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論文マラソン30 古田亮「イメージからテキストへー横山大観の富士をめぐる言説」

今日の論文は前に読んだことあるけど、久しぶりに再読しました古田亮さんの「イメージからテキストへー横山大観の富士をめぐる言説」(『イメージとテキストー美術史を学ぶための13章』ブリュッケ、2007年)です。

目次構成:
はじめに
テクスト論
絵画作品からテキストへ
大観という画家
大観の富士
「大観が語る」大観の富士
「大観を語る」が語ること
「大観を見る」が語ること
課題と展望

後半の大観の富士図に関する言説史を分析しているところが面白いです。
大観の富士図って研究らしい研究や詳細な分析があまりないのだということにも、気付かされました。

18分

あわせて読む 北澤憲昭「モダニズムと戦争画ー「横山大観」という問題」

こちらは北澤憲昭さんの「モダニズムと戦争画ー「横山大観」という問題」(『「日本画」の転位』ブリュッケ、2003年)です。

どちらもすでに古本なんですね〜。
大観の富士図を「戦争画」「翼賛画」として分析。「大観のコースが、モダニズムからアヴァンギャルドへ、そしてプロレタリア美術へと至るコースと時代的に重なり合う」と分析されている点も面白いですね。

15分

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