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ワールドカフェ

 ワールドカフェと言えば、昔参加した六本木の場を思い出す。当時は2021年よりも自分を含め、対話についての理解がまだ浸透していなく、参加者にはいろいろな人がいた。当たり前の様に自分の意見を押し付けてくる30代の男性。私にどんな面白い話をしてくれるの?という姿勢で座っている30代の女性、自分がどんなにすごい人なのかわかっているのかだけが心配で仕方なく長い長い自己紹介する20代の男性など、今までマウントとポジショントークの世界でしか生きてこなかった人がたくさんいた。
 対話というのはフラットな関係性の中ではじめて成立するコミュニケーション。フラットな関係性を作るのは結構大変で、まず今の自分を許し受け入れ世界に対して信頼をもっていること、そして、その信頼に基づき他人尊重し丁寧にコミュニケーションができることが求められる。そんなことができる人はそんなにいない。一方、いま自分が掴んでいることを手放せば対話は誰でもうまくできる。そこが対話の本質だと思う。

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