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ぼくのBL 第十四話(アイコン変えました)

 どうもこんばんは。アイコンを変えてみました。Twitterや読書メーターで使用しているものと統一します。そんなことはさておき。

 12回(前々回)の記事で大騒ぎしていたリアルアイドルの件ですが、早くも致命傷になってきており、沼に片足を突っ込んでいます。その経緯はこの日記でついでに書こうと思っていましたが、とても片手間に書けるような内容とボリュームではなくなってきているので、今回は諦めて本の話題に終始しようと思います。
 ヘッダに載せた写真は、左が先日購入した『死と奇術師』トム・ミード、右が自家製本の『ビフォア・サンライズ』うえぴー、です。

 ということで、今回は「袋とじ」の魅力についてのお話。

 下のツイートは、私はトム・ミードの『死と奇術師』を買ったときのツイートに、なんと著者からいいねとリツイートをいただいたときのスクショです。

 作者に補足されるって嬉しいですよね。アイドルの追っかけをやってて同じ状況になっても同様にテンション上がります。
 ということで、早いうちに読まなくちゃ、作者に届くような感想を書かなくちゃと感じつつ、これまで私の本オタ人生を横切ってきた袋とじ本について思いを馳せてしまうのです。

 大昔の話でいうと、現物をみたことがないレベルでは、島田荘司の『占星術殺人事件』の初版が袋とじだったそうで、手に取った読者に対する羨望が胸を焦がしたものです。
 同じころ、創元推理文庫の『歯と爪』(バリンジャー)を入手して読んでみたものの、当時中学生の私はいまひとつピンと来るものがなく、消化不良のまま袋とじ初体験を済ませたのでした。これは近いうちにリベンジしようと思っています。
 以降のことは駆け足で振り返ります。
 講談社ノベルスで出ていた「密室本」というのは本全体が袋とじになっているので、立ち読み防止以外のメリットと高揚感はありませんでしたね。
 講談社文庫でいうと、『どちらかが彼女を殺した』『私が彼を殺した』(東野圭吾)は、ネタバレの解説が袋とじになっているもの。『どちらかが』は地元でやっていた読書会で取り上げ、袋とじを開けないまま推理を全員で開陳し、その後に袋とじを開けるという企画をやりました。全員討ち死にでしたね。
 それから歌野晶午『放浪探偵と七つの殺人』講談社ノベルスは、七つの短編の解決編が巻末に袋とじになっているもの。もったいなくてまだ開けてないです(ということは本編も未読だな貴様!)。
 折原一の『倒錯の帰結 監禁者 首吊り島』講談社は、本文の真ん中に袋とじがあるもの。?とお思いでしょうが、2つの中編が上下逆に印刷されていて、この本に天地はありません。不思議に思う方は現物を手にしてみてください。
 そして何と言っても泡坂妻夫の『生者と死者 ~酩探偵ヨギガンジーの透視術~』新潮文庫ですね。↓コレ


 そんなこんなで袋とじ大好き人間の私は、ついに自分で製本してしまいました。
 二次創作小説を書いているのですが、その中に袋とじを入れてみました。
 製本自体は前からやっていたのですが、(ひょっとして袋とじだって自分で作れるんじゃないか?)と思ったのです。
 どんなふうに製本してるのかは、別の機会にお伝えしようと思いますが、この袋とじってやつは、ただ用紙を袋状にするだけでは不親切でして、なるべく最小の手間で袋を開けられるようにしなくてはならないのです。
 具体的に言うと、袋の折り目の部分にミシン目を入れると、カッターなどで切る際にスムーズなんですよね。
 ということで、ホームセンターで専用の裁断機(ミシン目カッターが付いているもの)を購入しました。
 3枚目の写真で確認できるでしょうか。


 他にも袋とじにしてみたい自分の作品があるのですが、構想だけで執筆に至っていないという状況です。早く書かなくては。
 そんなことを思いながらも、現在の興味はやはり仮面女子に集中しておりほかの作業に手が付かないのです。
 次回はまたアイドル話になりそうな予感です。ごめんなさい。
 それでは、良い夢を!

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