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パワハラの記憶。

日大アメフト部だったり、新体操協会だったり、芸能人だったり、さまざまなところでハラスメントが起きていて、報道されている。

一つ言えるのは、暴力はもちろん、言葉や威圧的な態度で、相手を服従させるようなハラスメントはもはや許されるものではない、ということだ。

もう一つ、「これはハラスメントなのか⁉︎」と気がつかず、思い悩むんでしまうことも多いのだろうなぁと思う。

実際自分がそうだった。

「お前、面白くないからな。そうだ、デブになれよ、太ってると愛されキャラとして認知されるから。業務命令な」と言われて、しばらくドカ食いをさせられたことがある。

当時を思い出しても「まぁ、そんなもんか。確かに認知されないことにはなぁ」と、くらいにか思っていなかったけれど。

体重計を購入されてデスクに置かれ、日々体重と食べたものを報告しなきゃいけない状況にされて、体重が増えないと「お前、本当に太る気あるのか⁉︎」と怒られていたので、「冷静に考えれば、あれパワハラ案件だったよな」と改めて思った。

自分に限った話ではなく、こんなやりとりが日本中、いたるところであるんだろうなぁと思う。

「年長者は年下をいじっていい」「結果を出してない奴、ダメな奴には何を言ってもいい」「面白くない奴には何をしてもいい」

そんな文化がある限り、しばらくこの手の告発は続くだろうなぁとも思う一方で、ハラスメントの話がそこかしこから出てくるのは、やはり辛い。

繰り返し、大前提だけれど。暴力はもちろん、言葉や威圧的な態度で相手を服従させるマネジメントは許されるべきではない。

その未来を作れるか。当事者は紛れもなく僕らである。


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