お金との向き合い方を学ぶ:記録をつけ、説明がつくようにしておく
理想論的な話をします。
大学で学生さんと話していると、
就職
ということにすごい頭が支配されてるんだなぁということに気づきます。
「会計をどう活かしますか?」
オンラインでのコメントもらったら、
多分、7割以上が就職活動に役立てたい、と回答しました。
まぁでも、この間のレポートが、あなたの働きたい企業を分析してみよう、というお題でしたらから、意識がそっちに行き過ぎたのは私のせいですね汗
でも一つ頭、念頭において欲しいのは、就職でよいところに行くためだけに会計を使うのではない、ということですね。
いや、もちろん、会計を活かしてよい就職先を探す、もしくは自分の好きな会社を探すということが是非して欲しいと思っています。
でも、会計情報を深く読み取れるようになると会社の性格も分かるようになってきます。
となると、あ、この会社はこうした経営方針で運営していて、それが財務諸表上にもこのように表れている、とか、も分かるようになってくる。
そうしてこんな魅力的な企業に入ってみたい!
そう思って欲しい気持ちがあります。
それだけでなく、企業に入ってからも会計は役立つはずです。
なぜならば、儲けということから切り離して企業という組織体は成り立っていないからです。
配属される部署にも寄りますが、会計的な思考を身につけることで得られる感覚は実務、社会で働いてからの方が多いと思います。
お金とシビアに付き合わないといけない。
それが大人になるということですから。
もっと究極的なことをいうと、会計は生涯を通じて人生を豊かに生きるために使ってほしい、と思ってます。
お金から離れて私たちは生活をすることは出来ません。
だからこそ、お金に対する説明力を向上させていく、つまりお金の使い方を説明できるようになる、有効に使うようにすることを心がけていくことが必要です。
人生においてお金とどう向き合いますか?
それを学ぶきっかけとして、お金の記録を付ける、説明できるようにしておく。
この2点を心がけることで人生のお金の向き合い方が変わって来るかもしれませんね。
そして忘れてはならないのはお金には人のお金と自分のお金の2種類があるということ。
自分のお金についてしっかりと管理するけど、人のお金は湯水のように使う・・・
そうしたことはあってはなりません。
大事なのは、人のお金であっても自分のお金を扱うように、いや預かっているお金だと思って、丁寧に説明がつくように使う事、ですね。
誰から何を言われても正々堂々と出来るように。