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子育てのおかげで、バランスが取れていた

私も子供が2歳の時からずっと働き続けてきました。

子供が小さいときには、パートのように英会話スクールの講師、
エアラインスクールの講師として、そして子供の成長に伴い、学長や、出張を伴う
仕事を増やしていきました。


この頃、確かに「子供がいなければもっともっと多くの仕事ができるのに」と
思ったことはあります。


子育て卒業のとき


そして娘が大学入学し、うちを出ました。
入学式の翌日、夕方になっても娘が帰ってこなかったとき「あ、そうか今日から
私は娘の帰宅時刻を気にしなくていいんだ」

と気づいたのです。

そして「もしかして、独身時代と同じように仕事ができるの?なんてすごい!!」

と思いました。


その間、16年ほど。

確かに長いです。


10年後

そしてそれから10年以上が経ちました。

確かに仕事はフルアクセル状態でした。
12連続勤務も何度もこなしました。

確かにやればやるほど、やりがいがあり、本当に仕事をしてる、という実感を
持っていました。


しかし、一方で「脳が疲れている」と言われることが増えました。
かかりつけのカイロプラクテイックの先生から、ほぼ毎回言われました。

確かに疲れが溜まって、変調が出ていました。

フルアクセルで仕事をしているので、家事もしていましたが、その時間は激減していました。

子育て中は、実は家事や子供と接している時間が、良い気分転換になっていただと気づきました。
料理は最たるもので、仕事終わりの車の中で献立を考え始めたときから、仕事とは
全く違う脳を使っていると、感じていました。


そう、子育てや家事が仕事との良いバランスをとってくれていたのです。

男性の人たちは、仕事と遊び、でバランスをとっているのだと思います。
女性は、特に子育てを終えた私のような人は、「今までの分を取り返そう」と
思って、仕事だけがむしゃらにやります。

それが結局は、自分の疲労感となっていたのでした。


タイミングよくコロナで、仕事に一時ストップがかかったので、むしろそのおかげで今は元気なのかもしれません。

あのまま、忙しい状態が続いたら、働きすぎで倒れていたかもしれません。

周りが羨ましい


独身の女性だったら。
または、結婚していても子供がいない女性だったら。
そして男性だったら。


全てのケースを考えたことがあります。


独身の女性だったら、確かに仕事はフルアクセルで、且つ遊びも適当にできたでしょう。

結婚していて、子供がいない女性は、少し遊びの部分は難しいかもしれないけど、
仕事は十分にできたかもしれません。

男性だったら、仕事も遊びもフルアクセルでいけたでしょう。


でも、私は子供を産みたかったし、子供が自分の命よりも大事だと思えることが
ありがたいし、嬉しいのです。女性で良かったと思います。

だからこそ、仕事をして、家庭があって、子供もいる人生になったのでしょう。


そして、その子育て期間中を思い切り楽しんできたから、よかったな、と思います。

子育ては仕事に生かせる


子育てが、仕事に生かせたことはたくさんあります。

忍耐

強さ

周りとの協調

集中力(限られた時間で仕事をするからこそ、です)


私は、特に先生と言われる仕事をしているから、尚更です。

お母さんの気持ちもわかるし、生徒さんの気持ちもわかる。

そして今仕事もフルアクセルでできるし、スピードを落とすこともできる。
そして子供もちゃんと自立した。


それでいいじゃないか、今思います。


もっと仕事をしたいのに・・・と思っているお母さんには、子供と接している時間も、家事の時間ももしかするとあなたのリフレッシュになっているだろうし、
それがあるから頑張れるのかもしれない、と私は振り返って思うのです。

もちろん、個人差はあると思うし、それぞれの考え方があるのでなんとも言えない
部分もありますが、一つ言えることは「必ず子供は大人になる」という事実です。


あなたの場合、お子さんの自立まであと何年でしょうか?

お子さんの年々の成長に伴って、仕事量を少しづつ増やせます。
でも、「お母さん」を頼りにしてくれる時代はやがて終わります。


いましかない。

なんでもそうだと思いますが、子育ては尚更です。

後になって、元に戻ってお子さんを小学生に戻すことはできないのですから・・・


子育てはこの瞬間だけ。
でも仕事は後から追いかけられる。

私は80歳くらいまでは仕事をしようと思っているので、まだまだ仕事人生は
続きます。

少し長い目で、そして全体のバランスを考えたら、お子さんと過ごす時間が貴重なものに思えるかもしれません。


余計なお節介だったら、ごめんなさいね。


上野 博美

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