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掛け合わせを通じて、会計と別の領域を繋ぐ:世界の視点で会計を考え、会計の社会的な役割を考える

会計の研究の仕方は様々だと思いますが、私はやはり会計を掛け合わせで学ぶタイプなんだなと感じます。

会計をコアにして学ぶとすると、会計の利益観を中核にしながら考察していくというアプローチが王道でしょう。伝統的な概念論、基準論もあるでしょう。

王道という定義は難しいですが、例えば、齋藤静樹先生などの一連の著書は、会計基準観というのがよく伝わってきますし、基本的な理論を抑えつつ、国際的な影響も受けた現代の認識、測定に関する諸問題を知ることが出来ます。

あとは、石川純治先生も好きですね。会計に関する現代的な見方について鋭く切り込んで多くの著作を書かれています。

また簿記の原理的なものを追求されているといえば、やはり、上野清貴先生でしょう。コアなファンがいらっしゃいます。

私もこれらの先生方の研究をよく読みますし、参考にさせて頂いています。

特に基本に立ち返らないとと思うときに読むのは、斎藤先生の本ですね。

で、私はどうか?といえば、会計だけを研究するタイプの研究者ではない、ということです。

つまり、掛け合わせで会計を学び、会計と別の領域を接合する、そんなイメージを持っています。

たとえば、企業年金関連の研究をするときにも企業年金関係、アクチュアリー関係の研究者と随分と議論しました。

今進めている保険関係の研究も同じく、です。

進行中のプロジェクトでいえば、こちらもまさにそうですね。

AI×会計の話です。

掛け合わせを通じて、会計と別の領域を繋ぐ。

私が出来ることは接着剤的な役割であろうと思っています。

思えば、師匠の平松先生も、

会計×国際という掛け合わせで研究された方でした。

私もやはり、平松流なのかもしれません。

平松先生から学んだことは、世界の視点で会計を考え、会計の社会的な役割を考える、ということです。

師匠の教えを胸に、私なりに出来る役割を果たしていきます。

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