Netflix『好きだった君へ:P.S.まだ大好きです』 配信中
原題:To All the Boys: P.S. I Still Love You ★★★☆☆3.5
前作の『好きだった君へのラブレター』が好きだったので。
好きな子にこっそりラブレターを書きつつ、“実際には送らず”にいたララ・ジーン。しかし、あるとき出すつもりのなかったラブレターが5人の男子に届けられ、その中には学校一の人気者ピーターも。
今の彼女にやきもちを焼かせたいピーターの提案でふたりは偽カップルになるも、いつの間にかお互いに、本当に好きになっていて…という物語
の続編になります。
『スウィート17モンスター』的な想像力豊かで、不器用な女の子の学園ラブコメをアジア系のラナ・コンドル主演でやる、というのが今のNetflix映画。
オークワフィナが出演している『エンド・オブ・ハイスクール』なども、この類いかも。Netflix作品はこうした傾倒が充実しています(大手スタジオが作らなくなったジャンル)。
ハッピーエンドで終わったはずの物語を、今回どう描くのかと思えば、
かつて出してしまったラブレター(これは妹ちゃんのしわざ)を受け取った男子のひとり、中学時代に大好きだったジョン・アンブローズからまさかのお返事が来て、しかも偶然に再会してララ・ジーンは揺れ動くことに。
彼氏のピーターは、「13の理由」で描かれる体育会系とはまるで異なる、爽やかで、決してチャラすぎないナイスガイ。みんなから人気があるのも納得な男子。
バレンタインデーにはロッカーが溢れるほどの贈り物をされるピーターに自分はふさわしくないのではと思い、あるべき“彼女像”がわからないと困惑してしまうのです。
無事カップルになったら、はい終わり、ではないわけで、ふたりが関係を本格化していくための試練が描かれています。
特に、ラクロス部のスター選手であるピーターいわく、“彼女はみんなそうしてる”というのが、ユニフォームを着て彼の試合の応援に行く、というもの。
「うへぇー」と思ってしまいました、ララ・ジーンはそんな子じゃないでしょうが。
ピーター役のノア・センティネオは前作『好きだった君へのラブレター』のほうが魅力的だったかな。忙しかったのかも。前作で一躍ティーンの憧れの的となった彼は、映画『チャーリーズ・エンジェル』にもナオミ・スコットの同僚で、エラ・バリンスカと恋に落ちるというおいしい役で出演しています。
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