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企業は「置かれている状況」と「その動機付け」によって業績をよくも悪くも見せる:Comprix and Muller(2011)を手掛かりに
新型コロナ禍において多くの企業が苦境に陥っています。正確にいえば苦境に陥っている企業もあります。
レオパレスは前年度から業績がよくありませんでしたが、新型コロナ禍でさらに業績が悪化し、希望者退職を募ったら、想定以上に退職して決算業務に支障が出るというまさかの事態に・・・。
こちら法人企業統計調査になります。
9月1日に発表された4~6月期の法人企業統計調査によると、全産業の売上高は前年同期比
会計上のUnintended Consequences(意図せざる結果)をどのように捉えるか?
私の博士の時の問題意識は、企業会計上の適用によって意図せざる結果が起きることをの是非にあります。
企業会計基準自体は、経済政策と中立の立場にあります。
ですが、企業会計基準、もしくは関連する開示規制が、結果として企業の経済行動の変化を誘発してしまうこともあります。
これがいわゆるUnintended consequnces(意図せざる結果)という現象です。
そして企業の行動に影響をもたらす
関連当事者間の不公正な取引を防止する:開示やガバナンスが果たす役割、Hope et al.(2020)を手掛かりに
私はみてなかったのですが、半沢直樹、面白かったようですね。
さて、時々学生にあんな世界あるんですか?
と聞かれるので、お答えしておくと、ないと思います。
もちろん、全然ないかどうかまでは定かではないですが、企業内部の間でも金銭を伴う取引については様々な制限が掛かっています。
その中で注目したいのは、関連当事者間取引に関する開示やガバナンスについてです。
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