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初心者はパッシブな運用、ETFから始めてみるのがよい

個人でも投資家は投資家です。

iDecoでもNISAでも、それは変わりません。

人生というのは大きな事業です。

となるとその事業の中に『投資』を入れるかどうかという決断です。

今日は、投資家の初心者が何かから始めるのがいいか、というお話をしようと思います。

私自身は財務会計の専門家ということもあり、ファンダメンタルな投資家を志向しています。

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投資家のスタイルとしては、

パッシブな投資家、直感的投資家がいます。この層は、会計情報を利用することなく投資を行います。

一方で、ファンダメンタルな投資家は、企業情報を分析し、根源的な価値、つまり企業の価値情報を読み取り投資を行います。その際にはデイフェンシブに考えるか、それともアクティブに考えるかによって見方は変わってくるでしょう。

大多数の投資家は、リスクを避けたいけど、リターンある程度は得たいという人がほとんどだと思います。でも運用方法は分からない、という人はどうしたらいいでしょうか?

そうした人はまず、パッシブな運用から入ってみるのはどうでしょう。

パッシブな運用では、市場のインデックスに依拠した投資信託を購入することになるでしょう。で、この投資信託商品の数はメチャクチャあります。

ありすぎて分からないし、証券会社の人に勧められるままに買ってしまった・・・とならないように、まずはExchange Traded Fund(上場投資信託、ETF)あたりから購入してみるのがよいと思います。

ETFは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、NYダウ等の指数に連動するように運用されている投資信託の一種ですが、証券会社に口座を開けば、株式同様手軽に売買できます。

ETFの特徴は株価指数とリターンが連動しているので分かりやすい、つまりリスクを把握しやすい、手数料が安い、というメリットがあります。

また株価自体をみたことない!という人にとってもこうした指標をチェックするのによいですね。

おそらく・・・ですが、証券会社は積極的にはETFをセールスしてこないとは思います。

なぜか?

実は証券会社にとってあまり儲からない商品なんです。

ETFは、日経平均、トピックスなどの株価指数を指標化して商品化しています。究極の分散投資策です。

商品設計がシンプルなため、証券会社に支払う手数料も安くですみます。

ですが、手数料が安い=証券会社があまり儲からない、という構造でもあります。

なので、複雑な投資信託が高リターンで低リスクである、というセールスをしてくるケースもあると思います(もちろん、良心的な人もいると思いますので、そうとは限りません)。

となると、ついつい、勧められるままに複雑で手数料が高い投資信託を買ってしまった・・・ということになりかねません。

もちろん、リスクが把握できていれば、それもいいと思います。

ですが、初心者が実態が分からない投資をしない方がよい、です。

投資の基本は、「自分が分からないもには手を出さない」です。

ETFのような経済指標と連動している商品はリスクを把握しやすく、管理がしやすいというメリットがあります。

ETFばかりで投資していてもあまり面白くない(面白さを追求している人は多くないと思いますが)と感じる人は、次のステップでファンダメンタルな投資家にシフトするのはどうでしょうか?

会計情報の分析するサークルは多くあります。こうしたサークルに入ってみて色々とみてみるとよいでしょう。私のおススメは独学で分析しない方がいい、ということです。分析には個人の主観が入ります。なので、その主観を出来る限り排除して分析するためには、色々な人の意見を聞く体制を整えることが何より重要です。


まずはこうした人たちのnoteや書籍を購入してみて、よさそうならサークルに入ってみてもいいでしょう(募集は不定期で行われているはずなので、募集がない場合は待つ必要があります)。出来れば実際にサークルに入って、自分の分析結果を他の人に揉んでもらった方がいいです。主観をなるべく取り除き分析する。それが何より重要です。

なお、ここでの話はリスクのある投資をする、という前提にしてます。

リスク0で行きたい、という人もいると思います。iDecoなどの老後の資金であればリスク0でいくのも悪いやり方ではありません。株価と連動した商品だと、株価が下落したら、老後の資金も一緒に消えた…となりかねません。

そうした場合は元本保証のある商品を購入し、税メリット、つまり節税メリットを享受する、というだけでもよいと思います。

かくいう私も老後の資金ではリスクを極限まで落とした運用を志向しています。

投資のやり方は一つではありません。

投資した資金の最終的な使い道に応じて取るリスクを考えてみる、が前提であることを今一度確認して自分の投資スタイルを考えていく必要があります。

ここで書いていることも一つの意見。答えは一つではない。自分なりの考え方を色々な投資スタイルをみながら確立していきましょう。

ただ、誤ってリスクを取り過ぎないようにしてください。

どんな商品を買ってもよいと思いますが、どんなリスクがあるのか?ということだけは把握しておくことを心がけてください。

それだけは忘れないでほしいです。

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