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論文記録8 高階秀爾「アカデミー・ジュリアンと徳永仁臣」
おはようございます☀今朝の論文は、高階秀爾先生の「アカデミー・ジュリアンと徳永仁臣」(『近代画説』5号、1997年)です。
短いので、章立てはありません。
アカデミー・ジュリアンで学んだ日本人画家を調べていた時に不明だった「H・トクナガ」が徳永仁臣だと判明した経緯と、徳永仁臣の画歴などを紹介されています。
徳永仁臣は渡仏の船で与謝野鉄幹と同行して親しくなり、同じ船に満谷国四郎、柚木久太もいたとのこと。船での出会いって、結構気付かないんだけど、この前黒田重太郎の記事を読んでいたら、黒田重太郎は渡欧の船で日本画家・石崎光瑤と一緒になって交流したという不思議な接点があったりした。面白い。
アカデミー・ジュリアンでコンクール入賞すると、皆、一つの区切りとして辞めるらしい。へー。
ここで、高階先生が「G・クワシゲ(詳細不明)」とされているのは、(もうきっと先生もお気づきでしょうが)渡欧画家の桑重儀一ですよ。間違いない。
徳永仁臣の関東大震災の惨禍を描いた22点のシリーズ(東京都慰霊堂)、見てみたい。展覧会あったみたいだけど、見られてない。。。高階先生、絶賛されておられます。
9分
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