流し、客先訪問へ(今回の出張の主目的)。

* * * * *

お仕事を終わらせて15時半。
客先へ行く前に事務所に寄ったこともあり、再び事務所による必要も無かったので、じゃあここで、と交差点で解散となった。

まさかの交差点から始まるついで旅。
折角なのでホテルに戻る前に、交差点からほど近い大分城址公園まで。コロナ関連対応の何かしらで中は立ち入りできないとのことだったけど、チラッとだけ。

お城の南に県庁、西に市役所、駅まで徒歩15分。
きゅっとコンパクトにまとまった街、という印象だ。

この日は今年初の真夏日となり、燦々と陽が降り注ぐ。
とりあえず暑いから赤レンガ館へ避難し、併設されているカフェ、タウトナコーヒーで一休み。
壁際のカウンター席はコンセントもあったので、ついでにPC広げてちょこっとだけ仕事の後片付け。
館内は土産物ショップも併設されているが、特に仕切りもなく、天井も高いためとても広々としており、心地よい空間だった。

ホテルに戻っても17時前。まだ時間はたっぷりある。
ということで、当初予定にはなかったが県立美術館OPAMへ行ってみることにした。ホテルからは渡り廊下のように道が繋がっていた。

外の階段とかもお洒落だなーって思ったのに、写真全然撮ってなかった。疲れてたのかな。

おんせん県を体験しに

常設展を見て再びホテルへ戻り、18時過ぎに再び活動開始。目指すは再びの大分駅。

出張前に上司や同僚など複数の人から、「駅直結のホテルが、屋上露天があってお勧め」と言われた。
パックでもないし、お高くてそのホテルは泊まれないとはなから諦めていたが、ランチ中に営業さんからお風呂だけなら宿泊客じゃなくても入れるよとの情報を入手。

お風呂入ってどこかお店入ってご飯食べてから帰ってこよう。でも風呂上がりのすっぴんでお店入るのも嫌だからテイクアウトにしようかな。
とかなんとか考えながら、駅へ向かう。

駅徒歩1分、エレベーターを19階で降りた先はCITY SPAてんくう。
岩盤浴とかあまりよく知らないし1人でオロオロしたくないし、入浴だけのプランを選択。バスタオルとフェイスタオルも付いてて1600円。
(ヒーリングプラン2000円だと岩盤浴とかサウナとかも利用できる)

体洗ってさっぱりしてから、噂の露天風呂に向かう。
21階にある露天風呂とかちょっと意味分からない、と思ってた。

いやでもこれがもうね、最高でした。
時間は18時半過ぎ、もうすぐ陽が沈むというタイミング。
刻々と表情を変えるマジックアワーの空と、光を飲み込んでゆく別府湾、陰を織りなす九重連山。そして徐々に煌めき始める大分の街並み。
お湯も風も、暑すぎず寒すぎず。約1時間、ずっと景色を見ていられた。

これは皆が口を揃えてお薦めするだけある。私もお薦めする側に賛同する。

そんな感じでサッパリ気持ち良くなったお風呂上がり、閉店間際の駅ビルのお惣菜屋さんによっても既に商品はほぼなく、ホテルまでの道中のお店もなんだか入りづらく、結局コンビニでおつまみ買って帰った金曜日の夜。

それだったら、ヒーリングプランでカフェバー利用もありだったかなー、なんて思ったり思わなかったり。

出張で全く知らない土地に1人で来たのも久し振りだ。
今後仕事で大分に行くことはそうそう無いと思うが、ちょっとずつ街を知っていく楽しさを思い出した、そんな1日だった。

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