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人生を豊かに生きるための会計力

人生を豊かに生きるために会計は必要である

そういうと笑われるかもしれませんね。

ですが、私はこう思っています。

というのも「お金」というものからは誰も逃れらないからです。

そして「お金」を取り扱う学問が会計です。

だから会計は「俗な」学問なんです。

高尚な学問ではないです。

「だからこそいいんです」

時に避けられるお金に関する問題

このことを正面から取り扱えるのは会計とファイナンスなどでしょう。

もちろん、経済学、経営学も含めてもいいかもしれません。

会計の拘りというか特徴は、貨幣、つまりお金で測定できるものを重視するという点です。

逆にお金で測定できないものは重視しない傾向にあります。

会計の仕訳も、金銭の移動が発生した時に行われます。

その記録をいかに忠実、正確に行うか。

そうしたことで発展してきた学問です。

もちろん、非財務情報、つまりお金に直接関係しない情報も重視されつつあります。

ですが、企業のパフォーマンスを測定する手段としての貨幣情報の重要性が低くなることはないでしょう。

よくある誤解

「会計はお金儲けに役立つ学問である」

その答えはNOとしておきましょう。

間接的に役立つことはあります。

会計の仕組みをしることで、経営の構造や、投資先の分析にも使えます。

結果として、お金儲けに役立った、ということはあります。

一方で、直接儲けの手段として使えるかと言えば、使えません。

会計はお金に関する説明力を高めるための学問です。

お金をどのように使ったのか?

今期どれぐらいのお金を設けたのか?

そうしたことを記録し、誰かに伝えることを主目的として発展しました。

そしてこの「お金」は今あるキャッシュ、現金のことではありません。

将来得るであろう(もしくは失われるであろう)現金を含んでいます。

いわゆる発生主義ですね。

そして、そのお金に関する情報が、期間を区切られ報告されます。

これはどこかで期間を区切らないと報告形式が整わないためです。

だからこそ、期間損益計算というものが生まれたのだといえます。

つまし、その期間の決算の内容を責任をもって説明する手段として会計は用いられています。

会計のスキルを身に着けるということは、お金の管理や説明力がつくということです。

説明力を通じて管理の力がつくという方が正確かもしれません。

誰かに報告しないといけないから(自分自身への報告もありえます)、きちんと帳簿を整えよう。その過程で、お金の使い方についても見直されていく。

それこそが会計の持っている記録の力でもあり、幸せにする源泉でもあります。

お金に振り回されないためにどうしたらいいのか?

お金い関する記録を取っておくこと。そして誰か(自分自身でもいいでしょう)に報告を行うこと。

その二つで、人生は豊かに生きれるのではないでしょうか。

お金に関する記録を取ろう。そこから全て始まる。

自戒を込めて。


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