『タリーと私の秘密の時間』シャーリーズ・セロンvsワンオペ育児…8/17(金)~公開
原題:Tully ★★★★☆
私にも、タリーが来てほしかった!
シャーリーズ・セロンの驚異の体重増(18キロ)や体形の激変ぶりが話題となっていますが、ワンオペ育児に、産後うつなど、日本のママさんたちにとっても聞き捨てならないテーマが描かれます。
世のお母さんにとっての“産後あるある”、“育児あるある”はもちろんなのですが、
まったく持って自覚のないお父さま方にも、ぜひ観ていただきたい。
子どもはあっという間に、大きくなります。それを見逃したくない気持ちもよくわかります。
完璧ママでありたい、という願望も致し方ありません。
でも、自分が壊れたらお仕舞いなんですよ。
それに、
自分の幸せは自分で決めるんですよ。
監督は『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。シャーリーズとは『ヤング≒アダルト』以来の再タッグで、脚本は『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したディアブロ・コディ。『ヤング≒アダルト』も彼女の作品。
『JUNO/ジュノ』『ヤング≒アダルト』、そして本作『タリーと私の秘密の時間』は女性3部作ということで、コディ自身の3人目の出産直後の体験がもとになっているそう。
また、まさに救世主といえる謎のスーパーベビーシッター・タリーを演じるのは、『ブレードランナー2049』『オデッセイ』、そして新作『ターミネーター』にも抜擢されているマッケンジー・デイヴィス。
『オデッセイ』で、あ、マーク・ワトニー生きてるやん!と最初に気づく、あのメガネ女子、『ブレードランナー2049』でKに近づく妖しい娼婦を演じており、作品によってまるで印象が違う。
後々、シャーリーズ姐さんのような女優になるかもしれない存在。
いったい夜に現れて、朝には姿を消しているナイトシッター、タリーは何者か? “私”はやすやすと心を許してしまっていいのか? という疑問が頭をもたげる中、明かされる真実にぜひとも愕然としてください。
あのCMをつくり、ゴーを出した人たちにもぜひ観てもらいたい!ですね。
※シャーリーズ・セロンについて書きました。
シャーリーズ・セロンが示す、女優が“体を張る”意味…『マッドマックス』から『タリー』まで
>> シャーリーズ・セロンが18キロもの体重増量を行い、3人目の子の妊娠中から出産後の姿を文字どおり“体を張って”演じた『タリーと私の秘密の時間』が日本公開され、話題となっている。
彼女の今作での激変ぶりには、すでに「見事なおばちゃん体型」「子育てに心身ともに憔悴しきった姿をリアルに演じてる」「体をしっかり作って見せてくれる母の姿」「女優魂がすごい」といったコメントが続々。
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