軸の作り方~振り返り(1)~
ここで一旦、ここまで書いたことを振り返ります。
この作業、そのものは私自身の立ち位置を確認するため、でもあります。
書き進めてどういう心境の変化が?という話については明日(3月29日)に書きます。今回は内容についての振り返りを行います。
1.なぜ軸を持つことが必要なのか?
3月22日の書き始めで「自分だけの軸」を持つという記事を書きました。
つまり、「あいつはああいう奴だから」と思われるための作業です。
なぜ軸を持つことが望ましいのか?
いや別に軸無くていいと思います。
ただ、「軸をもつことが生き方を楽にする」と感じています。
私たち、氷河期世代は、価値観が固定化されていました。
つまり・・・
「いい大学いって」→「いいところ就職すれば」→「将来安泰」
という三段論法です。
この価値観が壊れたのはご存知、「バブル崩壊とその後の就職氷河期」
です。
いい大学にいってもなかなか就職できない、という人が多くいました。
希望通りの就職なんてできません(やりがい?、そもそも就職できません!みたない感じですね)。
「軸」を構築することはぶれない心を育てておく、という意味において有効です。
私たちはロボットではないです。嫌なことがあれば、割り切れませんし、悲しいです。
自分にとって許せないようなことも起きます。許せないこともあります。
私は大学院→大学教員という職を運よく見つけられました。
ただ、それはおそらく運であって(運も実力のうち、と言われるかもしれませんが)、実力ではないです。
この世代が負った傷は、今でもまだ続いています。
2.価値観の明確化とその難しさ
軸を持つことが大事、といってもよくよく考えると、簡単じゃないよね?
ということをお伝えしたかったのがこの記事です。
よくある自己啓発系の本では、軸を作る、言い換えれば自分なりの価値観を明確化することが大事、必要、とは言われますが・・・。
じゃ、すぐできますか?
と言われればできません。
自分の価値観は本当に自分の価値観?
でしょうか?
親から、友達の・・・影響を受けたものではないでしょうか?
「自分だけ」の価値観を持つことは、オリジナリティが必要です。そのためには、一定の期間考え抜き、行動し、試行錯誤していく時間が必要です。
カップラーメンのようにはできない
ということです。
かつ、自分の価値観は、他者への共感を呼べるものであることが望ましい、
ということもお話しました。
もちろん、共感なんていらない
という人もいます。
それはそれでアリだと思います。
これはまた後々触れていきたいことですが、
いわゆる、承認欲求を得る、ということを価値観の中心に置く
は出来るなら、避けた方がいいでしょう。
承認欲求は褒められたい!有名になりたい、という奴ですね。
この承認欲求はとんでもないエネルギーを生み出します。
この承認欲求をうまくコントロールすることが必要です。
それが時に他者を傷付けることがあることも覚えておいた方がよいと思います。
私がかつてそうであったように・・・。
思ったより時間がかかりましたので、その(2)に続きます。
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